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COBIT5フレームワーク その53

2014-07-31 19:44:11 | GEIT
皆さま、GEIT(Governance of Enterprise Information Technology)のエバンジェリスト事、ITコーディネータの元村憲一です。

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ブログの第179回目は、このブログの本題になっている GEITについての続きです。

第153回目で、付録G COBIT5イネーブラーの詳細説明に入りました。

今回もその続きで、COBIT5の7カテゴリーの内、最後のイネーブラーについて、詳細説明をして行きます。


付録G COBIT5イネーブラーの詳細説明


既にお伝えしている様にCOBIT5の5原則の内、原則4の包括的アプローチの実現で、イネーブラーの概要を説明しました。

COBIT5の5原則

 1.ステークホルダーのニーズを充足
 2.事業体全体の包含
 3.一つに統合されたフレームワークの適用
 4.包括的アプローチの実現
 5.ガバナンスとマネジメントの分離


原則4:包括的アプローチの実現

COBIT5は、事業体のITのための全般的なガバナンスとマネジメントシステムの導入を支援するために、以下の7つのカテゴリーのイネーブラーを定義しています。

 1.原則、ポリシーおよびフレームワーク
 2.プロセス
 3.組織構造
 4.文化、倫理および行動
 5.情報
 6.サービス、インフラストラクチャおよびアプリケーション
 7.人材、スキルおよび遂行能力



COBIT5のイネーブラー:人材、スキルおよび遂行能力


人材、スキルおよび遂行能力イネーブラーの詳細と一般的なイネーブラーの説明との比較を、4つの特質とその他のイネーブラーとの関係として、モデルを使いながら説明します。


イネーブラーの4つの共通の特質

 ・ステークホルダー
 ・達成目標
 ・ライフサイクル
 ・優れた実践手法



・ステークホルダー

スキルおよびコンピテンシーのステークホルダーは、事業体の内部にも外部にも存在します。

ステークホルダーには、以下の様に、それぞれの役割があり、各役割には明確なスキルセットが求められます。

 ・ビジネスマネージャー
 ・プロジェクトマネージャー
 ・パートナー
 ・競合会社
 ・リクルーター
 ・トレーナー
 ・開発業者
 ・ITの技術的専門家



・達成目標

スキルおよびコンピテンシーの達成目標は、以下に関連付けられます。

 ・本質的な品質
 ・状況に応じた品質(関連性、有効性)


◇本質的な品質
 ・プロセスアクティビティや組織の役割の適切な提供
 ・実行に必要な教育
 ・資格のレベル
 ・技術的スキル


◇状況に応じた品質
 ・経験レベル
 ・知識スキル
 ・行動スキル

人々の達成目標には、スタッフの稼働率および退職率の正確なレベルが含まれます。



・ライフサイクル

スキルとコンピテンシーには、ライフサイクルがあります。

事業体は、現在のスキルベースを把握し、以下のために、スキルベースに何が必要かを計画する事が重要です。

 ・事業体の戦略および達成目標


スキルは、以下の方法により充足して、組織構造内のさまざまな役割に配置する必要があります。

 ・トレーニング等を通して開発
 ・採用による調達


ライフサイクルの例として、アクティビティの自動化やアウトソーシングされた場合に、スキルを廃棄する必要が発生します。


事業体は、定期的(例:1回/年)にスキルベースを評価して、どの様な進歩があったかを理解する必要があります。

この評価は、以下に反映させます。

 ・次の計画プロセス
 ・人的資源の報酬
 ・人的資源の認識プロセス



・優れた実践手法

スキルとコンピテンシーのための優れた実践手法には、さまざまなステークホルダーが担う、各役割のための客観的なスキル要件の必要性を定義する事が含まれます。

これは、異なるスキルカテゴリー中の異なるスキルレベルを使って説明されます。

各スキルカテゴリーの各対象スキルレベルでは、スキルの定義が利用可能になっている必要があります。

スキルのカテゴリーは、情報管理やビジネス分析と言ったIT関連のアクティビティに対応しています。


その他の優れた実践手法:

包括的なスキルの定義を提供する以下の様な、外部情報源があります。

 ・SFIA17(Skills Framework for the Information Age 17)


COBIT5の5つのプロセスドメインにマッピングした、スキルカテゴリーの例を以下に示します。

プロセスドメイン

 ・評価、方向付けおよびモニタリング(Evaluate, Direct and Monitor:EDM)
 ・整合、計画および組織化(Align, Plan and Organise:APO)
 ・構築、調達および導入(Build, Acquire and Implement:BAI)
 ・提供、サービスおよびサポート(Deliver, Service and Support:DSS)
 ・モニタリング、評価およびアセスメント(Monitor, Evaluate and Assess:MEA)


