かしこい主婦の幸福術 #1
今週から、新しいコーナーをスタートさせます。題して「かしこい主婦の幸福術」。私が女性をターゲットに何かを書く機会はあまり多くないのですが、何でもやれるのがブログのよいところです。主婦の生き方について書いて行きますので、ぜひコメントをください。第一回は総論です。
昔の賢い主婦の典型は「良妻賢母」でした。夫が外で働くのをしっかりとサポートし、家事や育児をしっかりこなす。決して前にでることなく、三歩下がって夫の後をついていく。そんな人が理想的な主婦で、そして本人にとっても幸せを享受できると考えられていたのです。
ところが、そんな主婦像はもろくも崩れてしまいました。良妻賢母は本人にとっても、そして周りの家族にとっても、望ましい選択肢ではなくなってしまったのです。それは戦後に「良妻賢母」の暗黙の前提となっていた夫の雇用や所得の安定性が崩れてしまったからです。
例えば、サラリーマンの年収は6年連続で減り続けています。国税庁の「民間給与の実態」によれば、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収は、平成9年の4,673千円をピークに、平成10年4,648千円、平成11年4,613千円、平成12年4,610千円、平成13年4,540千円、平成14年4,478千円、平成15年4,459千円と続いています。
年収が減るというのに、税金や社会保険料の負担は、増える一方です。例えば、一昨年の5月から発泡酒とワインが増税になりました。7月からはタバコが増税になりました。昨年の1月からは配偶者特別控除が廃止になり、10月からは厚生年金保険料が引き上げになり、今年1月からは老年者控除の廃止と公的年金等控除の圧縮、4月からは国民年金保険料の引き上げと、雇用保険料引き上げが行われました。そして来年1月からは、定率減税が半減になり、再来年は廃止。そして再来年の消費税率の引き上げもすでに既成事実化しています。さらに4月から始まった政府税制調査会では、給与所得控除の圧縮といった新たな大衆課税が検討されています。もはやサラリーマン世帯の手取り収入が減っていくのは、避けられない状況なのです。
しかも収入減は必ずしも緩やかにくるわけではありません。一昨年、日商岩井、ニチメン、りそな銀行はボーナスがゼロになりました。昨年、UFJ銀行はボーナスが8割カットになりました。名だたる大企業でそんなことが起こるのですから、中小企業では日常茶飯事です。これまでのようにボーナスを生活費に組み込んでいると、いつ家計が破綻するかわからないのです。
もう一つの変化は、普通のサラリーマンが突然リストラのリスクにさらされるようになったことです。例えばJTは2月17日に、昨年9月から今年1月まで行った希望退職者募集に5796人が応募したと発表しました。社員約1万6600人の3分の1、希望退職の対象者となる「40歳以上で勤続15年以上」の半分に当たる大規模なものでした。実は私が社会にでて初めて就職したのがこのJTでした。当時は従業員数も3万人を超えていました。それから25年経って、従業員数は3分の1になった形です。
私はいま47歳ですが、私の同期も含めて、今回の希望退職募集で会社を去ることになった知り合いがたくさんいました。多くは、早期退職の上積み退職金をもらうために自らの意思で退職を選んでいましたが、なかには「大人の事情」で退職を選ばざるを得なかった人もいました。そして、一番驚いたことは、私が話を聞いたほとんどの人が、次の就職先が決まっていないということでした。
あなたは、自分の夫のボーナスが突然ゼロになったり、突然リストラされてしまったらどうしますか?
