組織のITガバナンスを120%向上させる米国公認ITコーディネータ元村憲一の公式ブログ

組織のITガバナンスを丸投げして困っていませんか?秘策を4つの専門資格を持つITコーディネータが無料で公開します。

創業補助金支援 1

2014-05-26 18:06:33 | GEIT
皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリストこと、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第114回目は、最近多方面から問い合わせの多い支援依頼、創業補助金の話題です。

ブログの第99回目で、創業補助金のウェビナーをお伝えしましたが、今回は事業計画を含む申請書の内容についての話題です。


これから起業しよう、または起業されたばかりの方が、創業補助金を受けようとして、この申請書を見た時、全く記載できずに手が止まってしまうという事が多い様です。

その原因として、新規事業に対する夢や思いはあるのだけれど、具体的に事業として成り立って、世の中に貢献できるのかの調査や分析、それに基づく戦略の策定と展開した計画が出来ていない事が挙げられます。


これを解決するためにも、所属しているNPOモノづくり応援隊in大田区の理事である田中憲之氏が考案した、TNMS(Total Network Management Strategy)と言う戦略策定手法は大活躍します。


詳細は省略しますが、TNMSの戦略策定プロセスの流れは、以下の様な概要です。

 1.経営課題の整理
 
 2.経営戦略の策定
 
 3.機能別戦略
  (マーケティング戦略、業務プロセス戦略、人的資源戦略、財務戦略)
 
 4.個別戦略
  (新製品開発戦略、IT戦略、人材育成戦略、資金調達戦略、その他の個別戦略)
 
 5.経営計画
  (中長期経営計画、短期経営計画)
  (部門中長期計画、部門短期実行計画、個人短期実行計画)


この手法を実施しておくと、導き出された戦略や計画を申請書に当てはめて記載して行く事が可能になります。


では本題の創業補助金について、様式2の申請書の記入要領にある主な項目を順を追って見ていきます。


中心となる(2)の事業内容は、以下の記載が必要となります。

 ⇒「①事業の具体的な内容」について
 ⇒「②本事業の動機・きっかけ及び将来の展望」について
 ⇒「③本事業の知識、経験、人脈、熱意」について
 ⇒「④本事業全体に係る資金計画」について
 ⇒「⑤事業スケジュール」について
 ⇒「⑥売上・利益等の計画」について



⇒「①事業の具体的な内容」について

要領には、以下のポイントを第三者に分かるように図表やグラフなども活用しながら、記載してくださいと書かれています。

 ・どのような業種・業態の事業なのか
 ・どのような商品・サービスか
 ・どういったターゲットに対してか
 ・どういう取り組みにより提供していくのか

これは、提供する商品・サービス、ターゲット顧客、事業プロセスを明らかにして、事業を明確化するという事です。


更に、次の留意点が書かれています。

 ・業界の統計的なデータ等を用いた一般的な記載のみではなく、実施する事業の特徴が分かる具体的な記載を心がけてください。

一般論の記載に加えて、その事業そのものの具体的な記載も必要となるという事です。



追加として、以下のポイントについても、留意して記載してくださいとあります。

 ・商品・サービスのセールスポイントは何か
 ・どこに特徴があって、今までのものと何が違うのか

これは、競合他社や代替品との差別化要因と、自社のコア・コンピタンスを明記するという事になります。


 ・その地域において期待されている需要に対して、既存の事業者では充足できていないと考えるポイントは何か
 ・需要が顕在化していない場合は、どのような取り組みによって、需要の創造を行っていくのか

ここについては、以下の2視点のどちらかで、存在意義を示すという事になります。

 ・マーケットイン(顧客の困り事やニーズへ提案する優れた解決策とは?)
 ・プロダクトアウト(顧客が気付いていない需要を喚起する高品質や新たな発想とは?)


 ・原材料や商品の仕入れ計画、生産計画、価格設定、販売計画など本事業を継続的に実施していく上で必要となるもの及びそれらを実施する際の体制について、どのように考えているか

ここでは、正常営業循環を実現するための、資源(ヒト・モノ・金・情報)とプロセスおよび体制を明示するという事です。


 ・本事業を行う上で想定される課題や問題点は何か
 ・それに対し、どういう解決策を考えているか

ここは、世の中への貢献や事業の拡大に不足している能力や弱点を挙げて、その改善策を示します。



更に要領には、上記の他、以下についても記載くださいとあります。

 ・法人成りの場合や応募者が既に類似の事業を行っている場合は、そういった既存の事業と差別化している点
 ・フランチャイズ契約を締結し、行う事業の場合は、当該地域における類似事業と差別化している点

