ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

カルメン組曲-バレエー

2006年01月31日 | Weblog
昨年11月18日のマヤ・プリセツカヤの80歳の誕生日の為にあたらな振付をしたプリセツカヤの代表作品の一つカルメン組曲を1月28日に見ました。1967年のボリショイでの初演より137回目。この1967年の初演こそプリセツカヤです。ビゼーの音楽にシェドリンが編曲、アルベルト・アロンソの振付でプリセツカヤを中心にした物。 幕が開くと黒い牛の顔を書いた巨大な垂れ幕。これが引き上げられると円形の闘牛場。観 . . . 本文を読む

レア(LEAH)-バレエー

2006年01月29日 | Weblog
1月22日のラトマンスキーの振付による1幕物バレエ4つのバレエの最後の一つです。2004年3月20日のボリショイでの初演から11回目の上演。主演のレアをマリア・アラシュ(写真中央の指揮者Igor Dronovの左隣の隣) 相手役のHananをデニス・サビン(指揮者の左隣の赤い服)。元々Dybuukという劇から取った物で2001年にAlexei Fadeechevダンス劇場で上演されたもの . . . 本文を読む

ミドル デュエット-バレエ-

2006年01月29日 | Weblog
岩田さん主演のバレエのことを早くUpしたかったので順番が逆になりましたがミドル デュエットという一幕物のバレエを先週日曜に見ました。主演スベトラーナ・ザハロバ、相手役はアンドレイ・メルクリエフ。 静かな音楽で真っ暗な中にスポットライトが当り舞台の中央に2人が浮かび上がります。その中で2人が踊ります。 2人の踊りの技術をじっくり見るというバレエで特に筋はありません。 ザハロバの踊りをじっくり見 . . . 本文を読む

チポリーノ-3-

2006年01月29日 | Weblog
チポリーノは週末のマチネに家族連れ向けを対象に頻繁に上演されています。パンフレットも子供が楽しめるようにバレエのパンフレットとは思われないような子供向けのクイズなどが入っています。更にこのようにバレエの基礎知識を子供に知ってもらう為のバレエ入門の為の簡単な辞典までついています。このように小さいころからバレエに自然に親しめる環境というのは羨ましい限りです。因みに右下の写真はNew Stageの2階の . . . 本文を読む

チポリーノ-2-

2006年01月29日 | Weblog
野菜、くだものおとぎ話の国です。 チポリーノ:岩田さん、小かぶチャン:アナスターシヤ スタシケビッチ(写真岩田さんの左、木蓮チャン:アンナ・ニクリナ(写真指揮者の右)、さくらんぼ伯爵坊や:イゴール クロムーシン〈写真左端)、さくらんぼ姫姉妹:ナタリヤ ブスクレンコ、ソフィア ルビモバ、レモン王子:デニス サビン、トマトの警察署長:A..ペトゥーホフ チポローネ(チポリーノの父) デニス カプ . . . 本文を読む

岩田さん主演-チポリーノ-バレエー

2006年01月28日 | Weblog
今日のマチネで岩田さんが主役のチポリーノを演じるバレエのチポリーノを見ました。台本G.ルィフロフ 演出:ゲンリフ・マイオーロフ 作曲:カレン・ハチャトゥーリアン、 ボリショイで1977年初演から203回目の上演です。 2幕、2時間の短いバレエでロダリの童話をバレエにした物なので小さな子供を連れた家族連れが中心の観客でした。 今日は日本のテレビ局の取材が来ていて1幕の後、アナウンサーが岩田さんの踊 . . . 本文を読む

ボレローバレエー

2006年01月25日 | Weblog
ラヴェルの有名な曲に合わせたボレロが1月22日の第2演目でした。この演目はマヤ・プリセツカヤの有名な演目で元々 女性ソリストを前提にして作られたものでパリ・オペラ座でも踊ったもの。 今回の演出は1人の女性ソリストをジゴロたちが取り囲むという振付ではなく3名づつの男女6名が踊るという振付でした。 女性はAnastasia Yatsenko(第一ソリスト)、Natalia Osipova(コールド . . . 本文を読む

