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森の里ホームズのブログ

ワクチン接種後に認知症の症状が急速に進んだ患者の中にはCJD-likeが紛れ込んでいる

以前医学博士の J・バート・クラッセン氏という方が、
ファイザー、モデルナ、およびアストラゼネカのワクチンが、従来の形態のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)よりもはるかに攻撃的で進行が速い新しいタイプの散発性 CJD の出現に寄与した可能性がある」という記事を載せましたが、ワクチン接種後に認知症の症状が急速に進んだ患者の中にはCJD-likeが紛れ込んでいるかもしれないとのことです。

小島 勢二先生が、「コロナワクチンによってプリオン病が発症する可能性について」という記事が良くまとまっています。(2023.04.04 06:50)

https://agora-web.jp/archives/230402232415.html

【プリオン病は感染性のタンパク粒子(プリオン)が脳に蓄積しておこる病気で、ヒトに見られる代表的なプリオン病がクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)である。なお、牛にみられるプリオン病が狂牛病である。プリオンに汚染された牛肉を食べたヒトがCJDを発症し、大きな社会問題になったことを記憶している人は多いのではないだろう。

プリオンは細菌でもウイルスでもなくタンパク質からなる感染性の因子で、プリオンを構成するタンパクがプリオンタンパク質である。プリオン病の原因は、正常型プリオンの立体構造が変化して生じた異常型プリオンで、正常型プリオンを異常型プリオン構造に変換してしまう。

この異常プリオンタンパク質が脳に沈着するとプリオン病を発症する。プリオンで汚染された牛肉を食べてからCJDを発症するまでの期間は約10年と考えられている。この異常型プリオンタンパク質を産生する遺伝子配列はグリシンジッパーモチーフと呼ばれるが、コロナウイルスを構成するスパイクタンパクにグリシンジッパーモチーフが存在する。

CJDの初発症状は抑うつや異常行動などの精神症状であるが、進行すると認知症や運動失調が現れ、1~2年で全身の衰弱、呼吸不全、誤嚥性肺炎などで死亡する。診断には、脳脊髄液の14-3-3蛋白やタウ蛋白の測定や異常型プリオン蛋白高感度増幅法(RT-QUIC法)が有用である。

14-3-3蛋白とタウ蛋白はCJD以外の病気でも陽性になることがあるが、RT-QUIC法では髄液中の異常型プリオンタンパクを検出するのでより診断的価値が高い。確定診断には特徴的な病理所見やウエスタンブロット法や免疫染色による脳組織からの異常型プリオン蛋白の検出が必要である。

最近、フランスからコロナワクチン接種後に発症した26例のCJDが報告されたので、その概略を図1に示す。 26例のうち20例はフランス、3例は米国、イスラエル、ベルギー、スイスからが各1例である。トルコからの報告と同様に、ワクチン接種後中央値が11日と短期間に発症しており、予後も極めて不良で1例を除いて全例が死亡した。

次に、米国のワクチン有害事象報告制度(VAERS)に登録されたコロナワクチン接種後に発症したCJD症例について検討した。2023年3月17日の時点で、VAERSには79例の登録があったが、記載が不十分な症例を除いた66例の概略を述べる。

年齢は、26歳から87歳に分布し、中央値は67歳である。男性が35例、女性が31例である。使用製剤は、ファイザーが54例、モデルナが11例、ヤンセンが1例であった。51例について、ワクチン接種から発症までの潜伏期間が記載されているが、15例が10日以内、9例が20日以内、6例が30日以内と、全体の59%が30日以内であった。予後不良で、報告時点で32例が死亡しており、ワクチン接種から死亡までの日数は、28日から452日で、その中央値は160日であった。

髄液検査で、14-3-3蛋白やタウ蛋白の高値あるいはRT-QUIC法で異常型プリオン蛋白が検出された症例は14例あり、なかでも診断的価値が高いRT-QUIC法で異常型プリオン蛋白が検出された症例が5例見られた。しかし、詳細な病理所見が記載されている症例は見られなかった。

フランスからの報告さらにVAERSへの登録例を検討すると、臨床所見や検査所見からCJDと極めて類似した神経疾患が、偶発的とは言えない頻度で発生しているのは確かのようである。しかし、詳細な病理所見の報告がないのでCJDと確定診断することはできない。それ以上に、接種後の潜伏期間が極めて短いことは典型的なCJDと同じとは思えない。

日本で、CJD-likeは発生しているだろうか。3月10日に配布された厚生科学審議会のコロナワクチン接種後の副反応報告にはCJDの病名はない。しかし、意識変容(168例)、意識レベルの低下(687例)、運動機能障害(333例)、刺激に無反応(25例)などCJDを疑う症状が見られた患者は多数報告されている。とりわけ、ワクチン接種後に認知症の症状が急速に進んだ患者の中にはCJD-likeが紛れ込んでいるかもしれない。】


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