競馬あれこれ その3

2006-11-26 22:55:55 | Weblog
 昨日の土曜、「年に一度のG1レースのある土曜」であっ
て、東京競馬場がまた混むこと混むこと。昨年も同じネタ書
き込んだ気もするが、いま一度言わせてもらう。G1レース
は日曜に。土曜はのんびりと過ごさせてくれと。

 しかしながらきょうの主題はこれではない。つーか、「何故
勝負事というのは波があるのか」についてである。麻雀をや
る人間であればだれもが「ツキ」というものを気にしていると
思う。実際、うまくいくときは次々に必要な牌をツモり、また
危険と思われる牌を思い切って捨てても振り込むことはない。
逆に不ヅキの時は引く牌引く牌不要牌ばかりで、振込み防
ごうとオリたつもりで捨てた牌で振り込んでしまう。しかもド高
め。40過ぎて泣きたくなるのはこのような時である。

 麻雀においてはこのようにハッキリとわかる「ツキ」「不ヅキ」
であるが、競馬にもこのような「山と谷」がある。なんつーかね、
きのういつもの如く1日中東京競馬場にいて馬券を買っておっ
たのだが、なんかね、合計15レースの馬券を買い、そのうちの
10レースが当たったのである。死ぬんじゃねえか俺。

 馬連や馬単馬券はあまり買わず、単勝と複勝馬券が主なの
で、そりゃまあ配当は少ないながら当たりやすいのは事実であ
り、前述の的中馬券のうちにも、取りガミ(購入した馬券の総額
より回収したお金が下回ること。100円10点流しで1,000円の
馬券を購入、的中しても配当が10倍以下だと結局は損となる。
これをガミという)が結構あり、圧倒的勝利とは言えないのだが、
それでも普段15レース買って的中が4~5レースしかないこと
を考えると、なんか異常な当たりっぷりである。

 こっちとしては別に買い方を変えているわけではない。パドッ
クで馬をぼんやりとながめ、「ああ、こりゃいいデキだ」と思える
馬から買う。この方法にはなんの変化もない。なのに昨日のよ
うにやたら当たる時があるかと思うと、買う馬買う馬ほとんどす
べて圏外に飛んでいく場合もある。これはなぜなのか。わたし
の馬の見かたが根本から間違っているのか。それとも日によっ
てわたしの目に曇りが生じるということなのか。

 というか、「どんな方法で買うにしろこのような波が必ず生じる」
というのが結論としてはいちばん優れている気がする。上がった
り下がったり。まさしく人生のようなものでありますな。馬券はは
ずれてもそれを忘れて次へ突き進むというのが比較的容易にで
きるが、人生においてはそれをすることはなかなか難しい。失敗
を失敗と認めず、いつも同じ立ち位置でぐちぐちと粘着。これだけ
はやはり避けるべきなんでしょうな。競馬においても人生におい
ても。