ここは、新規性や革新性を強調します。



⇒「②本事業の動機・きっかけ及び将来の展望」について

 ・本事業の実施を決意した動機やきっかけ、どのような準備をしてきたのかなどについて
 ・本事業によって実現しようと考えているビジョン、思い

ここは、まさに経営理念の揺れない強い思いと存在意義、それに基づく経営目標・ビジョンを書きます。



⇒「③本事業の知識、経験、人脈、熱意」について

 ・本事業を行うに当たっての基礎知識や経験をどのように得て来たのかなどについて
  (「職歴」欄に記載された内容とも整合を取りながら)
 ・今までにどのような人と関わり、本事業を進める上で必要なネットワークを構築してきたのか
 ・構築したネットワークからどのような支援協力を受けることが期待出来るのかなど

ここは、新規事業で必要となるスキル、資源不足を補う体制(協力関係)についての記載となります。


 ・この他アピールしたいことがありましたら、記載してください。



少し長くなりましたので、⇒「④本事業全体に係る資金計画」についてからは、次回に説明を回します。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。


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IT経営ウェビナー その12

2014-05-25 19:36:29 | GEIT
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ブログの第113回目は、16歳で単身ニューヨーク留学・IT起業、世界を飛び回るビジネスコンサルタントの石川恵理香さんとのタイアップウェビナーによって、「IT経営ウェビナー」としてお伝えして行く続きです。


ウェビナーは、皆さまからいただいた質問にお答えする形で進めて行きますので、どしどしご意見・ご質問をお寄せください。

時間の制限もありますので、1回にお答えできるのは3問程度になると思いますが、順次お答えして行きます。





ウェビナーの12回目は、ITコーディネータのプロセスガイドラインについて、11回目と同じフェーズの再説明です。


第四部 IT経営実現プロセスでのIT導入フェーズプロセスについて、以下の項立てに沿って説明しています。


IT導入フェーズプロセス

 3-1.フェーズの立ち上げ
 3-2.IT導入実行計画策定
 3-2-1.導入詳細方式の決定
 3-2-2.導入詳細スケジュール作成と役割分担
 3-2-3.IT導入マネジメント計画の策定
 3-3.新業務プロセスの詳細化と業務移行準備
 3-3-1.新業務プロセスの決定
 3-3-2.外部仕様の決定
 3-3-3.新業務への移行計画の策定および新業務の定着方法の検討
 3-4.IT導入とマネジメント
 3-4-1.IT導入詳細方式に応じたIT導入
 3-4-2.IT導入のマネジメント
 3-5.総合テスト計画およびシステム移行計画の策定と準備
 3-5-1.総合テスト計画の策定と準備
 3-5-2. システム移行計画の策定と準備
 3-6.マニュアルの作成と教育・訓練の実施
 3-6-1.業務マニュアル、システム運用マニュアルの作成
 3-6-2.教育・訓練計画の作成と教育教材の開発
 3-6-3.教育・訓練の実施
 3-7.総合テストの実施とITサービス活用への移行
 3-7-1.総合テストの実施
 3-7-2.ITサービス活用開始判断
 3-7-3.移行の実施
 3-8.フェーズの完了


前回も説明しましたが、このフェーズでは、戦略目標のための業務改革に、ITを有効な手段として導入している事を常に頭において、ベンダとのコミュニケーションを円滑に進める事が重要になります。

近年は、ハードウェアを資産として導入するより、サービスを借りて使用料を支払う形態(クラウドコンピューティング)に移行して来ています。

同様にソフトウェアも、自社の強みを打ち消さずに適合するのであれば、サービスを借りる形態も選択可能です。

小回りの利く中小企業だからこそ、素早く環境変化に対応する事で、初期費用と運用負荷を軽減して、恩恵を享受したいものです。


以上で、IT導入フェーズプロセスの説明を終了いたします。


次回以降のウェビナーも、ITコーディネータのプロセスガイドラインを見て行きながら進める予定です。


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COBIT5フレームワーク その21

2014-05-24 20:02:50 | GEIT
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ブログの第112回目は、このブログの本題になっている GEITについての続きです。

前々回の第103回目から、組織全体のITガバナンスのフレームワークCOBIT5のプロセス能力モデルについての説明を始めました。

今回も、COBIT5のプロセス能力モデルについての続きを取り上げていきます。


COBIT5のプロダクトには、以下の国際標準に基づいたプロセス能力モデルが含まれている事を説明しました。

 ・ISO/IEC 15504 ソフトウェア技術 ─ プロセスアセスメント


そして前回、COBIT5になって何が良くなったかについて、説明しました。

今回は、目標を達成するために、どのようにCOBIT5のプロセス能力モデルを使用して、高レベルのアセスメントを実行できるかについて、説明します。


COBIT5でのプロセス能力アセスメントの実施

ISO/IEC 15504標準では、プロセス能力アセスメントはさまざまな目的のために、さまざまな厳密さで実行できるとしています。

さまざまな目的には、以下の様に内部的な目的と外部的な目的があります。

 内部的:事業体の分野の比較、または内部の効果のためのプロセス改善に重点を置いた目的
 外部的:正式なアセスメント、報告および認証に重点を置いた目的


COBIT5のISO/IEC 15504をベースにしたアセスメントアプローチは、ガバナンス主体とマネジメントに対して、以下の目標を継続的に推進します。

 ・プロセス能力をベンチマークできるようにする
 ・高いレベルからAs-IsとTo-Beを対比して、プロセス改善に関する投資の意思決定を支援する
 ・正当な改善プロジェクトの定義をサポートするために、ギャップ分析と改善計画の情報を提供する
 ・現在の能力を測定し、モニターするために、アセスメントの格付けを提供する