昔の良妻賢母タイプの女性の多くが、そうしたときにオロオロして、「私たちの生活はどうなるの?」と夫に詰め寄ったりしています。しかし、夫だって、好きこのんでボーナスや仕事を失うわけではないのです。
これからの良妻賢母は、そうした危機が発生したときに、しっかり生活を守っていけるたくましさが求められているのだと思います。
それでは具体的にどうしたらよいのか。それは次回以降で書いて行きたいと思います。
今週から、新しいコーナーをスタートさせます。題して「かしこい主婦の幸福術」。私が女性をターゲットに何かを書く機会はあまり多くないのですが、何でもやれるのがブログのよいところです。主婦の生き方について書いて行きますので、ぜひコメントをください。第一回は総論です。
昔の賢い主婦の典型は「良妻賢母」でした。夫が外で働くのをしっかりとサポートし、家事や育児をしっかりこなす。決して前にでることなく、三歩下がって夫の後をついていく。そんな人が理想的な主婦で、そして本人にとっても幸せを享受できると考えられていたのです。
ところが、そんな主婦像はもろくも崩れてしまいました。良妻賢母は本人にとっても、そして周りの家族にとっても、望ましい選択肢ではなくなってしまったのです。それは戦後に「良妻賢母」の暗黙の前提となっていた夫の雇用や所得の安定性が崩れてしまったからです。
例えば、サラリーマンの年収は6年連続で減り続けています。国税庁の「民間給与の実態」によれば、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収は、平成9年の4,673千円をピークに、平成10年4,648千円、平成11年4,613千円、平成12年4,610千円、平成13年4,540千円、平成14年4,478千円、平成15年4,459千円と続いています。
年収が減るというのに、税金や社会保険料の負担は、増える一方です。例えば、一昨年の5月から発泡酒とワインが増税になりました。7月からはタバコが増税になりました。昨年の1月からは配偶者特別控除が廃止になり、10月からは厚生年金保険料が引き上げになり、今年1月からは老年者控除の廃止と公的年金等控除の圧縮、4月からは国民年金保険料の引き上げと、雇用保険料引き上げが行われました。そして来年1月からは、定率減税が半減になり、再来年は廃止。そして再来年の消費税率の引き上げもすでに既成事実化しています。さらに4月から始まった政府税制調査会では、給与所得控除の圧縮といった新たな大衆課税が検討されています。もはやサラリーマン世帯の手取り収入が減っていくのは、避けられない状況なのです。
しかも収入減は必ずしも緩やかにくるわけではありません。一昨年、日商岩井、ニチメン、りそな銀行はボーナスがゼロになりました。昨年、UFJ銀行はボーナスが8割カットになりました。名だたる大企業でそんなことが起こるのですから、中小企業では日常茶飯事です。これまでのようにボーナスを生活費に組み込んでいると、いつ家計が破綻するかわからないのです。
もう一つの変化は、普通のサラリーマンが突然リストラのリスクにさらされるようになったことです。例えばJTは2月17日に、昨年9月から今年1月まで行った希望退職者募集に5796人が応募したと発表しました。社員約1万6600人の3分の1、希望退職の対象者となる「40歳以上で勤続15年以上」の半分に当たる大規模なものでした。実は私が社会にでて初めて就職したのがこのJTでした。当時は従業員数も3万人を超えていました。それから25年経って、従業員数は3分の1になった形です。
私はいま47歳ですが、私の同期も含めて、今回の希望退職募集で会社を去ることになった知り合いがたくさんいました。多くは、早期退職の上積み退職金をもらうために自らの意思で退職を選んでいましたが、なかには「大人の事情」で退職を選ばざるを得なかった人もいました。そして、一番驚いたことは、私が話を聞いたほとんどの人が、次の就職先が決まっていないということでした。
あなたは、自分の夫のボーナスが突然ゼロになったり、突然リストラされてしまったらどうしますか?
昔の良妻賢母タイプの女性の多くが、そうしたときにオロオロして、「私たちの生活はどうなるの?」と夫に詰め寄ったりしています。しかし、夫だって、好きこのんでボーナスや仕事を失うわけではないのです。
これからの良妻賢母は、そうした危機が発生したときに、しっかり生活を守っていけるたくましさが求められているのだと思います。
それでは具体的にどうしたらよいのか。それは次回以降で書いて行きたいと思います。
主婦の生き方を森永さんが説いてくれるとは、まさに今の私にふさわしいテーマです。
私は絵に描いたような40歳の専業主婦です。
働かないことについては何だかんだもっともらしい理由をつけていますが、結局はただ怠惰なだけだとはわかっていたんです。
公務員のだんなにしても、別に女房の事なんか当てにしてないし、という態度だったのですが…。
実は一年後には他県に家を新築する予定で、そうなるとだんなは単身赴任になり、二重生活になるのです。
子どもも中学生になるし、教育費だの何だの、お金のかかることばかり。
そして先日、とうとうだんなが「引っ越したら、すぐにとは言わないが働いてくれ」ときっぱり言ったのです……。
お気楽な毎日を送っていた私にはまさに懲役刑を言い渡されたような衝撃なのでした。
がしかし、よくよく考えてみれば、今までが安穏とし過ぎていたんですね。
狭い家の中で、狭いご近所付き合いの中で、お金はが無いが、好き勝手にやっていた専業主婦。
そんな私にとってはここからが試練の時、正念場なのでしょう。
職を得るだけでも難しいご時世ですが、まずは自分の意識改革!
