Charの中国滞在記とエンドラーズ

中国広東省深セン(Shenzhen)滞在記、趣味で始めた熱帯魚やエンドラーズを中心に綴っていきます。

2015年深セン初上陸の魚たち

2015-01-23 21:08:43 | エンドラーズ
先週の1月16日に深センに戻りまして、早1周間が経ちました。
本当はもっと早くブログ更新したかったのですが、何かと忙しい日々を言い訳に延び延びになりました^^;

今回の一時帰国の際は、ブログ友でありエンド友であり人生の先輩であるビッキーさんとお会いすることが出来ました(^^)
昼食をご一緒してから、千葉~埼玉の熱帯魚屋めぐりをし、とても楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました(^O^)/
judauともどもお世話になり有難う御座いました。

ビッキーさんから頂いたお魚たちが深センに上陸しましたので、ここに紹介させていただきます。

White Peacock(ホワイトピーコック)Laguna de los Patos North Lake 2004


シンプルなカラーリングで派手さこそありませんが、テールトップ部のピーコック斑とテール付け根のグリーンが美しいです(^^)


Orichid(オーキッド)Cumana 2006


今回ビッキーさんに無理を言って分けて頂きました^^;
写真は発色途上段階の若オスで、これからの成長が楽しみです(^^)

貴重なお魚を頂き、改めて御礼申し上げます。
まずはしっかり維持/累代に努めます。


そして、エンドラーズ以外に、メダカも頂いてしまいました。
当ブログでは初のお披露目ですが、実は昨年より密かにベランダに大鉢(容量40-50L)を4本置いて、メダカを飼育しております^^;
当初導入したのは、幹之(強光)、三色(錦透明鱗)、楊貴妃でした。

ベランダメダカの風景


三色錦透明鱗


浮かんでいるのは飼料です^^;


今回ビッキーさんより分けていただいたのは、流星です。


やはり浮かんでいるのは飼料です^^;

流星をお迎えしたので、それまでの幹之はプラケへお引っ越ししました。
ただし、流星はいわゆる背びれのない幹之ですので、オスが抱卵したメスを上手く抱えられない可能性もあり、ビッキーさんのアドバイスも有り、当地で繁殖した幹之オスの良好な個体を混泳させております。
深センは気候的に1年のうちメダカの産卵が可能な期間が3/4以上と、実はメダカの飼育にはもってこいの気候だったりします。
これから流星の累代にも励んでいきます(^^)


ここからは、思い立ちましてエンドラーズの「固定」に触れてみます。

先ず前提として、エンドラーズに対して「固定」という概念が曖昧であると思います。
系統によってはイレギュラー(表現違い)ということではなくとも、個体差の範疇でも表現にばらつきが出て来ます。
Blue Starを例に挙げますと、個体差による体格/テール/体色などにバリエーションが出ることは以前の更新でも説明しているとおりです。
仮にそれを以って固定されていないと定義してしまいますと、2006年までの採集系統でも同品種の中で個体差による体格の違い/ボディの体色やボディパターンのバリエーション/テールのパターンのバリエーションなど、出てくる系統がいくつも存在しますので、それらは品種として名称を与えられていながら、固定されていない系統ということになってしまいます。
つまり、こうした個体差を指して固定されていないと言い切るには、かくの如く矛盾をはらんでくるのです。

では個体差ではなく、イレギュラー(表現違い)についてですが。
エンドラーズに限らず、生物である以上イレギュラーが出てくるのは至極当然のことで、飼育環境下であっても、突然変異や先祖返り、何万分の1という確率でアルビノが出てくる可能性もあるわけですし、ゴールデンはもっと低い確率でも発生しうるわけですから、こういうイレギュラーがでてくることは至極当然のこととなります。
問題なのは、イレギュラーの発生率/出現率ではないでしょうか。

それから昨今欧州から輸入されている2008以降にベネズエラのCampomaやCumanaで採集されたエンドラーズについて、私自身が知り得ている事柄を下記します。
先ずこれらの魚の採集者からお聞きしているのは、採集者ご自身はラインブリードをしていない、ということです。
採集地別に水槽を分けられておりますが、各水槽には同じ場所で採集されたエンドラーズたちが混泳しているとのことです。
言い換えますと、採集者より魚を入手した際、雄雌ペアでパッキングされていたとしても、産仔された仔が親オスの表現とはまったく違う、ということがままあります。
これは、混泳水槽から個体を分けていただくので、その時点でメスが既にその水槽の中の別のオスと掛かっており、その別オスの仔が産まれたということであって、上記のような個体差やイレギュラーで出てくるものとは異なります。

そして、今回の一時帰国でマッキーさんともお会いすることが出来ました。
既にいくつものラックが並び、ほとんどをエンドラーズに充てられており、ここにもエンドラーズの深みにハマった大人がいて、とても嬉しくなってしまいました(笑)
そのマッキーさんが今取り組んでおられるのが、個体差のバリエーションで出てきたマッキーさん自身がお気に入りの表現のフレームテールとブルースターに処女メスをあてて、別水槽でペアリングし固定を試みていることです。

楽しみ方は人それぞれで良いわけですし、そこにはこうでなければいけないという正解や不正解はないのだと、改めて実感しました(^^)

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Happy New Year!! 明けましておめでとうございます!!