◇EDMのスキルカテゴリー

 ・事業体の IT ガバナンス


◇APOのスキルカテゴリー

 ・ITポリシーの策定
 ・IT戦略
 ・エンタープライズアーキテクチャ
 ・イノベーション
 ・財務管理
 ・ポートフォリオ管理


◇BAIのスキルカテゴリー

 ・業務分析
 ・プロジェクト管理
 ・操作性評価
 ・要件の定義と管理
 ・プログラミング
 ・システムのエルゴノミクス
 ・ソフトウェアの使用廃止
 ・キャパシティ管理


◇DSSのスキルカテゴリー

 ・可用性管理
 ・問題管理
 ・サービスデスクおよびインシデント管理
 ・セキュリティ管理
 ・ITオペレーション
 ・データベース管理


◇MEAのスキルカテゴリー

 ・準拠性レビュー
 ・パフォーマンスモニタリング
 ・コントロールの監査



・その他のイネーブラーとの関係

人材、スキルおよび遂行能力とその他のイネーブラーとのリンクには、以下のものが含まれます。

 2.プロセス
 3.組織構造
 4.文化、倫理および行動
 5.情報


◇プロセス

プロセスの中には、スキルとコンピテンシーのライフサイクルをサポートする事を目標としているものがあります。


◇組織構造

スキルとコンピテンシーは、プロセスアクティビティを実行し、組織構造で決定を行うために必要とされます。


◇文化、倫理および行動

個人の行動を促し、個人の倫理と組織の倫理の影響を受ける行動スキルを通じ、文化、倫理および行動へのリンクも存在します。


◇情報

スキルの定義も、情報イネーブラーのベストプラクティスを考慮すべき情報です。



これで、付録GのCOBIT5イネーブラーのについての詳細説明を全て終了します。

この続きはまた次回以降に、COBIT5の最後の付録、用語解説を紹介して行きます。



最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。


皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

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COBIT5フレームワーク その52

2014-07-30 20:01:18 | GEIT
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ブログの第178回目は、このブログの本題になっている GEITについての続きです。

第153回目で、付録G COBIT5イネーブラーの詳細説明に入りました。

今回はその続きで、COBIT5の7カテゴリーのイネーブラーについて、詳細説明をして行きます。


付録G COBIT5イネーブラーの詳細説明


既にお伝えしている様にCOBIT5の5原則の内、原則4の包括的アプローチの実現で、イネーブラーの概要を説明しました。

COBIT5の5原則

 1.ステークホルダーのニーズを充足
 2.事業体全体の包含
 3.一つに統合されたフレームワークの適用
 4.包括的アプローチの実現
 5.ガバナンスとマネジメントの分離


原則4:包括的アプローチの実現

COBIT5は、事業体のITのための全般的なガバナンスとマネジメントシステムの導入を支援するために、以下の7つのカテゴリーのイネーブラーを定義しています。

 1.原則、ポリシーおよびフレームワーク
 2.プロセス
 3.組織構造
 4.文化、倫理および行動
 5.情報
 6.サービス、インフラストラクチャおよびアプリケーション
 7.人材、スキルおよび遂行能力



COBIT5のイネーブラー:サービス、インフラストラクチャおよびアプリケーション

サービス能力とは、IT関連のサービス提供において活用される、アプリケーションやインフラストラクチャ等のリソースを指します。

サービス、インフラストラクチャおよびアプリケーションイネーブラーの詳細と一般的なイネーブラーの説明との比較を、4つの特質とその他のイネーブラーとの関係として、モデルを使いながら説明します。


