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森の里ホームズのブログ

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バラ色粃糠疹:COVID-19 mRNAワクチンによる障害報告のレビュー

2024-03-31 16:44:13 | 日記

バラ色粃糠疹:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。

1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries

その中で84項目目の「バラ色粃糠疹(Pityriasis Rosea)」の紹介です。

バラ色粃糠疹(ばら色ひこうしん)
時に胸部、腹部または背部の大きな斑点として始まり、その後小さな病変がパターン化する皮疹。
ばら色ひこうしんは、皮膚にばら色ないし淡い黄褐色の小さな斑が鱗屑(りんせつ)を伴って多数生じる病気です。
最もよくみられる症状は、かゆみのほか、最初に現れる淡い黄褐色ないしばら色をした1つの大きな円形の斑状の発疹と、それに続いて体幹(胴体)に現れる複数の斑状の発疹です。
かゆみが軽度の場合は、人工の光や日光にあたることで緩和することもあります。
ヒトヘルペスウイルス6型、7型、8型の感染が関与している可能性があります。しかし感染性があるとは考えられていません。ばら色粃糠疹は10~35歳の人に最もよく生じ、ばら色粃糠疹は男性より女性に多くみられます。
ばら色ないし淡い黄褐色をした直径約2~10センチメートル程度の斑ができ、その斑はヘラルドパッチと呼ばれています。皮膚の色が濃い人では、ばら色や淡い黄褐色があまり目立ちません。この円形または楕円形の部位は通常は体幹(胴体)に生じます。皮疹は先に何の症状も示さず突然現れることもありますが、現れる数日前から、漠然としたけん怠感、食欲不振、発熱、頭痛、ときに関節痛などがみられることもあります。

Case report: Pityriasis rosea-like rash after vaccination with COVID-19: 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34557507/
症例報告 COVID-19 ワクチン接種後のバラ色粃糠疹様皮疹

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Pityriasis Rosea and Pityriasis Rosea-Like Eruption Following COVID-19 Vaccination: A Narrative Review
 Potestio L 
https://www.dovepress.com/pityriasis-rosea-and-pityriasis-rosea-like-eruption-following-covid-19-peer-reviewed-fulltext-article-CCID
ウイルス性再活性化も報告されている。特に、バラ色粃糠疹(PR)およびPR様再活性化の症例が報告されている。誤った治療を避けるためには早期の診断が必須である。COVID-19ワクチン接種後にPRに罹患した症例を調査した文献をレビュー

Manifestation of pityriasis rosea and pityriasis rosea‐like eruptions after Covid‐19 vaccine: A systematic review
Iman Khan,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10091373/
ワクチン接種後にバラ色粃糠疹またはバラ色粃糠疹様発疹を発症した111人が同定され、そのうち36人(55.38%)が女性であった。平均年齢は44.92歳で、63人(62.37%)が初回接種後に発症した。

⇒ COVID-19 mRNAワクチンによる障害の報告のまとめサイト

 

 


片側痙攣・片麻痺・てんかん症候群(指定難病149)

2024-03-30 07:31:10 | 更新記録
片側痙攣・片麻痺・てんかん症候群(指定難病149)のページを更新
 痙攣性てんかん重積状態(多くは片側性)に引き続き、一過性または恒久的な片麻痺を残す片側痙攣・片麻痺症候群を呈した症例において、後にてんかんを発症する症候群である。一般には4歳未満の小児における非特異的熱性疾患に伴うことが多い。てんかんの発症は、片側痙攣・片麻痺症候群発症からおよそ4年以内が多いとされる。合併症として、片麻痺の他に知的障害、精神行動障害を伴うことがある。

 【原因】
 非特異的感染症(多くはウイルス感染症)による発熱が契機となる片側大脳半球が優位に傷害される急性脳症として発症することが多く、痙攣重積型脳症又は遅発性拡散低下を呈する急性脳症(AESD)の臨床病型を呈する。その他に、動脈炎、頭部外傷、脳梗塞、プロテインS欠損症などの静脈性血栓塞栓症を原因とすることや、代謝異常、脳血管異常などの既往を有する患者において、発熱を主症状とする非特異的熱性疾患を契機に発症する。最近では、SCN1AやCACNA1Aなどの遺伝子異常も原因として報告されている。

 【症状】
 発熱を契機に、痙攣性てんかん重積状態で発症する。痙攣は片側性又は片側優位であることが多く、その後同側に弛緩性麻痺を呈し、この時点で片側痙攣・片麻痺症候群と診断される。麻痺は1週間以上持続し、一部は一過性で改善するが、多くは恒久的に痙性片麻痺が残存する。特発性においては、頭部CT・MRIで急性期には責任病変側の大脳半球に浮腫を認め、慢性期には同側大脳半球が萎縮を呈する。 てんかんの発症は片側痙攣・片麻痺症候群の発症から4年以内が多く、発作型はほとんど焦点性発作である。合併障害は、運動障害としての片麻痺の他に、知的障害、精神行動障害を伴うことがある。

