組織のITガバナンスを120%向上させる米国公認ITコーディネータ元村憲一の公式ブログ

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Asia-Pacific CACS/ISRM 2014 2

2014-05-31 12:44:15 | GEIT
皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリスト事、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第119回目は、昨日に続いて、このブログの本題になっている GEITの国際カンファレンスの話題です。

とうとうやって来た Asia-Pacific CACS/ISRM 2014 に昨日今日と参加しています。


CACS(Computer Audit, Control and Security Conference) / ISRM(Information Security and Risk Management Conference)は、ISACAが毎年開催しているシステム監査、情報セキュリティとITガバナンスのための国際カンファレンスです。

ISACA東京支部の主催の開催は、2001年以来13年振りですから、関係者並びに参加者も気合が入っています。



案内板
ビル
玄関
バッグ



本日も昨日に続き、ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス/浅草橋にて、以下の様に熱いセッションが行われています。


・ゲストセッション

 東京電機大学教授
 佐々木 良一氏
 「デジタルフォレンジックの最近の動向」

 (株)NTTデータ 代表取締役常務執行役員
 栗島 聡氏
 「NTTデータのグローバルIT戦略について」
  ~グループガバナンス構築に向けた取り組みを中心に~


・スポンサーセッション

 デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
 有限責任監査法人 トーマツ
 「ITグループガバナンスを実装する」
  ~GRCツールとCOBIT5の活用~


・ブレークアウトセッション

ISACAの主要活動分野である3つのテーマ別にトラックを分け、ブレイクアウト(併行)方式で、それぞれの領域で各分野の専門家の方がより深掘りした内容で講演します。

ISACAの主要ナレッジであるCOBIT5を題材にした講演も、いくつか用意されています。


私も本日、ゲストセッションとスポンサーセッション、キーノートセッションに加えて、以下のブレイクアウトセッションに参加します。

出席ブレイクアウトセッション

 第2日 2014年5月31日(土)
  13:05~14:05 [ルーム1(3階)] ガバナンス/マネジメントトラック
  14:15~15:15 [ルーム2(3階)] ガバナンス/マネジメントトラック
  15:40~16:40 [ホール (2階)] ガバナンス/マネジメントトラック


・クロージング キーノートセッション

 The Honorable Theresa Grafenstine, CISA, CGEIT, CRISC
 Inspector General, U.S. Houese of Representative.
 ISACA International Vice President of ISACA International Headquarter
 「ガバナンス:米国連邦政府監督における米国議会の役割」



2日間非常に有用な情報と知識をインプットできているので、後はこれを咀嚼して、どう現場に応用してアウトプットして行くかです。

これにて、2日間熱く語られた、Asia-Pacific CACS/ISRM 2014 の話題は終了です。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。


皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。



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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
 Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャ
 Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
 Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)


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Asia-Pacific CACS/ISRM 2014 1

2014-05-30 12:51:23 | GEIT
皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリスト事、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第118回目は、このブログの本題になっている GEITの国際カンファレンスについての話題です。

とうとうやってきました! Asia-Pacific CACS/ISRM 2014 が東京に。

これまで説明してきた、織全体のITガバナンスのフレームワークCOBIT5を発行しているISACA(情報システムコントロール協会)の最大のイベントです。


CACS(Computer Audit, Control and Security Conference) / ISRM(Information Security and Risk Management Conference)は、ISACAが毎年開催しているシステム監査、情報セキュリティとITガバナンスのための国際カンファレンスです。

Asia-Pacific CACS/ISRMは、1980年代からアジア域内の主要都市で、持ち回りでの開催を続けて来ています。

日本国内での開催は、2009年の京都市での開催以来で、5年振りです。

また、ISACA東京支部の主催(ホスティング)による開催は、2001年以来で13年振りとなります。


このカンファレンスでは、ビジネスとITコントロールの両分野に渡って、戦略レベル、実務レベルの双方で多くのセッションが開かれ、国内外のスピーカーにより業界のベストプラクティス等が議論されます。