イネーブラーの4つの共通の特質

 ・ステークホルダー
 ・達成目標
 ・ライフサイクル
 ・優れた実践手法



・ステークホルダー

サービス、インフラストラクチャおよびアプリケーションを組み合わせた用語を「サービス能力」として、以降で使用します。


サービス能力のステークホルダーは、内部にも外部にも存在します。

サービスは、以下の様な、内外の関係者によって提供されます。

 ・内部のIT部門
 ・オペレーションマネージャー
 ・アウトソーシングプロバイダー


サービスのユーザーは、以下の様に事業体の内部の場合と外部の場合があります。

 ・内部:ビジネスユーザー
 ・外部:パートナー、クライアント、サプライヤー


各ステークホルダーの利害を特定して、以下のどちらかに焦点が当てられます。

 ・適切なサービスを提供する
 ・プロバイダーから要求されたサービスを受ける



・達成目標

サービスレベルの能力達成目標は、事業体にとってどのサービスやサービスレベルが最も経済的なのかを考慮する必要があります。

それは、状況に応じた品質(関連性、有効性)として、以下のサービスおよびサービスレベルで表現されます。

 ・アプリケーション
 ・インフラストラクチャ
 ・技術


また、達成目標は、以下に関連付けられます。

 ・サービス
 ・提供される方法
 ・その結果


これらは、正常にサポートされたビジネス・プロセスへの貢献という事です。



・ライフサイクル

サービス能力には、ライフサイクルがあります。

将来の、または計画されているサービス能力は、通常では、ターゲットアーキテクチャと言うもので説明されます。

ライフサイクルでは、以下の様な構成要素をカバーして、これらの構成要素のリンクおよび関係を説明します。

 ・将来のアプリケーション
 ・目標とするインフラストラクチャモデル



・優れた実践手法

サービス能力のための優れた実践手法には、以下のものが含まれます。

 ・アーキテクチャ原則(プリンシプル)の定義
 ・事業体による定義(アーキテクチャの視点)
 ・アーキテクチャリポジトリの配備
 ・サービスレベルの定義


◇アーキテクチャ原則の定義

アーキテクチャ原則は、事業体内でのIT関連のリソースの導入と使用を管理するための、全体的なガイドラインです。

アーキテクチャ原則の例を以下に示します。

 ・再利用
 ・購入対構築
 ・単純性
 ・俊敏性
 ・開放性


*再利用

ターゲットアーキテクチャまたは、移行アーキテクチャの一部として、ソリューションを設計、導入する場合、アーキテクチャの共通コンポーネントを使用すべきである。


*購入対構築

内部でソリューションを開発することが合理的に承認されていない限り、ソリューションは購入すべきである。


*単純性

エンタープライズアーキテクチャは、事業体の要件を満たしながら、可能なかぎりシンプルに設計し、維持すべきである。


*俊敏性

エンタープライズアーキテクチャは、変化するビジネスニーズを効果的かつ効率的に満たすように、俊敏性を組み込むべきである。


*開放性

エンタープライズアーキテクチャは、オープンな業界標準を利用すべきである。


◇事業体による定義

異なるステークホルダーのニーズを満たすための、最も適切なアーキテクチャの視点の、事業体による定義の事です。

これらが、以下を説明するのに使用されるモデル、カタログおよびマトリックスとなります。

 ・ベースラインアーキテクチャ
 ・ターゲット(目標)アーキテクチャ
 ・移行(To-Be)アーキテクチャ


例えば、アプリケーションアーキテクチャは、使用している(計画している)アプリケーションとその中のインタフェースを示すアプリケーションインターフェースの図で説明する事ができます。


◇アーキテクチャリポジトリの配備

以下を含む、さまざまな種類のアーキテクチャのアウトプットを保存するために使用できる、アーキテクチャリポジトリを備えている事が必要です。

 ・アーキテクチャの原則
 ・アーキテクチャの標準
 ・アーキテクチャ参照モデル
 ・その他のアーキテクチャの成果物


アーキテクチャリポジトリは、以下のようなサービスの構成要素を定義します。

 ・ビジネス機能を提供するアプリケーション
 ・技術基盤(ハードウェア、システムソフトウェア、ネットワークインフラストラクチャを含む)
 ・物理的インフラストラクチャ


◇サービスレベルの定義

サービスプロバイダーによって、定義および達成される必要があるサービスレベルの事です。


外部には、アーキテクチャフレームワークとサービス能力に対する優れた実践手法が存在します。

これらは、アーキテクチャの成果物の創出を迅速に達成するために使用可能な以下のものです。

 ・ガイドライン
 ・テンプレート
 ・標準


外部の優れた実践手法の例を以下に示します。

 ・TOGAF16
 ・ITIL


*TOGAF16

技術的参照モデルと統合情報インフラストラクチャ参照モデルを提供します。


*ITIL

サービスを設計、運用する方法の、包括的なガイダンスを提供します。



・その他のイネーブラーとの関係

サービス、インフラストラクチャおよびアプリケーションとその他のイネーブラーとのリンクには、以下のものが含まれます。

 2.プロセス
 4.文化、倫理および行動
 5.情報


◇プロセス

COBIT5において、マネジメントの実践手法とアクティビティのインプットとアウトプットには、インプットとして必要とされる、またはアウトプットを提供するサービス能力が含まれます。