私の頭をぶん殴っていただける内容を期待しています。
確かに、今の生活が、このまま、続かないんですよね~。
かといって、今から、そうなったときの為に、バリバリ働くのも、ちょっと・・・。
アルバイト程度で、気楽に働いています。
で、最近は、私の貯蓄の中で、株を始めてみました・・・。
これから、ますます、森永さんの話、楽しみです。
出産前は育児も仕事もしたい派でしたが、日々かわいくなる我が子を見ていると、お母さんが働かないで済むならそれにこしたことがないかなと思うようになりました。
主人もできることなら私に子供の面倒を見ていてほしいようです。
二人で働いている方が世帯収入は高くなるし、それこそいつどうにかなるかわからないご時世を考えると共働きの方がいいと思ってましたが、子供の保育料もばかにならないので、必ずしも奥さんが働きにでるばかりが方法論ではないかなあなんて思います。
といっても、長く同棲していたので生活面においての変化も無くもちろん共働きです。
夫より収入も多く、月一回、海外出張もある仕事です。今後、子供が出来ても自分の為に仕事を続けていきたいと思っています。
やはり自身の周りを見ていても「夫婦共働き、子供は託児所」の人が多いです。
友人も「託児所代」の為に働いているようなもんだ、と苦笑いしていました。
これから収入は減っていくわ、税金は上がるわで、タダでさえ住み難い環境になるというのに、どうして共働きの、小さな子供のいる家庭に冷たいんでしょうね。
専業主婦にこしたことはありませんが、兼業主婦を「かわいそう視」する世の中は、なんとかして欲しいです。
うちの主人もリストラまがいみたいなこともあり、一時期どうなることやらということもありましたが、運よく再就職ができ、しかも前の職場よりも収入が増えました。けれども、やはり将来に対しての不安はぬぐうことができません。ちょうど、私のバイト先の売り場が縮小ということで毎年来ていた私の仕事もなくなったので、今度は、自分が日頃家で使っているPCの知識を活かして仕事をしたいと思い、今PCスクールで資格をとるべく通っております。
面接で、家でPCを扱えるといってもどれだけ使えるかわからないと言われるので、その判断材料としてです。けれども、まだまだ、嫁は、良妻賢母をめざすべきという、意識が義父にあり、家をしっかりまもるべきと言われています。(義父は、70代で、質素な生活を続けており、今まで(バブル崩壊後も)生き抜いてきたと言っております。ボロボロの洋服も、糸で縫ってきるべきという感じです)義父の話もわからないこともありません。やっぱり明るい楽しい家庭は、基準だと思いますので。
あと、気になっていることが、年齢です。
最近は、40才までというのがちらほら見られます。若いときにお仕事を探していたときも、年齢で、かなり苦労しました。(若いかたのほうに仕事が決まってしまうことが多かったです)
現在も若い方でも仕事がなかなか決まらないという現状なのに、大丈夫だろうかということとがあります。
いろいろと経験してきて、わたしなりに感じていることがあります。価値観が多様化してきているうえに、雇用情勢も激変している今、夫婦のかたち、主婦のあり方もいろいろだと思います。
森永さんがどのようにお考えなのかこれから先の記事を楽しみにしております。
TBさせていただきました。
確かに自分を守るためには精神的な体力だけではなく、経済的な体力も必要だな、と痛感しています。
私は主婦ではなく独身OLですが、現在非常に危機感を抱いています。
でも仕事も今月で退職・・・・
これから収入がガクンと減るうえに、出産費、養育費、とどうしよう・・・・。
と頭を抱えています。
なのに夫は、貯金もない我が家なのに毎月20万近くも飲み代につかい、ほんと恐怖におののいております。。。
主婦になってもたくましく!!
とはいいつつも、妊娠中なので働くこともできず・・・・涙
なにか良い知恵はないものか~と毎日毎日ネットで格闘。
来月からデイトレイダーにでも変身しようかと・・汗
私は、現在25歳で来年結婚する予定です。夫(になる人)は同い年で、世帯年収はおよそ700万円。貯金を増やしたいので、数年はそろってバリバリ働き、子供はもう少したってから欲しいと考えています。将来、今の会社で育休をとって働くか、退職して別の会社で派遣社員あるいはパートになるかで漠然とあれこれ考えています。それぞれメリット、デメリットをよく考えなければならないと思うので慎重になります。まだ育休が浸透している職場環境ではないので、したたかではありますが、今のうちから社内評価を上げておく努力をしなくては!!
収入に見合った暮らしと目標のたて方で働き方も変わると考えています。その準備段階として色々な方々の意見を参考にさせていただければと思っております。
記事トラックバックさせて頂きました。
同じような事を、新婚夫婦に、話したのを、思い出しました。
仲良しがいいですね。
お金は、人間関係でも、影響大きいので、使い方が大切、。
お金に使われないように、しなくては、。
ありがとう、ございます。
ご活躍ください!!