更に、参加者相互のネットワーク形成にも有効な機会となります。



JeffBeck
JeffBeck
JeffBeck



Asia-Pacific CACS/ISRM 2014 は、以下の要綱で開催されます。

 ・第1日 2014年5月30日(金) 午前の部・午後の部
 ・第2日 2014年5月31日(土) 午前の部・午後の部

開催場所:
 ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス/浅草橋
 〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16
 ヒュ―リック浅草橋ビル 2F&3F


更にブレイクアウト・ワークショップが、以下の様に同じ会場で開催されます。

 ・WS   2014年6月 1日(日) ワークショップ



メインとなるセッションは、以下の3つです。

 ・キーノートセッション
 ・ゲストセッション
 ・ブレークアウトセッション


・キーノートセッション

ISACA国際本部の会長・副会長が、グローバルな視点からの動向について、ISACAの戦略やCOBIT5等のフレームワークを絡めて、講演します。


・ゲストセッション

産業界からのゲストはグローバル企業のCIO、学術界からは情報セキュリティ分野の著名教授、そして、ICTの活用を別の角度から考えるとして、登山家三浦雄一郎氏のご長男である三浦雄大氏が招かれています。


・ブレークアウトセッション

ISACAの主要活動分野である3つのテーマ別にトラックを分け、ブレイクアウト(併行)方式で、それぞれの領域で各分野の専門家の方がより深掘りした内容で講演します。

ISACAの主要ナレッジであるCOBIT5を題材にした講演も、いくつか用意されています。


主要活動分野の中心テーマは、以下のトラックです。

(1)監査/保証
  クラウド環境・ビッグデータ時代のIT監査・保証の取り組み

(2)セキュリティ/リスク
  サイバーセキュリティ、モバイル環境のセキュリティを中心とした、これからのリスク管理のあり方

(3)ガバナンス/マネジメント
  企業価値創造のためのGRC、IT投資管理のあり方


その他として、スポンサー企業による関連サービスを中心とした、スポンサーセッションがあります。



・ブレイクアウト・ワークショップ

COBIT5をテーマとして、日本語と英語の2つのコースが提供されます。

少人数に限定し、終日に渡り講師とインタラクティブな演習が行われます。



私も本日、2014年5月30日(金)~31日(土)の2日間、キーノートセッションとゲストセッションに加えて、以下のブレイクアウトセッションに参加します。

出席ブレイクアウトセッション

 第1日 2014年5月30日(金)
  13:05~14:05 [ルーム1(3階)] セキュリティ/リスクトラック
  14:15~15:15 [ルーム1(3階)] 監査/保証トラック
  15:40~16:40 [ルーム1(3階)] 監査/保証トラック

 第2日 2014年5月31日(土)
  13:05~14:05 [ルーム1(3階)] ガバナンス/マネジメントトラック
  14:15~15:15 [ルーム2(3階)] ガバナンス/マネジメントトラック
  15:40~16:40 [ホール (2階)] ガバナンス/マネジメントトラック


さぁ、頭が煮えずにどれだけ有用な知識を吸収できるか楽しみです。

明日も、Asia-Pacific CACS/ISRM 2014 の続報をお伝えする予定です。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。


皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

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自伝 十五の巻

2014-05-29 12:04:12 | 自己紹介
皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第117回目は、自己紹介の一部を自伝としてお伝えする続きです。

これを読んでいただく事で、このブログを書いているのは何者? というのを少しは知っていただけると思い、たどって来た人生のトピックスを書いてみます。


【結婚】
18歳で難病となり、人生を諦めと1度死んだ身の怖いもの知らずで生きてきた私に、突然現れた彼女との結婚。

式の当日、まだ体調が万全でない中、結婚式 → 披露宴 → 2次会 → 3次会と、なんとなくボ~っとして時が流れました。

改めて責任の重さを痛感して、この身体で本当に幸せになれるのだろうか? と不安と自信のなさが、彼女と結婚できたんだと言う喜びを上回っていました。

彼女(ここからは妻ですね)は、それを解っているかのように「結婚できて幸せ」と言ってくれました。


その後、新婚旅行は、フロリダのウォルトディズニーワールド → バハマ → ニューヨーク → ナイアガラの滝と回りましたが、体調が優れずに妻には、申し訳ない旅だったと思います。