サービス能力は、内部および外部のサービスを提供するためのプロセスを通じて活用されます。


◇文化、倫理および行動

サービス指向の文化を構築する必要がある場合、文化および行動の側面にも関連があります。


◇情報

情報は、サービス能力の一つです。



これで、付録GのCOBIT5イネーブラーのサービス、インフラストラクチャおよびアプリケーションについての詳細説明を終了します。

この続きはまた次回以降に、COBIT5の7つのイネーブラーから残りの1つを詳細に説明して行きます。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

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コーヒー党 その4

2014-07-29 17:03:00 | グルメ
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ブログの第177回目は、昨日に続き、グルメネタにならない話題で、コーヒーについてです。

堅苦しい専門分野の話が続いていましたで、コーヒーブレイクです(^^)/


今回の話題は、アイスコーヒーの季節ですね! です。


皆さんは、コーヒーが好きですか?

私は、コーヒーが大好きで、夜以外の水分のほとんどをコーヒーで取っている事を何回か、このブログでお伝えしました。


普段は、深煎り豆をドリップしてホットで飲んでいますが、さすがにこの暑い時期だけは、アイスコーヒーを淹れます。

私の中では、梅雨の終わり頃、東京は寝苦しい熱帯夜の季節の始まりから、残暑が終わったなと感じられるようになるまでが、アイスコーヒーの季節です。



IceCoffe1
IceCoffe2



作り方は、簡単です。

アイスコーヒー専用の極深煎り豆を、普段ホットの時の豆の量の2倍ほど挽いて、濃い部分だけを抽出します。

それを前日から冷凍庫で凍らせておいた大き目のグラスに、氷をたっぷり入れた上から落とせば出来上がり。

ホットの時とあまり変わらない手軽な方法で、香り高いアイスコーヒーが楽しめます。


外の喫茶店で飲む水出しのアイスコーヒーも、マイルドで良いのですが、やはり香りを楽しむにはお湯でドリップした方が良いですね。

外出時には、カフェのチェーンやファーストフードなどのアイスコーヒーも飲みますが、クラッシュアイスばかり多くて、コーヒーの分量が少ないと思います。

更に、アイスコーヒーなのに薄い(私にとってはですが)と感じます。

パック入りの出来合いのコーヒーが、使われているからでしょうか?


そんなに薦められても、ブラックは苦手なんだよね。と言われる方は、牛乳を加えてカフェ・オ・レにしても美味しいですよ。

ほんの短い、この季節だけのお楽しみですから、皆さんも是非、自分好みのアイスコーヒーを試してみてください。



最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

また次回以降は、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

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内食党 その6

2014-07-28 19:25:36 | グルメ
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ブログの第176回目は、久々にグルメとは程遠い、普通の家庭料理についての話題です。

最近堅苦しい専門分野の話ばかりなので、生活の中の普通の話題にしてみました。


今回の話題は、「魚料理が多いかも?」についてです。

既に何回か、圧倒的に家庭の手料理での食事が多い事についてお伝えしてきました。


今回も、代わり映えしない夕食と朝食の写真です。



夕食1
夕食2
夕食3
夕食4
朝食1



前回もこうお伝えしましたが、品数や品揃えもそれぞれ違っていても、並べてみると何か似たような雰囲気で、代わり映えしません。

ブログを読まれている方からは、どう映っているか分かりませんが、この平凡さ、そう! これぞ正に、慣れ親しんだ我が家の家庭料理です。


今回改めて写真を見ると、あれっ? ほとんど魚料理です。

夕飯は、毎日魚という事はないはずですが・・・


それと、もう一つ気付く事がありませんか?

これは、前々から感じていたのですが、普通の味噌汁がほとんど出てこないという事です。

汁物自体、出てくる事が少ないのですが、出てくる汁物は、トン汁風の具沢山なものばかりです。

シンプルで、具の数と量ともに少ない、上品な味噌汁は出ません (^^;)


