スタッフ中村が試乗しました! - R1300GS編

2023年12月21日 | モトラッド京葉からのお知らせ

こんにちは、モトラッド京葉 中村です!

 

 

 

遠方の地ドイツから日本に向けてやってきた、
2023年度のBMW Motorradで最もHOTなバイクであろうR1300GS

この度、当社の試乗車に中村が乗りましたので、早速その感想を述べようと思います!

 

 

~とか言っておきながら、実際乗ったのは12月6日なんでちょっと期間が空いているっていう。

 

 

 

ご覧あそばせ、R1300GS(スタンダード)!

 

~中村よりも経験豊富なビマーの皆様ですと、上記の名前を見た時に「スタンダードぉ?んじゃ電子制御サス無しのローダウン仕様かいな」と捉える方も居るでしょう。

ところがどっこい、ちゃんと電子制御サスは搭載されているのでご安心を。

 

 

 

このR1300GS、「…GSって年々デカくなってきてね?」という社内やユーザーの意見を基にしている為か、実物を見るとR1250GSよりも一回りほど小さく見えます。
寸法上はほぼ変わらない(むしろR1300GSの方が僅かにデカい)んですけどね。

んで、デザインも従来の重機っぽいタフな印象から一転、ちょっと未来的でスマートな印象に様変わり。

 

 

実際外見だけでなく、(ドイツ工業規格で)車重を比べるとその差はなんとマイナス12kgという、大幅なダイエットに成功!

日本国内・国交省届出の数値だとマイナス6kg。
…おや。

 

 

 

さて、そんなR1300GSに跨った感想。

 

 

 

~シートが高いィッ…!!(スタンダード:シート高850mm)

その足着きたるや、腰を少し左に落として何とかつま先立ちのレベル…。

 

 

ええ、もちろんそうですとも、別にGSが悪いのではない。
身長163cmしかない中村が悪いのだ。

 

 

ましてや、←コレ(シート高960mm)に乗っている中村からしたら850mmなど想定の範囲内よッ…!

 

 

 

 

~とはいえ、やはり(ドイツ工業規格で)237kgを記録するバイク、且つシート高850mmというのは少々スリリング。
こうなると、シートが一番低い”ツーリング”なるグレード(820mm)が気になりますね。
まんまとツーリング(上級グレード)に誘導されている気がしますケド。

 

まぁともあれ乗れなくはないので、そのままモトラッド八千代を目指してどんぶらこどんぶらこ。

 

 

 

~速いっす。

例の新型エンジン、すごく速ぇっす。

 

中村自身は先代(R1250GS)に数回しか乗っていない為、「実際R1300GSと比べるとどうよ?」と言われるとなんとも難しいところではあるのですが、正直先代ですら「…速っ」と感じていたところに

・先代より10馬力程度アップ!
・トルクも6Nmアップ!
・そして10kg少々軽量化!

~となれば、当然遅さを感じるはずもなく。
今まで通りのパワーの出方をしてくれるうえ、そこから更にぶん回せるようになった感じといえば判りやすいでしょうか。

 

で、高速走行時や交差点を右左折する時などなど、都度変化する道路状況においても安定感は相変わらず高く、走り出してしまえば足着きの事などどうでも良くなるのも先代譲り。

ただでさえ”何でも出来る”という評判を多く頂戴したR1250GSをスペックで上回るのだから、そりゃぁガンダムにマグネットコーt…じゃない、鬼に金棒ですよ。

 

 

強いて言えば、エンジンからのメカノイズがやや大きくなりましたが、そもそもエンジンを含めほぼ全体が刷新されているわけですから、音の一つや二つも変わってくるというもの。
この程度は好みの問題よッ!

 

NSR250R SPの音を聞いて
「2ストうるさい、(乾式クラッチの)ガラガラ音嫌い!」
~という人も居れば、
「焼けたオイルの匂い、白煙、乾式(クラッチ)の打音…ハァハァ///」
~というだって居るでしょう、そういう事よ。

 

 

 

~そんなこんな、パワーと軽さを得て更にポテンシャルを高めたR1300GS。

(先代との乗り比べとかインプレとか苦手なんで)ここからは、中村が特に気になったポイントを幾つか挙げていきます!

