缶コーヒーのジョージア

2006-11-08 04:08:03 | Weblog
 最近、町田近辺の自販機でも、マックスコーヒーをよく
見かけるようになった。なんか隔世の感がジンワリとこぉ。

 茨城出身の知り合いから、「マックスコーヒー」なるもの
の存在をはじめて聞いたときは、「えー、冗談だろー」と言
った覚えがある。飲料のナショナルブランドとしては最大
手のコカコーラが、そんな一部地域限定の飲み物を作っ
ているとは、にわかには信じがたかったからである。

 その後千葉県内にはじめて出張に行き、知り合いの言
が本当だということを知った。好奇心に負けて買って飲ん
だが、その独特かつ強烈な甘みは、「こりゃ東京じゃ売れ
ないかもだな」と思わせるのに充分であった。つーか、糖
尿病患者が間違えて口にしたら、命の問題になるんじゃ
ねえかと思わせるくらいの甘みであった。

 それがとうとう町田くんだりまで進出してきたわけだが、
コカコーラの販売戦略になにか変化が起こったのか。コカ
コーラライトやらダイエットコークやら、時代はあの手の強
烈な甘みから離れているような気もするのだが。

 例によってネットで調べてみるに、この手の飲料は、結構
「地域限定品」というのが多いらしい。マックスコーヒーの他
にも、静岡・山梨近辺では「ジョージアマイコーヒー」なる製
品もあるということだ。これについてはあまり聞いたことがな
い。あんまり特徴的な味ではないのかしらん。

 考えてみれば「ジョージア」という名前自体がローカルな地
名である。「コカコーラ発祥の地であるからジョージアという名
前をつけた」そうだが、それなら別にコーヒーに限った話じゃね
えじゃねえかと。わたしゃずっと、「ジョージアでコーヒー豆がと
れるから」と思っていた。こういう勘違いが、わたしの恥の源泉
となるわけである。コカコーラももうちょっと考えて欲しいと思う。

 他の缶コーヒーが、「いかに厳選された原料を使っているか」
(有機栽培うんにゃらかんゃらとか、コロンビア政府公認なんち
ゃらとか)、あるいは「いかに旨味を引きだす製法によって作ら
れているか」(遠赤外線焙煎法とか、粗挽ネルドリップとか)を広
告戦略として強調しているのに引き換え、ジョージアコーヒーっ
てその手のことをほとんどしていない。本家のコカコーラの広告
がほとんど「イメージの強調」だけであるのにやはり追随してい
るのか。まあ、わたしの舌が馬鹿なのか、他社の製品と比べて
さほど味に差があるように思えないのは事実ではあるのだが。

 きょうあたり数年ぶりにマックスコーヒーを飲んでみるかなと。
デブにはある意味麻薬っぽい気もいたしますが。