カード遊びーバレエー

2006年01月24日 | Weblog
1月22日に見た1幕物バレエの最初の演目は「カード遊び」でした。これは岩田さんの演目で今年最初に見た演目です。この写真では一番右側です。音楽はストラビンスキー。 そもそも1月22日のバレエはAleksey Ratmanskyの振り付けによるバレエ4演目という趣向。カード遊び(Card Play)も今回はフランス語のJeu De Cartesという題名が英語のチラシに載っております。パンフレットに . . . 本文を読む

マヤ・プリセツカヤ

2006年01月23日 | Weblog
1,2月号のロシアの雑誌「バレエ」の表紙が昨年末のプリセツカヤの80歳の誕生日の時の写真です。その裏など更に数ページに渡りプリセツカヤの現役時代の舞台の写真、この80歳の誕生日のクレムリンの舞台の風景などの写真満載です。 このブログでは1つしか写真が載せられませんのでHPの方で近日まとめてUPします。 又昨日は振付アレクセイ・ラトマンスキィーの1幕バレエ4題の舞台を見ましたのでこれも近日中にU . . . 本文を読む

ボリショイ日本公演

2006年01月22日 | Weblog
既に皆さん良く御存知なのでしょうがボリショイのバレエが今年5月に日本で公演するそうです。5月3日から12日まで東京文化会館(5月7日のみ神奈川県民ホール)でラ・バヤデール(バヤデルカ)とファラオの娘です。 詳しくは日本舞台芸術振興会のHPを教えてもらいましたので御参考。 又3月28日から4月22日まではイギリス公演で白鳥の湖、ジゼル、スパルタカスをやるようです。スパルタカスは正月帰国中のみの上 . . . 本文を読む

ボリス・ゴドゥノフ-2-

2006年01月22日 | Weblog
ボリス・ゴドゥノフ役はBsのMikhall Kazakov, 青年僧グレゴリー(後に殺された皇子ディミトリーに成りすます)はTenorのRoman  Muravitsky、シュイスキー公(T. Maksim Paster)が演じました。   あらすじは 第一幕 -第一場(プロローグ):幕が開くと薄暗い冬の景色のモスクワのNovodevich修道院の前に集ま . . . 本文を読む

ボリス・ゴドゥノフ-オペラー

2006年01月21日 | Weblog
1月19日にクレムリン宮殿の劇場でプーシキン原作、作曲ムゾルグスキーのロシアオペラ史上の最高傑作とも言われるボリス・ゴドゥノフを見ました。オケの楽譜には様々の版があるようですがボリショイはコルサコフの編曲で3幕2場のSt Basil寺院の部分のみIppolitov-Ivanovの編曲。チラシにはオペラでなくPeople's musical Dramaとの表現、1888年のボリショイでの初演から64 . . . 本文を読む

New Year Tree

2006年01月19日 | Weblog
一寸UPするのが遅くなってしまいましたがボリショイ劇場の中に飾ってあったツリーです。 実は先週1月14日がロシアの旧暦の元旦だったのでそれまではツリーはかざってありました。 というのはロシアではツリーは正確に言うとクリスマスをお祝いする為のツリーではなく新年を 祝う為のツリーで大晦日だけでなくロシア旧暦での大晦日に当たる1月13日もお祝いするからです。 12月31日の大晦日にはこのツリーの . . . 本文を読む

エフゲニー・オネーギン-2-

2006年01月18日 | Weblog
あらすじ  第一幕 :シーン1 幕が開くと舞台中央にはタチヤナの母親ラーリナと侍女。タチヤナとオルガの歌声がどこからともなく聞こえそれに2人があわせて歌う〈開幕の4重唱〉。これは昔は好きな人がいたのにこの田舎へ嫁がされてしまった、初めは泣いてばかりいたけれど、夫は優しかったし、子供も生まれ今の生活に慣れてしまったと言う物悲しい調べ。この田舎の裕福なラーリナ家で育った本好きで夢見る少女タチヤナ、活 . . . 本文を読む

エフゲニー・オネーギン-オペラ-

2006年01月17日 | Weblog
今日はプーシキンの小説にチャイコフスキーが38歳の時に曲をつけたというロシアを代表する二人の作になるオペラ 「エフゲニー・オネーギン」をクレムリンで見ました。1881年のボリショイでの初演から2249回目 2000年に1944年版を復刻して80回目というロシア人に人気のオペラ。10時20分まで上演。3幕 主人公エフゲニー・オネーギン(Br)をAndrey Grigoriev、相手役 地主フーリナ . . . 本文を読む