アセスメントは、能力レベル1とそれを超えるレベルを明確に区別しています。

その理由は、プロセス能力のレベル1が、以下の通り必須で特別だからです。

 ・プロセスが意図した目的を達成しているかどうかを示す
 ・達成することが非常に重要なレベルとなっている
 ・1より高い能力レベルの達成を可能にするための基礎となる


プロセスが達成目標(=能力レベル1)を達成しているかどうかは、以下を行う事によって評価できます。

 1. 詳細なプロセス記述で各プロセスに対して記述されているプロセスの成果を見直し、評価尺度を使用して、各目標の達成度に対して格付けを行います。

 2. プロセス(ガバナンスまたはマネジメント)の実践手法は、同一の評価尺度を使用して評価することが可能で、ベースプラクティスが適用されている範囲を明らかにすることができます。

 3. アセスメントを改良するには、特定のアセスメント属性が達成されている程度を決定するために、作業成果物も考慮します。


ISO/IEC 15504での評価対象プロセスに定義されている属性に対する尺度は、以下の区分で構成されています。

 ・N(達成していない=0~15%の達成度)
 ・P(部分的に達成している=15~50%の達成度)
 ・L(おおむね達成している=50~85%の達成度)
 ・F(完全に達成している=85~100%の達成度)
 

区分の意味

 ・N:達成している証拠がほとんどない、または全くない。
 ・P:アプローチを行なった証拠がある程度存在し、属性のいくらかを達成している。
    その属性の達成のある側面は、予測できないことがある。
 ・L:系統的なアプローチを行なった証拠が存在し、属性が大きく達成されている。
    この属性と関係する弱みが、評価対象プロセスに存在する可能性がある。
 ・F:完全で系統的なアプローチを行なった証拠が存在し、属性を完全に達成している。
    この属性と関係する顕著な弱みは、評価対象プロセスに存在しない。



目標とする能力レベルは、各事業体の意向(考え方)次第ですが、全プロセスで能力レベル1の達成を目指す事業体が多くなります。

このレベルが達成されていない場合は、プロセスアセスメントのアプローチによって、その理由が以下の様に直ちに明らかになって、改善計画を定義する事ができます。

 1. 求められるプロセスの成果が継続的に達成されない場合、プロセスは目標を満たしていないので、改善が必要です。

 2. プロセスの実践手法のアセスメントは、どの実践手法が欠けているか、または失敗しているかを明らかにします。
   その結果、その実践手法の実施または改善が可能となって、全てのプロセスの成果の達成が可能になります。


レベル2以上のプロセス能力レベルに関しては、各能力レベルの一般的な説明を提供する以下を使用します。

 ・ISO/IEC 15504:2 の一般的な実践手法


以上の様に、COBIT5のプロセス能力アセスメントを実施する事で、プロセスの改善計画を立てて、目標レベルを達成して行く事ができるようになります。



今回で、COBIT5のプロセス能力モデルの説明は終了します。

この続きはまた次回以降に、COBIT5フレームワークの付録から、重要な事項を取り上げていきます。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。


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自伝 十四の巻

2014-05-23 19:19:02 | 自己紹介
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ブログの第111回目は、自己紹介の一部を自伝としてお伝えする続きです。

