Charの中国滞在記とエンドラーズ

中国広東省深セン(Shenzhen)滞在記、趣味で始めた熱帯魚やエンドラーズを中心に綴っていきます。

覚書: 深夜の熱帯魚引取り

2014-06-08 23:24:12 | 熱帯魚
相変わらずバタバタしています(汗)
ここ深センでは5月後半辺りから既に連日30度超えの暑さになり、6月上旬に入って益々暑くなってきています(大汗)
先週客先廻りに会社の車で出かけた際、外気温モニターで確認したら何と34度(大汗x2)
歳を取るごとに汗をかきやすくなってきましたが、深センのように湿度がメチャメチャ高い場所ですと、外に出てあまり動かなくても汗が滲んでくるようになりました^^;

5月は結局ブログの更新もままなりませんでした。
しかしながらここ最近になって超多忙の中に一筋の光が差してきつつあるのが救いでしょうか^^;

さて今回は恐らく当地ならではの昨日の経験を覚書として綴ってみたいと思います。

「6月6日の金曜日にTaobao(中国のネット市場)で注文した魚が天津から航空便で送られてくる。
エンド同様コリも好きで仕方がないCharにとって、ずっと憧れていた魚だ。
今の経済状況から考えると分不相応なのだが、戻ってこないはずの貸したお金を返済してもらったので、気が大きくなって購入を決意した。
当地の場合航空便で送られた荷物は当人が空港へ引き取りに行くのである。

便名はHU7203海南航空で到着ターミナルは第3ターミナル。
実はこの第3ターミナル、昨年11月末に増設されたのだが、自身は未だ行ったことがない。

元々の予定到着時刻は18:45だったが、送り主から当日連絡が有り、天津が大雨で到着が大幅に遅れて時計が翌日になる6月7日の00:30頃になるとのこと。
家を深夜12時前に出て空港に着いたのが12時半、旅客到着ターミナルで天津からのHU7203便は5分前に到着した事を確認した。
こんな時間でも遅延も含めて到着便が何便もあり、旅客の数も多くて意外だった。
警備のために立っている警察官に航空便の受け取り場所は何処か尋ねたが誰も「知らない、向こうで聞いてくれ」と少し離れたところに居る警官を指差し、たらい回しに。

いい加減にしてくれと思いながら4人目が航空便事務所の電話番号を知っていると言って番号を教えてくれた。
電話をすると貨物ターミナルへ行けと言われたので、旅客ターミナルからどう行けばいいのか、どのくらい離れているのか尋ねると、相当遠いからタクシーか自分の車で来た方がいいと言われた。
ちなみに新第3ターミナルは、馬鹿デカく広くなったので駐車場から来ただけでも遠かった。
しかもナビの地図は2年前の地図なので新ターミナルは一切載っていない。
不安がよぎったので、電話で尋ねた際、「本当に貨物ターミナルで間違いないですね?」と念押しすると、ここは貨物ターミナルじゃないので、電話番号を教えるとのことで、結局電話もたらい回し。

結局3つ目に教えてもらった番号が「航空貨物ターミナル」でこれが正解らしい。
貨物ターミナルとはまた別物のようで、危ないところだった。
タクシーが行ってくれない場所とのことで、歩くか自分の車で来たほうが良いと言われ、歩くことに決めた。

ターミナルを出たところにいた警官たちに聞いたが一向に場所を知らない、時間も時間なので案内所には人っ子一人居ない。
もう既にヘトヘトになってきたが、少し離れた所にさっき番号を教えてくれた警官がたばこを吸っていたので、そこに行って聞いてみたら大体の場所が分かった。

ところが外に出てみると航空貨物ターミナルのネオンが目印で場所は分かったが、直線距離ではそう遠くなさそうなのに、直結している道がない、標識もない。
無駄な大回りをして夜中とはいえ蒸し暑い中を30分弱、大汗をかきながら歩いて漸く航空貨物ターミナルに辿り着いた。
既に深夜2時。

手続きのカウンターで尋ねたがまだ貨物が運ばれていないとのことで30分待てと言われたが、10分待って聞いてみたら案の定貨物が着いたとのこと。
手続きに30元(何で払う必要が??既に先方が輸送費用払ってんですけど?)払って、倉庫に移動。
倉庫で調べてもらったが、未だ倉庫についていないとのこと。
待っている間に5箇所くらい蚊に刺されながら外を見ると大雨!

