彼女の大ファンというわけではないが知らないうちに随分と彼女のポートレートが貯まってきた。彼女の出演作で一番印象に残っているのは「バスストップ」だろうか。けれどもジャック・レモンの名演技にひかされて何度も見たのが「some like it hot」だろう。巻末のセリフ「nobody is perfect」が素晴らしい。
彼女の有名な地下鉄のシーンも今風のアメリカを反映させればこういう絵になるのだろう。
彼女の大ファンというわけではないが知らないうちに随分と彼女のポートレートが貯まってきた。彼女の出演作で一番印象に残っているのは「バスストップ」だろうか。けれどもジャック・レモンの名演技にひかされて何度も見たのが「some like it hot」だろう。巻末のセリフ「nobody is perfect」が素晴らしい。
彼女の有名な地下鉄のシーンも今風のアメリカを反映させればこういう絵になるのだろう。
2008年にポルトガルで英国ロイヤルファミリイの一員と馴染みになり彼女が大のダイアナファンでよく食事やお茶を共にしたと話してくれたので、その彼女のためにレディ・ダイアナの絵を描き始めた。その後もこの高貴なるご婦人とはFacebookでお付き合いしているのだけど、最初にあなたのことを何と呼べばいいかと質問したら、ファーストネイムで呼んでくれと言われた。日本でいえば宮様とタクシー運転手が友達になりファーストネイムで呼び合うなんかは絶対に起こりえないことだろう。宮様がFacebookで私生活をあからさまにしているなどということも絶対にありえないことだろう。日本文化は実に個性的なのである。
2009年に帰国した僕はポルトガルの優雅な画家生活から一転してどん底の貧乏生活に陥ったのでその悲しみと言ったらなかった。とてもこんな国では住めないと思って到着したその足でHISに走り格安航空券を求め、帰国後一週間で古巣であるマレーシアを目指した。しかし、そこでもポルトガルで体験したような画家生活は夢のまた夢であって、僕はポルトガルで引き留めてくれる友人があったにもかかわらずあんなに簡単にポルトガルを捨ててしまったことに対する後悔の日々が続いた。そんなある日僕は懐かしいリスボンを背景にしたファドのビデオをみたのだった。歌手は美しいKatiaだった。僕は彼女にぞっこんとなり彼女の甘い歌声を毎日聴き続け、そして彼女の美しい姿を50点余りも描いたのだった。そしてポルトガルにもう一度帰り着けることを願い続けたのだった。
oil 22x28cm 2014
僕は彼の大ファンで彼の出演映画は大方観ているし、多くのポートレイトも描いた。これはそのうちのお気に入りの一つだ。