今となっては笑い話で済まされる経験ですが、訛りの強い米語が全く理解できなかったり、バハマでは英語がほとんど通じずお釣りをもらえないで苦労した上に、妻の時計が盗まれたり、カナダインディアンの土産物屋では、米ドルと加ドルのレートを誤魔化されそうになったりと、かなりのハプニングがありました。

海外旅行は、初めてでしたが、バハマのプライベートビーチとカナダの素晴らしい景色には、もの凄く感動したのを覚えています。


旅行から帰って、本格的に結婚生活が始まりました。

妻は私の体を気遣って、昼食には必ず弁当を作ってくれました。


それから体調も徐々に良くなり、1年が経った時、ある重大な決断をする時期がやって来ていました。

重大な決断とは、子供を持つかどうかという事です。

入院の記事で書きましたが、私の髪を赤く変色して髭を白髪にし、肝臓を壊し、これ以上の量を投与すると危ないと医者に言わした強い薬の遺伝子への影響は、私には全く解りませんでしたし、子供が成人するまで父親の役目を果たせる体力的な自信は、全くありませんでした。

しかしここでも妻は、全く動じる事無くこう言ったのです。「例えどんな子供が生まれても、あなたが病気で倒れても、私が立派に育てて見せるから」


こう言われては、反対する理由はありませんでした。

当時の大学病院の主治医に頼んで、私を含めた三者でなく、妻にだけ妻が納得するまで、私の病気の事と使用してきた薬の子供への影響を説明してもらいました。



今回はここまでにして、話は終わり、続きはまたの機会といたします。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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音楽 その1

2014-05-28 20:28:45 | 趣味
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ブログの第116回目は、そう言えば趣味の事をほとんど書いていなかったな? と思い出したように、普段聞いている音楽の話題です。


「音楽が趣味?」 と聞かれたら、「趣味とは言えないと思う」と答えるレベルですが、40年位なんとなく聞いているあるギタリストの話題です。

そのギタリストの名は? ロック3大ギタリストの1人と言われる Jeff Beck です。

音楽が趣味でもなくギーターも弾けない私が、Jeff Beckを聞いて判るのか? と突っ込まれると、全然判りませんと答えるしかないのですが・・・

何となく感覚が合う? 感性の問題? 自分でも良く解りませんが(^^;)


久々に虫干しも兼ねて、LPを引っ張り出したので、埃を丁寧に拭き取って、プレイヤーにかけています。



JeffBeck



小学生の頃、母親の勧めで嫌々ピアノを習いに行っていたので、音楽は好きと言うよりむしろ嫌いでした。

家で何も練習せずにレッスンに行くので、当然弾く事が出来ずにいつも同じ曲ばかりで全く先に進まず、ピアノの先生も母親も呆れて、短期間でやめさせてくれました。

以前ブログ(自伝)に書きましたが、秋葉原通いしてラジオを組み立てていたヲタクだった私は、ピアノの練習などするより他に興味がある事が山ほどあったからです。


そんな私が、なぜにロック、しかもJeff Beckなの? と問われても、高校に入って、同じクラスの友達の影響でしょうか? としか言えません。

友達に薦められるがままに、色々聞いている内に選んだのが、Jeff Beckでした。

だから、何となくなんです。そう! 何となくこれいいかも? と言う感覚ですね。


当時(約40年前)は、LPの値段が物価に比べるととても高く、1枚2,500円位していたと思います。

何とか安くLPを手に入れようと、輸入盤のセール(約半額だった)に、早朝から整理券を求めて新宿で並びました。


そう言えば、Jeff Beckが初来日した時、当時の後楽園球場(現在東京ドームになっている)に、やっとの事でチケットを手に入れて行った記憶があります。

その時は残念な事に、Jeff Beckが発熱して体調が悪いという理由で、とても短い演奏時間で終わってしまいました。

まぁ、こんな経緯で、Jeff Beckを40年以上聞いていますという事をお伝えして終了です。


Jeff Beck以外にも効く曲があるので、また折を見て趣味と言えない音楽話題をして行こうと思います。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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創業補助金支援 2