結局天津の貨物が倉庫に届いたのは3時半だった。
驚いたのは荷物の大きさ80cmキューブくらいの大きさの段ボールで、中はその大きさの発泡箱、今回購入したのはコリ4匹だけなのに何で??
梱包をその場で開けて見ると4つの大きな袋がひとつの巨大な袋にまとめてある。
とりあえず魚の影が4匹とも動いているのを確認して一安心。

サンタのように9kgの袋を担いで外に出たら幸い雨は上がっていたが、30分弱歩けない、いや歩きたくない。
通りにタクシーが来たので駐車場まで行ってくれと頼んだが、当地は理解不能な法律が多くて空港や駅などの周辺では大体一カ所しか設けられていないタクシー降り場でしか客を降ろせない。
何とかお願いして監視カメラのない駐車場にほど近い場所で降ろしてもらったが、巨大な駐車場の入口まで歩かなければ外からは駐車場に入れないので(仕方なく?)柵を乗り越えて入り、眠気と戦いながら運転して帰宅したのが4時半。
それから2時間ばかり水合わせに費した。

長い一日だった、というか土曜日で良かった。
こういう経験はそう無いだろうから覚書として残そうと思う。
しまった!疲れてテンパッていたので何も写真を撮らなかった(大汗x3)」

長々と書いてしまい、お読みいただいた方、お疲れ様でしたm(_ _)m
これは帰宅後水合わせ中の写真です。

コリドラスsp. レセックス

一番右の1匹は到着時からとても調子が悪く、隔離して立て直しに最善を尽くしていますが、今現在非常に厳しい状態です。

たった一日で既に素晴らしい発色を魅せてくれている個体


今回導入したのはレセックス3匹と恐らくデュプリカレウス(もしくはイミテーター)1匹でした。
レセックスは憧れのコリでしたが、半年ほど前中国でも輸入されていて当地でも入手可能なことが分かった時はワクワクしたものです。
コロコロ体型、ハイフィン、飼い込めば飼いこむほどに黒みを増すボディと頭のオレンジ発色、こうした体験を通して手に入れたことは忘れ得ぬ思い出になると思います。
ちなみに中国語名は「黒箭紅頭老鼠魚(HeiJianHongTouLaoShuYu)」例によって直訳するとおかしくなりますので意訳ですが「黒い矢の如き赤い頭のコリドラス」です(それでもおかしい(笑))。

実はコリドラス久しくブログにアップしてませんが、エンドの水槽が増えるごとにコリの種類も増えていまして、それらのコリたちはまた改めてお披露目します。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさまでした。 (Blue)
2014-06-09 09:49:49
本当に大変な1日でしたね!気温を考えると死着も有り得る様な条件ですもんね。
うちも最近カクミさんで珍しくコリを導入しましたが、Charさんに比べたら東京からのハンドキャリーなんて恵まれてますね。
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私にも、あったな、、 (エンドラ爺)
2014-06-09 10:35:18
charさん
お疲れ様でした。私にも同じような経験がありブログ読みながら、妙に懐かしくてね。
米国にいた頃、夕方フロリダからの「カナリア」引き取りに行ったら乗ってるはず便では来てなくて引き取っってニュージャージーへ帰る95号線で朝日を見たことが。
最初、「行方不明」だと、結局アトランタ乗換のはずが、そのままアトランタのゲートの外に置かれている、のをやりとりしながら発見したのが10時過ぎでした。
でもそういう鳥だから「愛着」湧いて、可愛がってましたよ^^。このコリも貴方に稚魚をプレゼントしてくれるはずです、大事にしてください^^。
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お疲れ様でした (かーぷ)
2014-06-09 17:25:18
うげーやっぱ魚のやり取り大変ですねー
ウチはEJさんやエンドのみなさんとのやりとりぐらいなので大変なことは今までなかったですけど空港まで引き取りにいかないといけないんですね、初めて知りました。
空港の人も自分には関係ないからあまり協力的ではなさそうですね。
charさんに頂いた2種もようやく3腹とれて順調に増えてきました、あとはこれから選別がんばります。
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おぉ…。 (ドリフター)
2014-06-09 19:50:52
深夜の大冒険、楽しく拝見させていただきました(笑)
お住まいの地域ではタクシーは乗り場と乗り場を結ぶ小さなバスのようなものなのですね。
もしかして防犯対策の一環なのかなと、カルチャーショックをうけました!
日中に酷暑であれば、きっと深夜でも相当暑いはずですよね。
そんな中、重心のチャプチャプ変わる9キロの重りを抱えて30分も歩くなんて考えられません(笑)
たらい回しの末、受け取りを終えられたとのこと、大変お疲れ様でした(^_^;

あら、弟のjudauさんもコリにハマりつつあるとは以前耳にしましたが、いつの間にやらCharさんまでコリを愛する人になってしまっておられましたか!笑
ダメですよ、エンドで混泳だなんて!(←おまえが言うな)