2015-01-01 01:45:40 | エンドラーズ

明けましておめでとうございます!

2008年に脱サラして以来、今回初めて大晦日~正月を当地深センで過ごすこととなりました^^;
一応当地でも1月1日~3日は休日なんです♪

さて2015年になって間もないですが、Charもエンドブログ仲間に触発され早速昨年を振り返り、2014年のChar的Most Valuable Endlers (MVE)を選定させて頂きました(^^)

ドリさんのドラムロールのパクリはないですが(笑)

少し下にスクロールして頂いて結果発表!









Laguna de Los Patos South Lake, Cumana 2004、Fire Redシリーズ、またの名を切腹ちゃん!
昨年ドリフターさんから分けて頂きましたこの系統、採集されてから長い時間を経て日本に入ってきたことも感慨深く、いくつかのバリエーションがあることも特筆すべき点でした。
こうした貴重なお魚を飼育する機会を与えてくれたドリフターさんに改めて感謝いたしますm(_ _)m
上の写真のタイプはFire Red Flame Tail=切腹フレームのF1で、夏に当地に上陸して以降現在F2へ累代がつながっています。
そして先般judauより発送してもらった別の切腹ちゃんバリエーションも混泳しています。

Fire Red Yellow Top Sword=切腹イエロートップ


イエロートップにピーコック斑が出るタイプ、ボディは未だ発色途上と思われます。
今年2015年は切腹ちゃんシリーズを全て揃えるのが目標です(笑)
というくらい魅せられてしまったのが、MVEにさせて頂いた理由です(^^)


MVE以外では、2014年に日本へ上陸しjudauによってアクアライフで新着魚として紹介された魚たちをピックアップします。
中には当ブログ写真初掲載のものもありますが、私の横着によるもので、ご勘弁を(笑)

El Silverado (エルシルバラード) Cumana 2013



相当爆殖してくれましたが、プラチナ抜けの個体は未だ出てきません^^;
気長に累代を重ねて、変わり表現が出てくるのもまた愉しみです(^^)


Green Hornet (グリーン・ホーネット) Cumana 2013



一説によると上記のEl Silveradoから出てきた表現という話も見聞きしましたが、背ビレにオレンジは載っていないし、真相はわからないです^^;


Rainbow (レインボー) Cumana 2013



同じくクマナ 2013フィル氏採集魚です。
レインボーという名にふさわしい体色とテールの美魚で、とても気に入っています(^^)


Multi Colour (マルチカラー) Campoma 2013



フィル氏がカンポマにて2013年に採集した魚です。
累代してみますと、個体により背ビレのオレンジの有無が出ています。


Poecilia Reticulata Maculatus Golden (日の丸レティキュラータ) since 1922


写真がようやく発色の始まった若♂で、しょぼい上に魅力が伝わらない点、お許しを!
既にエンドブログ仲間の皆さんによって紹介して頂いてますが、先に日本に上陸させてjudauが維持累代したのち、当地には漸く最近になって上陸したものの、撮影できるほどに成長した♂が未だ居ません(汗)
反省の証として完全発色したら再度アップしますm(_ _)m

あらためてこのお魚について、説明させていただきますと;
1922年にWingei博士によって捕獲され現在も累代されている恐らく現存する中で最古のレティキュラータと思われます。
1922年捕獲された際にはゴールデンの表現はいませんでしたが、Wingei博士が配布した先にアムステルダム大学のFred N Poeser博士がおり、Poeser博士のところで維持していた際、ゴールデンの表現が出てきて固定したそうです。
Wingei博士もPoeser博士もどちらもエンドラーズに深い関わりのある人物ですので、そういう点でも非常に興味深い魚です。

今年2015年ですからあと7年で100年=1世紀です。
仲間の皆さんと共に1世紀超えを目指しています(^^)


これら以外に2014年に上陸して紹介しきれていない新着魚たちが未だ居るのですが、それらは今年また徐々にお披露目されて参ります!

年末の締めが間に合わず年始のブログ更新となりましたが、昨年大変お世話になりましたエンドブログ仲間の皆さんに感謝を申し上げます。
2015年も楽しいエンドラーズの時間を共有させて頂けますよう!!

PS:
一応当地でもNHKワールドがケーブルTVの追加契約で観られますので、紅白歌合戦を観ながら自炊した年越しそばで年を越しました(^^)
久々の自炊写真(大笑)


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