まぁ、多少の偏りはあっても、それが各家庭の癖(我が家の味)なんでしょうから。

この何の変哲もないごく普通の手料理が、凄く落ち着く、毎日食べても飽きの来ない優れものです。

宴会料理で一杯飲むのも好きな方ですが、たとえ店と料理が変わっても、それが毎日となると、きっと飽きて嫌になると思います。


食べ物に好き嫌いは言いませんので、出されたものは、何でもいただきますが、苦手な料理もあります。

それは、フランス料理のフルコースとか懐石料理で、少量ずつ決まった順番に、皆と速度を合わせて食べなさいと強制される食事は、好きになれません。

こういう席は、たいていスーツ姿でかしこまって食事となるシチュエーションですから、リラックスして食事をとれないのも苦手な原因です。

元々上流家庭に育ったわけではありませんから、好きな順に好きなだけ取って、くつろいだ雰囲気で食べさせてくれ~! と言うところですね。


そんな事ばかり言っていて、よく奥さんに嫌われないねぇ、たまには2人でレストランでの外食とかしないの? と聞かれる事があります。

愛想付かされているのは、今に始まった事ではないので、ちょっと置いておいて、外での食事は味付けが濃くてしつこい(脂っぽい)と言って、妻の方が外食嫌いですから、内食党は必然だったようです。


皆さんも、外食や中食ばかりしていないで、たまには簡単な手料理での内食をどうでしょうか。



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COBIT5フレームワーク その51

2014-07-27 20:07:45 | GEIT
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第153回目で、付録G COBIT5イネーブラーの詳細説明に入りました。

今回はその続きで、COBIT5の7カテゴリーのイネーブラーについて、詳細説明をして行きます。


付録G COBIT5イネーブラーの詳細説明


既にお伝えしている様にCOBIT5の5原則の内、原則4の包括的アプローチの実現で、イネーブラーの概要を説明しました。

COBIT5の5原則

 1.ステークホルダーのニーズを充足
 2.事業体全体の包含
 3.一つに統合されたフレームワークの適用
 4.包括的アプローチの実現
 5.ガバナンスとマネジメントの分離


原則4:包括的アプローチの実現

COBIT5は、事業体のITのための全般的なガバナンスとマネジメントシステムの導入を支援するために、以下の7つのカテゴリーのイネーブラーを定義しています。

 1.原則、ポリシーおよびフレームワーク
 2.プロセス
 3.組織構造
 4.文化、倫理および行動
 5.情報
 6.サービス、インフラストラクチャおよびアプリケーション
 7.人材、スキルおよび遂行能力



COBIT5のイネーブラー:情報

情報イネーブラーは、自動化された情報だけでなく、事業体に関連のある全ての情報を扱っています。

情報には、以下の区別があります。

 ・構造化されているものと構造化されていないもの
 ・形式化されているものと形式化されていないもの


COBIT5のメタデータとしての情報サイクルは、以下の通りです。

 1. ビジネスプロセス(ITプロセスを含む)は、生成と処理によって、データを生む
 2. データは、変換されて、情報となる
 3. 情報は、更に変換されて、知識になる
 4. 知識は、最終的な事業体のための価値を作成する
 5. 事業価値は、ビジネスプロセスを推進する


情報は、事業体の情報サイクルの1段階であると見なすことができます。

COBIT5情報イネーブラーのスコープは、主に情報サイクルの情報の段階となります。

ただし、COBIT5では、データと知識の側面もカバーしています。


情報イネーブラーの詳細と一般的なイネーブラーの説明との比較を、4つの特質別に、情報のモデルを使いながら説明します。


イネーブラーの4つの共通の特質

 ・ステークホルダー
 ・達成目標
 ・ライフサイクル
 ・優れた実践手法



・優れた実践手法

実践手法には、一般と異なるイネーブラー特有の要素として、以下のものが含まれます。


【 ベストプラクティス】

以下の様な異なる分野において、情報のコンセプトは異なって理解されるため、情報が何かという点について、全ての人が同意する定義はないとされています。

しかし、情報の性質は、定義および記述を通して明確にする事ができます。

 ・経済
 ・コミュニケーション理論
 ・情報科学
 ・知識管理
 ・情報システム


情報の異なる性質を構造化するために、以下の枠組みが提案されています。

ベストプラクティスの枠組みは、情報の特性を定義し、記述する6個のレベルまたはレイヤーで構成されています。

【情報属性の定義】

 ・物理的(キャリア、メディア)
 ・経験的(ユーザインタフェース)
 ・構文的(言語、書式)
 ・意味的(意味):種類、最新性、レベル
 ・実用的(利用):保持、ステータス、コンティンジェンシー、新規性を含む
 ・社会的(コンテキスト)


これらの6個のレベルは、情報属性が情報の取得、保存、処理、配布、提示のための情報技術および媒体にリンクされる情報の物理的なレイヤーから、情報の使用と理解、アクションが行なわれる実社会のレイヤーまでの一連の属性を示しています。