これを読んでいただく事で、このブログを書いているのは何者? というのを少しは知っていただけると思い、たどって来た人生のトピックスを書いてみます。


【再発】
彼女とのデートの多くは、バイクの後ろに乗せて国立の少しだけ洒落た店で、食事をするというものでした。


その日は珍しく、今日は大事な話があると狛江方面の多摩川の河川敷まで、バイクで出かけていました。

大事な話? 彼女は、私が病気の事で別れを切り出すのではないかと非常に不安になっていたそうです。

私はその日、本当に病気の身体でも良いと思うのなら、結婚してくれとプロポーズする気でした。

私の方も付き合ってはくれたけれど、結婚となると別物だし、こんな身体の男と結婚してくれる人はいないだろうと断られるのを覚悟で話しました。

ところが、彼女からはその場で直ぐに、OKの返事が聞けました。

拍子抜けする程すんなりと了承されたので、自分で言っておきながら責任の重さを改めて感じて、この身体本当に大丈夫なのだろうか? と不安になりました。


日を見て、彼女の家へ挨拶に行き、入った玄関にあった2つの木枠に並ぶ12本の1升瓶を見て、彼女が酒が強い理由を納得しました。

その時点で、彼女の母親は亡くなっていたので、お父さんと和やかに歓談して、結婚の了解を得られました。

勧められるがままに酒を飲み、ほろ酔い気分で、少し浮ついた気持ちで帰宅しました。


これで、幸せになれるかもしれない? そう思えた矢先でした。

突然原因不明の難病になり、不運を散々嘆いてきた私の人生は、そう上手くは行きませんでした。


彼女の家に挨拶に行ってからしばたく経って、自宅で毎日測定していた検査の数値が、急に悪化したのです。

定期診断日ではありませんでしたが、急遽病院に行き、詳しい検査を受けた結果は最悪でした。

そう、恐れていた病気の再発でした。


再び自宅療養となり、薬の投与とベットで1日中を過ごす生活に逆戻りしてしまいました。

ある日、彼女が見舞いに来ると言うので、こんな姿を目の当たりにすれば、厳しい現実が本当に解り、彼女が別れると言っても当たり前だと覚悟を決めました。

そして、仕方がない、やはり結婚なんて無理だったんだと、諦めた心境で彼女の見舞いを受けました。

彼女は私の枕元で、家族の反対を受けている事を話し、どうしたら良いか分からないと涙を見せました。

でも、私はあなたと別れたくないから結婚すると言って帰って行きました。


私は、自分の身体がこの先どうなってしまうのかも解らず、とても彼女を幸せにする自信など持てない状況でした。

その時、きっと私と別れた方が、彼女は幸せになれるという思いと、以降の人生を全て諦めたくないという思いが交錯していましたが、とうとう別れを切り出せず彼女を見送りました。


その後、運良く投与された薬が効いて少しずつ検査数値が良くなり、何とか起き上れる生活になりましたが、体調は本調子から程遠い状態でした。

そんな中、ほとんどのお膳立てを彼女が調えて、病気の事を振り払うように、一気に結婚に向かって進んで行きました。


今回はここまでにして、話は終わり、続きはまたの機会といたします。


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企業支援 5

2014-05-22 22:16:33 | GEIT
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ブログの第110回目は、久々に支援依頼が来た、Webサイト構築の話題です。

最近手掛けている企業支援と言うと、補助金や各種賞への申請、経営革新計画など、企業経営の上位層で、中小企業診断士が得意とする分野ばかりでしたが、今回ITコーディネータよりの支援依頼が来ています。


この件については、ブログの第71回目、IT経営ウェビナーの6回目として、石川さんと対談形式でお伝えした内容そのものです。

中小企業が、初めて自社のWebサイト(ホームページ)を持とうとする時、何を事前に考えておくべきか? という事です。


SWOT分析は、静的だとか古典的と批判がありますが、まずは戦略ありきで進めています。

この段階の手法として、所属しているNPOモノづくり応援隊in大田区の理事である田中憲之氏が考案した、TNMS(Total Network Management Strategy)と言う戦略策定手法を使っています。


TNMSの戦略策定プロセスの前半部分の流れは、以下の様な概要です。

1.経営課題の整理

 経営課題
  ↓
 経営課題抽出
  ↓
 経営課題整理
  ↓
 SWOT分析
  ↓
 クロスSWOT分析
  ↓
 経営課題解決策(CSF)検討

2.経営戦略の策定

 経営理念検討
  ↓
 経営目標決定
  ↓
 経営戦略ドメイン(活動領域)の設定
 (ターゲット顧客、顧客のニーズ、独自能力)
  ↓
 経営戦略策定
 (戦略代替案の開発、戦略的意思決定、最適戦略の選択)

3.機能別戦略(以下省略)


1.経営課題の整理と2.経営戦略の策定から、3.機能別戦略の内、特にマーケティング戦略が明確になると、Webサイトの必須要件となる以下の様な事が見えてきます。

 ・ターゲットとなる顧客は?
 ・自社の独自能力の見せ方は?
 ・どのように商品・サービスをメニュー化して見せるのか?
 ・価格、市場、販促(特にソーシャルとの連動)は?
 ・経営者の思いは?


以上の事を前提に、顧客以外のステークホルダーへの対応や法的対応も加味して、Webサイトの要件を固めて行きます。

そして、石川さんが詳細を説明した以下の事などを検討して、具体的なイメージとして行きます。

 ・顧客視点でどういう導線でサイト内を移動するのが良いのか?
 ・サイト全体の配置をどうするのか?
 ・分析キーワードでの変更は?


皆さんも是非、IT経営ウェビナーの6回目と今回のブログを、Webサイト構築時の参考に活用してください。



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