平成24年11月16日の夕刻、衆議院は解散した。
衆議院議長は解散の詔勅を朗読した。
「衆議院を解散する。」
それに呼応するように議場の全議員が万歳を三唱した。
いつもの風景である。、
そして、私はいつも、なぜ万歳なのか?と考えてしまう。
そして、もう半世紀前のことになってしまった大学での憲法の宮沢俊義教授の講義を思い出すのである。
宮沢教授もおっしゃっていた。「万歳をするんだね。どうして万歳なのかねえ。」 聞いていた学生もちょっと笑った。
この衆議院での解散風景を私はこの私のブログに書いたことがあるような気がして検索して見た。
書いていた。
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今回のこの時点での解散は、ほとんどの与党民主党の議員にとっては好ましからざるタイミングの解散だったようである。報道機関での民主党の支持率が最低のタイミングである。
しかし全員での万歳である。
そういうものなのであろう。
大方の予想によれば、次の選挙では民主党は与党の位置を自民党に譲るということになるらしい。
それでも民主党の衆議院議員は全員万歳しているようだ。
そいうものであろう。
万歳は日本人のDNAにしみこんでいるのであろう。 (おわり)
画像:筆者撮影
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