 

 

 

ここがスゴいぜ1300!その1:スクリーン

 

電源を入れた時のアニメーションが変わったのも注目点なんですが、その後ろに見えるスクリーン。
正直、最初に見た時「R1250GSよりも小さくなってね…?」と感じた方も多いはず。

ところが、見た目の小ささの割に効果は上々で、高速道路を100km/h程度で巡行している時にスクリーンを上げると、風切り音がかなり軽減されます。

勿論R1250GSの頃と比べると風を浴びる量は多いのですが、これだけ小さいスクリーンにしておきながら見た目以上に静粛性に貢献しているのは見事。

 

加えて、従来は”右手のノブを回して高さを変える構造”でしたが、”左手のレバーを上げ下げする構造”になった為、スロットルを右手で操作していても簡単に高さが調整出来るようになりました。



 

 

 

ここがスゴいぜ1300!その2:スポーツモード

 

R1250GSに乗っていた人ならば一度は感じた事でしょう。
「RRやRS、XR(とR)にはスポーツモードがあって、何故GSにはスポーツモードが無いのだッ…!」と。

~んまぁ、「GSってアドベンチャーバイクだし」と言ってしまえばそれまでなのですが、同じ形状のTFT液晶ディスプレイが備わっているのにも関わらずGSだけ表示出来ないって、何かこう、仲間外れにされているようで「ぐぬぬぬ…」ってなるでしょ。

 

そんな怨嗟に応えるかのように、R1300GSではスポーツモードが導入されました。

いやねぇ、メーターってバイクに乗っている間はずっとチラ見するわけですし、こういう切り替えが出来るのって結構大事ですよ?

 

 

 

ここがスゴいぜ1300!その3:スマホ部屋

 

GS Adventureでおなじみ、タンク前方の小物入れ!
~のように見えるスマホのお部屋。

というのも、(画像では見えないですが)手前にUSB Type-Aの電源が備わっていて、そこから直接スマホを繋いで充電出来る構造になっている為。

 

最近BMW Motorradが力を入れているアプリ、BMW Motorrad Connectedの使用を見越した造りなのでしょう、線を繋いでフタをすれば雨風を気にすることなくスマホを充電出来ます。

「画面見えないじゃん」って?
言ったでしょう、BMW Motorrad Connectedを見越した造りだと。

 

ちなみに中はこのくらいの大きさ。

 

 

 

 

ガラケーであればすっぽりと収

 

 

 

 

 

…ゴメンナサイゴメンナサイ、オコラナイデ!!

 

 

 

 

 

 

ここがスゴいぜ1300!その4:シート表皮と同じ素材のタンクカバー

 

いやぁ、コレすごくユニークですよ。

ジャケットの金具(ファスナーなど)やタンクバッグなどが擦れてタンクに傷が入るのを防ぐ目的でこうなっていますが、まさかシートと同じ素材でタンクをカバーするとは。

おかげでタンクのリッド(給油口)からタンデムシートに向かって一体感のあるボディラインが形成されるという、機能としても見た目としても二度オイシイ造形。

 

なんかよく判りませんけど、とりあえず指でスリスリしたくなる肌触り。

 

 

 

 

ここがスゴいぜ1300!その5:執念の軽量化

 

先に述べたように、今回R1250GSからR1300GSへモデルチェンジするにあたって、BMW Motorradが一番やりたかったのは軽量化

その為、R1250GSを思い返しながら車両を眺めると、とにかく徹底して車重を減らそうと努力した跡があちこちに。

 

例えば上の画像(テレレバー)ですと、主要なアーム(ショックアブソーバーの下に見える、三角形っぽい形をした黒い部品)の長さがかなり短くなっています。

 

 

 

他にも、今までのGSで使用されていたHAYESのブレーキキャリパーはセパレート(分割式)だったのに対し、今回から採用されるキャリパーはブレンボ製のモノブロック(一体成型)だったり…。
※R1250GSでも、一部の車両は標準でブレンボ製モノブロックキャリパーが付いています。

 

 

ちなみに「モノブロックとかよく知らんわ」って人の為の図説。

要は”キャリパーが真っ二つに分けられるかどうか”というところで、(長くなるので細かい理屈は省略)両者を比較すると

【セパレート】
性能:〇
軽さ:△
限界:△
整備性:◎
コスト:〇

【モノブロック】
性能:◎
軽さ:〇
限界:〇
整備性:△
コスト:△

~といったところ。

 

 

 

更に、中心部をごっそりくり抜いて、桜の花みたいな形の穴が開いたリアホイールのハブだったり…。

 

 

 

ゴツく、大きく、排気口が2つあったマッチョな造形のサイレンサーは、S1000RRと見紛うようなコンパクトさに変更されていたり…。

 

削れるところは徹底的に削って6kg…じゃない、12kgもの軽量化を達成したんだなぁと思うと、中々感慨深いものがあります。

まるで”憧れのセンパイに振り向いてもらえるようダイエットを頑張った恋する若者”のようではないか…!

 

 

 

 

そんなこんな、(乗った感想をあまり書いていない気がしますが)今回中村が試乗したR1300GS・スタンダードは只今モトラッド京葉及びモトラッド八千代で試乗受付中ですので、「不甲斐ない中村に代わって自分がインプレしてやるぜぇ!」という方は是非ご連絡下さい!

 

モトラッド京葉:047-396-8412

※別の方のご予約や2店舗間で車両を入れ替える都合上、すぐに乗れないことがありますので、事前にお電話等でご確認下さい。

 

以上、中村でした!


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