毎度尾篭な話で恐縮ではありますが。
また腹痛だ。今度は入浴中。元来腹をあたため
れば腹痛というものはおさまるものであるはずな
のだが、にもかわらずそれがきた。体を石鹸で洗
いつつ七転八倒の苦しみ。風呂場とトイレがひとつ
になったアレな構造の浴室であるから、便器は目
の前にある。しかし全身は泡だらけ。そのまま便
座へ座るのはいくらなんでもと、体洗い終えるまで
は必死の我慢。耐えることこそがわが人生。
なんとか風呂上がるまでは粗相せずにすんだが、
それでもまだ問題は終わらない。バスタオルでササ
ッと体をぬぐい、全裸で用を足すのもアレなのでラン
ニングシャツを着用し、やっと便座に腰掛ける。「は
~~」という安堵のため息とともに、大量に噴出され
るナニ。とりあえずなにも汚さずにことを終えられた。
この手のことを心配するのはせめて70過ぎてからに
したいと思う。そうすりゃオムツつけて外出しても変
ではないし。
しかしこの大腸の弱さは本当に嫌になる。外見に
似合わず神経細いから過度の緊張でもすればもう一
発でアレ、お腹から「ぐぎぎぎ~」なるノイズが鳴り出
し、「あれ?」と思っていると三分後には激烈な腹痛、
もういてもたってもいられない。だから緊張するような
行動の前には必ず用を足しておかないといけない。つ
ーか、「緊張するような行動はできる限り慎む」という
方向へ人生が転がるのも致し方ないといえるだろう。
そんなこんなでいまの人生だ。「糞ったれ」という罵倒
の言葉がなかなか似合う人生ではある。
以前にも書いた気がするが、「床屋でヒゲそってる最
中腹痛を起こしたら」というのがなによりも嫌な想像であ
る。「天皇陛下と園遊会で歓談の最中」というのも結構
なピンチであろうが、脂ハゲが園遊会に招待されること
はまずなかろうと思われるので、これは心配する必要
はない。
しかしこの弱い大腸、どうすれば鍛えることができるの
か。「便秘の悩み」というのはしばしば語られ、ヨーグルト
やら干し芋やらの対処法があるようなのだが、「お腹ゆる
い」に関する悩み語りはかなり少ない気がするが気のせ
いか。「正露丸飲んどきゃいいだろ」という問題ではない
のである。
世の中は広いから、「結婚式の最中」とか「葬儀の親族
代表として挨拶している最中」とか、絶対やってはならん
時にもよおした人間もひとりやふたりこの世に存在してい
るはずである。できればそのときの「こころの傷」について
語っていただきたいものであると思う。
また腹痛だ。今度は入浴中。元来腹をあたため
れば腹痛というものはおさまるものであるはずな
のだが、にもかわらずそれがきた。体を石鹸で洗
いつつ七転八倒の苦しみ。風呂場とトイレがひとつ
になったアレな構造の浴室であるから、便器は目
の前にある。しかし全身は泡だらけ。そのまま便
座へ座るのはいくらなんでもと、体洗い終えるまで
は必死の我慢。耐えることこそがわが人生。
なんとか風呂上がるまでは粗相せずにすんだが、
それでもまだ問題は終わらない。バスタオルでササ
ッと体をぬぐい、全裸で用を足すのもアレなのでラン
ニングシャツを着用し、やっと便座に腰掛ける。「は
~~」という安堵のため息とともに、大量に噴出され
るナニ。とりあえずなにも汚さずにことを終えられた。
この手のことを心配するのはせめて70過ぎてからに
したいと思う。そうすりゃオムツつけて外出しても変
ではないし。
しかしこの大腸の弱さは本当に嫌になる。外見に
似合わず神経細いから過度の緊張でもすればもう一
発でアレ、お腹から「ぐぎぎぎ~」なるノイズが鳴り出
し、「あれ?」と思っていると三分後には激烈な腹痛、
もういてもたってもいられない。だから緊張するような
行動の前には必ず用を足しておかないといけない。つ
ーか、「緊張するような行動はできる限り慎む」という
方向へ人生が転がるのも致し方ないといえるだろう。
そんなこんなでいまの人生だ。「糞ったれ」という罵倒
の言葉がなかなか似合う人生ではある。
以前にも書いた気がするが、「床屋でヒゲそってる最
中腹痛を起こしたら」というのがなによりも嫌な想像であ
る。「天皇陛下と園遊会で歓談の最中」というのも結構
なピンチであろうが、脂ハゲが園遊会に招待されること
はまずなかろうと思われるので、これは心配する必要
はない。
しかしこの弱い大腸、どうすれば鍛えることができるの
か。「便秘の悩み」というのはしばしば語られ、ヨーグルト
やら干し芋やらの対処法があるようなのだが、「お腹ゆる
い」に関する悩み語りはかなり少ない気がするが気のせ
いか。「正露丸飲んどきゃいいだろ」という問題ではない
のである。
世の中は広いから、「結婚式の最中」とか「葬儀の親族
代表として挨拶している最中」とか、絶対やってはならん
時にもよおした人間もひとりやふたりこの世に存在してい
るはずである。できればそのときの「こころの傷」について
語っていただきたいものであると思う。