なるほど、レセックスは黒い矢の如き頭の赤いコリな訳ですね!
黒曜石の矢じりをイメージしましたが、それにしても頭は赤くないですね(笑)
自分ルールの「コリは2000円代まで!」からするとべらぼうに高いレセックスは未飼育ですが、ヴィルギニアエ(別名その1ヴァージニアエ・その2ザンガマ)なんかはお手軽価格な上、飼ってるウチに黒くなってどことなく廉価版レセ(笑)に見えなくもないので好きなコリドラスです♪

コリは種類によっては毒を出して自家中毒を起こす魚なので、一匹ずつ多めの水量でパッキングされることは、輸送上の安全策のうちかと存じます。
しかしながら、やはり全てが無事に届くとは限りません…。
右端の子が調子を崩してしまったのは非常に悲しい出来事ですね…(T-T)
コリマニアであれば、受け入れ時にグリーンFゴールド顆粒か観パラを使用するのが定番なのですが、果たして中国でそれに対応する薬となると…??
何にせよ、右の子が復活してくれることをお祈りします!
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Re: (Char)
2014-06-09 23:00:23
Blueさん
歳のせいか?夜更かしが時差ボケのように効いていて、今だに疲れを引きずっています(苦笑)
Blueさんもコリ導入されたのですか。
興味津々だったりします^^
東京から名古屋のハンドキャリーも大変ですよね、お疲れ様です。
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Re: (Char)
2014-06-09 23:18:06
エンドラ爺さん
貴殿も同じような経験がお有りだったのですか^^;
米国での貴殿のお話から思い出したのが、香港駐在員時代にロス経由でラスベガスへ出張(本当に仕事です^^)で行く際に、ロスの国際線ターミナルから国内線のターミナルまでシャトルがあることを知らずに歩けど歩けど国内線ターミナルが見えず、夜間で歩いている人も殆ど無く、道路清掃の人に尋ねて漸くシャトルに乗れたものの、ラスベガスへの乗り換え便に乗り遅れ、カウンターで頼み込んで次の便に何とか乗せてもらい、ラスベガスに到着したらロストバゲッジで2日後にホテルに届けられた経験が思い出されました(長くてスミマセン)
そうですね、仰るとおり非日常の経験の中で、つまりいくばくかの苦労を伴って獲得したものは「愛着」がひとしおです。
励ましのお言葉を頂戴し、気を引き締めてコリ育成にも励んでいきます!
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Re: (Char)
2014-06-09 23:29:58
かーぷさん
私のブログの表現で誤解を与えてしまったようですが、通常魚のやり取りは日本の宅急便のような業者があり、ドアtoドアで届けてもらえます。
ただ中国は広いですから、天津から深センですと業者にもよりますが早くて2-3日、遅い業者だと5-6日かかることもありますので、今回のケースは少しお値段のはるコリで、深センが既に真夏状態ですので長い輸送時間などのリスクを回避する意味から、送り主が航空便限定で販売に同意してくれたため、自ら引き取りに行くことになったのです^^;
2種順調で既に3腹ですか!さすがです!
ちなみにBlue Starの方は私も(なけなしの)水槽を複数使って表現の違いで選別しています。
返信する
Re: (Char)
2014-06-10 00:26:53
ドリフターさん
空港や駅では一箇所のタクシー降り場orタクシー乗り場でしかタクシーが利用できないのは防犯的な意味もあると思いますが、そうした利用者が多い場所の周辺でどこでもタクシーが利用できるようにしてしまうと、そもそも並ぶことを知らない方々がとても多いので、人も交通も混乱して収集がつかなくなることが一番大きな理由ではないか、と想像してます^^;
深夜でも30度近い気温でかつ高湿度なのが耐え難く、歩く気力はありませんでした(-_-;)

コリは少年時代に熱帯魚を飼育していたころからタンクメイトとしてきたこともあって、当地で熱帯魚飼い始めてからは主たるタンクメイトはやっぱりコリでした(^^)
でも未だ「エンドで混泳」の領域までは踏み込んでません(笑)
中国では魚の名前は漢字表記のみですから、当地で見かけても自分が知らない種であると正体(日本での呼称)を突き止めるのが大変なんですよ^^;
しかもコリは今や非常に細分化されていますが、こちらでは似たような表現のコリは漢字表記で同じ名前をつけていたりしますから、導入した個体をよく観察して検索しないと正体が判明しません(笑)
ちなみにロングノーズっぽいザンガマと思しき個体、実は既に導入済みだったりします^^;
今度コリでブログ更新した際に勘違いしている呼称や知らないタイプについて教えてくだされば幸いです。

コリ毒についての情報深謝です。
右端の子は本日残念ながら☆に(T_T)
グリーンFゴールド顆粒は幸い手元にあり、今回隔離薬浴で使用しましたが、手遅れの状態だったようです。
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