福島県磐城高校の同級生の大井川武彦君が今年も蓮の花の写真を送って来てくれた。何度も書くようだが、彼は私が憧れのこの高校に入学した時の最初のクラスの委員長であり、柔道部の猛者であった。私たちの面倒をよく見てくれた。
今でも折にふれて、自分で撮った写真を友人達に送ってくれる。辛口の時事評論をつけて。今でもしっかりとした正義漢である。
私達は皆、本当に仲がよかった。
磐城高校有史以来初めて女子学生が入学したのが私達が入学した年であった。今から半世紀も前のことであるが。
全校で5人の女子学生が入学して来て、5人とも私達のクラスに入った。
みんな仲が良いといっても、さすが私など田舎の学生は、この5人の才媛達には気になりながらもただ遠くから敬って過ごした。
さすが、クラス委員長だった大井川武彦君だけは平第一中学校出身の町の子であり、うまく女子学生を丁重にかつ仲良く接していたように記憶している。
思い出すと楽しいことばかりである。
関東地区に住む私達同学年の者は、年末に上野の鰻屋に集まり、酒を飲み校歌を共に歌う。福島県のいわき市からも必ず出て来てくれる友人達もいる。
この会は毎回、上川涼一君と早坂次雄君が丁寧に面倒を見てくれる。
校歌斉唱は、元応援団の団長だった木村暢夫君が音頭をとってくれる。
私の亡父も旧制磐城中学の卒業生であり、亡父も聞けとばかりに私も校歌を歌うのである。
校歌といえば、私は母校磐城高校のこの校歌を夏の甲子園大会の決勝戦で歌ったことがある。
大井川武彦君からメールで季節の画像を送ってもらうと、しばし昔のことや友人たちのことを懐かしむのである。
画像:大井川武彦氏提供
画像:大井川武彦氏提供
赤色の古代蓮は浦和くらしの博物館 古代はす池にて、 白色の古代蓮はさいたま市立大崎公園園芸植物園 にて撮影とのこと。