2014-05-27 20:27:51 | GEIT
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ブログの第115回目は、昨日に続いて、最近多方面から問い合わせの多い支援依頼、創業補助金の話題です。

ブログの第99回目で、創業補助金のウェビナーをお伝えしましたが、今回は事業計画を含む申請書の内容についての話題です。


様式2の申請書の記入要領にある主な項目の続き④からです。

中心となる(2)の事業内容は、以下の記載が必要となります。

 ⇒「①事業の具体的な内容」について
 ⇒「②本事業の動機・きっかけ及び将来の展望」について
 ⇒「③本事業の知識、経験、人脈、熱意」について
 ⇒「④本事業全体に係る資金計画」について
 ⇒「⑤事業スケジュール」について
 ⇒「⑥売上・利益等の計画」について



⇒「④本事業全体に係る資金計画」について

資金計画については、積算期間に必要な資金とその調達の方法を記載します。

また、補助対象事業の必須要件となっている、金融機関からの外部資金の調達見込みについても選択します。


資金計画の積算期間は、以下の様に書かれています。

応募する事業について、既に商品・サービスの提供を開始している場合としていない場合で異なります。

 ・開始している場合:補助事業期間分のみ
 ・開始していない場合:補助事業期間+新事業の準備として交付決定より前に活動を予定している期間(任意の期間)


ここで書かれている補助事業期間は、様式1の4.補助事業期間で、以下の様に規定されています。

 ・〔補助事業期間〕交付決定日~平成27年8月31日までの日

この期間内に契約・発注を行い、支払いを終えた経費が補助対象となります。



必要な資金は、新事業の準備から補助事業期間終了までの間に想定し得る以下の2種類を記載します。

 ・設備資金
 ・運転資金:設備資金以外(補集合)


記載項目の例が、以下の様に書かれています。

 ・設備資金:
   事業用不動産取得
   敷金・保証金
   内外装等の工事
   機械装置
   工具
   器具及び備品等

 ・運転資金:
   人件費
   店舗等借入費
   商品・材料等の仕入
   営業諸経費(旅費、広告宣伝費等)
   水道光熱費
   その他経費等


そしてこの中から、補助事業期間中に補助対象経費となるものを(4)経費明細表に記載します。

補助対象経費については、以下の表に詳しく掲載されていますので、参照ください。

 ・募集要項6.補助対象経費の表


経費明細表の経費区分と費目は、以下となっています。

 Ⅰ人件費:
  (1)人件費

 Ⅱ事業費:
  (1)創業に必要な官公庁への申請書類作成等に係る経費
  (2)店舗等借入費
  (3)設備費
  (4)原材料費
  (5)知的財産等関連経費
  (6)謝金
  (7)旅費
  (8)マーケティング調査費
  (9)広報費
  (10)外注費

