ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

トゥーランドット-オペラ-

2006年01月16日 | Weblog
1月13日にプッチーニの遺作のトゥーランドットを見ました。カルロ・ゴッツイの戯曲で、彼はペルシャの物語や「千一夜物語」などを参考にして書いたとされています。 ボリショイでは1931年の初演より65回目 (ミラノスカラ座の初演が1926年)、今回も自ら指揮しボリショイの現在の主任指揮者であり音楽DirectorであるAlexander Vedernikovの2002年版で26回目の上演と最近上演回数 . . . 本文を読む

ジゼル-3-

2006年01月15日 | Weblog
写真は1幕のカーテンコールのものです。90年撮影のジゼルのDVDをみても同様に1幕のカーテンコールは同じポーズでやっています。 さて2幕ですが青く暗い照明のなかハンスがジゼルの墓参りに来ます。只ジゼルの墓に近づくと墓の廻りや周りの草から怪しい光が発せられ慌てて逃げ出します。次にウィリの女王ミルタが登場し踊ります。ミルタ役は上級ソリストのマリア・アラシュ(29才)でしたが後ろに小さい羽をつけ花輪を . . . 本文を読む

ジゼル-2-

2006年01月15日 | Weblog
ジゼルは婚約したが結婚式をあげる前に亡くなった女性は妖精ウィリとなり夜な夜な墓場より現れ若者を死ぬまで踊らせるというドイツの伝説を元に作られた。 第一幕は中世のドイツで幕が開くと黒いマントに身を隠したアルブレヒトが登場し従者に剣を渡して家で着替えて再登場。ジゼルの家のドアをノックして身を隠し白いスカートに水色の入った服を着て頭に花飾りをした如何にも乙女というジゼル登場。ジゼルは踊りながらアルブレ . . . 本文を読む

ジゼル-バレエ-

2006年01月15日 | Weblog
今日(1月14日)ジゼルを見ました。ボリショイ劇場では1843年の初演から1117回目の人気の演目。ボリショイで現在上演されるのは2つの振付があり今回は1987年のグリゴロヴィッチの振付版。もう一つの振付は1997年のヴァシリエフ版。只今シーズンの予定を見るとすべてグリゴロヴィッチ版のみのようです。2幕で9時20分までと比較的短いバレエ。音楽アドルフ・アダン、台本ゴーティエ、サン=ジェルジュと当方 . . . 本文を読む

眠れる森の美女-2-

2006年01月14日 | Weblog
このバレエは10時までの略3時間で上演されました。ボリショイの本Stageが改装中なので広い舞台が必要な本演目はクレムリンの劇場で上演されたもの。第二幕でリラの精と王子を乗せた船がゆっくりと舞台を移動するパノラマという場面が舞台装置の関係で省略されていたりしました。あらすじは皆様良く御存知とは思いますが念の為。 最初は30分にも及ぶプロローグ。舞台は17世紀のフランスを思わせる王国で国王夫妻に待 . . . 本文を読む

眠れる森の美女-バレエ-

2006年01月14日 | Weblog
今年最初のボリショイ観劇は1月12日にクレムリンの劇場を使って上演されたチャイコフスキーの眠れる森の美女でした。1899年のボリショイでの初演から538回、今回上演されたグリゴローヴィチ振付による1973年版でも122回目という長い歴史を誇る不朽の名作。バレリーナのキャリアの最終目標の一つとも言われるオーロラ姫を演じたのはプリンシパルの1人Anna Antonicheva。有名な第一幕の16歳の誕 . . . 本文を読む

椿姫「乾杯の歌」 at 夏の宮殿 (Peterhof)

2006年01月03日 | Weblog
戦争と平和のロシア版映画の舞踏会風景を見ていたら是非皆様に紹介したい物を思い出しました。それは昨年7月にサンクトで開かれた日露IT国際会議に参加した際のサンクト市長主催の晩餐会が夏の宮殿(Peterhof)で開かれた時の風景です。日経新聞でこの会議のことは特集されていましたので御記憶の方もいらっしゃると思いますがこの晩餐会のことは触れていませんでしたね。これは噴水で有名なサンクトのピーターホフ宮殿 . . . 本文を読む

くるみ割り人形-バレエー

2006年01月01日 | Weblog
未だクリスマスが来ていないロシアでは12月31日の夜にくるみ割り人形を見るのが恒例になっているようで以前にも書きましたが大晦日の公演の最前列は8000ルーブルです。年末には頻繁にくるみ割り人形を上演していますので昨年の当方の最後のボリショイ観劇も12月28日のくるみ割り人形でした。もともと12月27日と28日はローゼンタールの息子達のオペラの予定だったのですが戦争と平和のScheduleが遅れたこ . . . 本文を読む

ショピニアーナ-バレエ-

2006年01月01日 | Weblog
明けましておめでとうございます。  年末に一時帰国して先ほど近所の神社に初詣に行ってきました。 今年もボリショイに通ってこのブログを充実させていこうと思っています。 さて今年最初のブログですが年末に見たショピニアーナです。これは1908年にフォーキンのショパンのワルツやノックターンなど聞き覚えのある曲に振り付けをした1幕の40分ほどの短いバレエです。 ボリショイでは1932年に上演されてか . . . 本文を読む