6個のレイヤーと情報属性は、以下の様に説明する事ができます。


◇物理的なレイヤー

経験的に観察できる全ての現象が発生するレイヤーです。

情報の伝達手段や媒体は、以下の様な情報の物理的な伝達手段を識別する属性となります。

 ・紙
 ・電気信号
 ・音波


◇経験的なレイヤー

情報の符号化に使用される符号、および符号同士の区別、背景雑音との区別の経験的観察のレイヤーです。

ユーザーインタフェースなど、情報のアクセスチャネルを識別する属性となります。


◇構文的なレイヤー

自然言語、または人工言語で文を構成するためのルールと原則のレイヤーです。

構文とは、情報の形式の事を指します。

*コードと言語

情報の符号化に使用される表現言語と形式、および構文構造を形成するための言語の記号を組み合わせるためのルールを特定する属性です。


◇意味的なレイヤー

構文構造から、意味を構築するためのルールと原則のレイヤーです。

意味的とは、以下の属性で、情報の意味の事を指します。

 ・種類
 ・最新性
 ・レベル


*情報の種類

情報の種別を特定する属性です。

例えば、以下の様なものです。

 ・財務情報と財務以外の情報
 ・内部情報と外部情報
 ・予測または予想値と観測値
 ・計画値と実績値


*情報の最新性

情報が参照している以下の時間軸の、どの時点に関する情報かを特定する属性です。

 ・過去
 ・現在
 ・将来


*情報レベル

情報の詳細度を特定する属性です。

例えば、以下の様なものです。

 ・年間売上
 ・四半期売上
 ・月間売上


◇実用的なレイヤー

人間のコミュニケーションの特定の目的を満たす、より大きな言語構造を構築するためのルールと構造のレイヤーです。

実用とは、以下の属性で、情報の使用の事を指します。

 ・保持期間
 ・情報の状態
 ・新規性
 ・コンティンジェンシー


*保持期間

情報を破棄するまでに、どれほどの期間、情報を保持できるかを特定する属性です。


*情報の状態

情報が運用中か過去のものかを特定する属性です。


*新規性

情報が新しい知識を作り出すか、既存の知識を確認するだけかどうかを特定する属性です。


*コンティンジェンシー

この情報に優先する事が求められる(情報として考慮される)情報を特定する属性です。


◇社会的なレイヤー

記号論の実用レベルにおける言語構造の使用を通して、以下の様な社会的に構築された世界のレイヤーです。

 ・契約
 ・法律
 ・文化


*コンテキスト

情報が意味を成し、活用され、価値をもつ様に、コンテキストを特定する属性です。

例えば、以下の様なコンテキストです。

 ・文化
 ・対象領域



・情報に関する追加考察

情報と関連技術への投資は、コスト効果分析を含むビジネスケースに基づいています。

コストと効果は、測定可能で分かりやすい要因のみではなく、競争上の優位性、顧客満足度や技術の不確実性など、潜在的な要因も考慮する必要があります。

情報リソースが適用または使用された時にのみ、事業体はその情報リソースから効果を生み出す事ができます。

そのため、情報の価値は、以下の使用によって決まります。

 ・内部での使用
 ・販売


したがって、情報そのものには、本質的な価値はなく、情報を実行に移す(使用した)時のみ、価値を生成できると考えられます。


情報モデルは、COBIT5での新規モデルとなり、コンポーネントの種類も豊富にあるので、詳細が、別冊として刊行予定とされています。



これで、付録GのCOBIT5イネーブラーの情報についての詳細説明を終了します。

この続きはまた次回以降に、COBIT5の7つのイネーブラーを1つずつ詳細に説明して行きます。


最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回以降も、本題のGEITの凄いフレームワークCOBITを中心に、ISACAが発行している資格などについても順次お伝えして行きます。

ただし、ISACAの資料は、著作権の管理が非常に厳しいため、全引用とかはほぼ不可能となっています。

表現を変えたり、かみ砕いた言葉などで説明して行く予定です。


皆さまからの、ご意見・ご感想をお待ちしております。

これからのブログの成長に、どうぞご期待ください。



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【資格】
・ITコーディネータ
・公認情報システム監査人
 Certified Information Systems Auditor (CISA)
・公認情報セキュリティマネージャー
 Certified Information Security Manager (CISM)
・公認ITガバナンス専門家
 Certified in the Governance of Enterprise IT (CGEIT)
・Certified in Risk and Information Systems Control (CRISC)


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