 Ⅲ委託費:
  (1)委託費



調達の方法には、必要な資金をどういった方法で調達する予定なのかについて、以下の種類で記載します。

 ・自己資金
 ・金融機関からの借入金(調達先)
 ・その他(親族からの借入金、売上からの充当等)
 ・補助金交付希望額

更に、補助金交付希望額については、表《補助金交付希望相当額の手当方法》に以下の種類で記載します。

 ・自己資金
 ・金融機関からの借入金(調達先)
 ・その他(調達先)
 ・合計額

その理由は、実際に補助金が支払われるのが補助事業期間終了後となるので、補助事業期間内に補助金交付希望額に相当する額を別途手当する必要があるからです。

この手当の主なものは、金融機関からのつなぎ融資となります。


⇒「金融機関からの外部資金の調達見込みについて」

この項目は、以下に記載されている通り、補助対象事業の必須要件となっています。

 ・募集要項3.補助対象事業(3)金融機関からの外部資金による調達が十分見込める事業であること

必ず該当するものを以下の3つから選択してください。
 □ 既に調達済み
 □ 補助事業実施期間中に調達見込みがある
 □ 将来的に調達見込みがある



⇒「⑤事業スケジュール」について

以下の様に3年計画が求められています。

 ・実施時期(1年目、2年目、3年目)は、個人事業・法人の決算期に合わせてください。
 ・個人事業主の開業日及び法人の設立日を含む決算期を1年目としてください
  (既に1期を終えている方は、1年目には実績を記載ください)
 ・個人開業・法人設立までに準備期間がある場合は、1年目に当該準備期間を含めて記載してください。
 ・実際に行おうとする様々な取り組みについて、時期を明示しながら、箇条書き等(具体的に書ける部分は具体的に)で記載してください。


注意点:
 ・実施済みの活動も記載してください。
 ・継続的に行うものがあれば、繰り返し記載して構いません。


記載いただきたい取り組みの例として、以下が書かれています。

 ・事業開始前:
   調査や検証
   法人等の設立準備
   関係者とのネットワーク構築
   事業所の選定
   人材募集
   設備投資関係
   内外装工事期間
   Webサイト作成
   開業時期
   PR活動等

 ・事業開始後:
   販路開拓の手順
   売り上げ見込みに関連した交渉の予定
   すでに具体化している交渉
   次の事業展開の準備等


TNMSを使用して、中期計画と単年度計画から記載すると、明確な計画が記述できます。



⇒「⑥売上・利益等の計画」について

ここでも3年計画が求められています。

年度別に以下の項目で、予測額を記述します。

 ・(a)売上高
 ・(b)売上原価
 ・(c)売上総利益(a-b)
 ・(d)販売管理費
 ・営業利益(c-d)
 ・従業員数
 ・積算根拠


注意点:
 ・個人事業・法人の決算期に合わせて、年度毎に記載してください。
 ・決算期によりますので、1年目は12月未満であっても構いません。
 ・個人事業主の開業日及び法人の設立日を含む決算期を1年目としてください
  (既に1期を終えている方は、1年目には実績を記載ください)
 ・初期計画ですから、実績と異なることはやむを得ません。
  (初期費用や固定費・変動費の発生にも十分に目を向けて、収支計画を検討してください)
 ・見えている範囲で、以下の情報を加えながら、算出根拠を具体的に記載してください。
  ・売上構成
  ・主要販売先
  ・主要仕入先


ここでもTNMSを使用して、中期計画と単年度計画から算出すると、明確な計画が記述できます。



ここまでが書けると初めて、様式1の以下の2項目が具体的に、要件を満たす記述ができる様になります。


⇒「1.事業テーマ名」について

以下のように書かれています。

 ・テーマ名を見ただけで何を行う事業なのかが分かるように、事業計画の特徴を踏まえ、30字程度で記載してください。
 ・採択された場合は、公表されますので、ご留意ください。
 ・「○○製造業」「○○販売」といった業種・業態名のみのものは、テーマ名として相応しくありません。


⇒「2.事業計画の骨子」について

 ・事業テーマに掲げた事業を具体化するために、「何を」「どのように」行うのか。
 ・第三者である審査員にもイメージが容易にできるような記述(100字程度)を心がけてください。



いかがでしたでしょうか? 申請書を作成することで、ぼんやりした事業イメージが現実的になります。

TNMSの戦略策定プロセスを使用して、戦略を立て、計画に展開された事を簡潔に表現する事で、その事業に対する思い(考え抜いた事や本気で事業をやりたい事)を伝えられれば、採択へ近づきます。



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