 【治療法】
 根本的な治療はなく、対症療法が主体となる。急性期の痙攣性てんかん重積状態に対して、ベンゾジアゼピン系薬剤を中心とする静注用抗痙攣薬の投与、脳圧降下剤投与などの対症療法を行う。 慢性期のてんかんに対しては、抗てんかん薬による内服治療が行われる。薬剤抵抗性で難治の場合は、機能的半球離断、迷走神経刺激を含むてんかん外科的治療、ケトン食を代表とする食事療法などが行われる。運動障害の片麻痺に対しては、リハビリテーション、装具、ボトックスを含めた内科的治療、整形外科的治療を行う。知的障害、精神行動障害に対しては、その重症度に合わせて必要な支援を行う。

<出典:難病情報センター>

 ⇒ 指定難病一覧


スティル病:COVID-19 mRNAワクチンによる障害報告のレビュー

2024-03-28 09:41:16 | 日記

スティル病:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。

1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries

その中で83項目目の「スティル病(Still’s Disease)」の紹介です。

発熱、発疹、関節痛を特徴とするまれなタイプの炎症性関節炎。成人スティル病は一度しか発症しない人もいる。また、症状が持続したり再発したりする人もいる。この炎症は罹患した関節、特に手首を破壊することがある。

発熱はほとんどの患者さんにみられます。夕方から早朝に38~39℃の発熱がスパイク状にみられ、日中は解熱する弛張熱という形をとることが多いです。このほか、発熱に伴って全身のだるさ、疲れやすさ、食欲低下、体重減少などがみられることがあります。
病態としてはマクロファージという細胞が活性化しており、インターロイキン(IL)‐6、IL-1、IL-18、腫瘍壊死因子(TNF)といった種々のサイトカインが過剰に産生されているものと考えられています。

かゆみなどの症状に乏しい薄いピンク色(サーモンピンク)の皮疹が、発熱とともに出現し、解熱とともに消退するのが特徴的です。
複数の関節に痛み、腫れを認めます。関節症状は一時的なことも、持続することもあります。関節リウマチとは違い、手指などの小さな関節よりも、手首、肘、肩、膝、足などの大きな関節にみられます。関節炎が持続すると関節の骨破壊が出現することもありますが、関節リウマチのような変形や強直を伴うことは少ないとされています。
咽頭痛も病初期に多くみられます。首の両側や脇の下、脚の付け根などのリンパ節が腫れることがあります。肝臓と脾臓が腫れて大きくなり腹部の圧迫感を感じることがあります。またその他の症状として、胸膜炎、心膜炎、間質性肺炎などを認めることもありますが、頻度は低いようです。

An outbreak of Still’s disease after COVID-19 vaccination in a 34-year-old patient: 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34797392/
34歳の患者におけるCOVID-19ワクチン接種後のStill病の発生: 

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New-onset Adult-onset Still's Disease Following COVID-19 Vaccination: Three Case Reports and a Literature Review
Mayumi Matsuda
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/2/62_0590-22/_article/-char/ja
COVID-19ワクチン接種後に新たに発症した成人発症スティル病(AOSD)の3症例と文献レビューを報告する。

Adult-Onset Still’s Disease-like Syndrome following COVID-19 Vaccination: A Case Report and Review of the Literature
Poramed Winichakoon
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9317167/
ChAdOx1ワクチン接種後に発熱、筋肉痛、関節痛、胸膜心膜炎、白血球増加、トランスアミナーゼを呈し、山口基準を満たした31歳女性患者を報告する。

Comprehensive description of adult-onset Still's disease after COVID-19 vaccination
Author links open overlay panelPascale Palassin 
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0896841122001883
AOSDはCOVID-19ワクチンで報告される頻度が他の薬剤で報告される頻度よりも5倍高い

⇒ COVID-19 mRNAワクチンによる障害の報告のまとめサイト


DNA損傷の原因

2024-03-27 06:43:33 | 更新記録
DNA損傷の原因のページを更新
 DNA損傷の原因は、以下のように分類することができる。

DNA損傷の名称 DNAに起きる化学変化の概要 メモ
塩基損傷 DNAを構成する塩基の酸化、あるいは小分子の結合による化学修飾 活性酸素、ラジカル化合物、メチルメタンスルホン酸(MMS)、など
脱塩基 DNA分子の糖と塩基の間の結合が切断され て塩基が失われる DNA分子の不安定さ、酸化損傷の修復過程、など
ピリミジン二量体 2つの連続するピリミジン塩基の間に共有結合を生成 紫外線
一本鎖切断 DNA二重らせんを構成する1本の鎖に切断が生じる DNA切断酵素、電離放射線、DNA損傷の修復過程、など
二本鎖切断 DNA二重らせんを構成する2本の鎖に切断が生じる DNA二重らせんを構成する2本の鎖に切断 DNA切断酵素、電離放射線、高線量の短波紫外線、物理的引っ張り、DNA複製の事故的な停止、など
クロスリンク損傷 DNAの塩基間、あるいはDNA塩基とタンパク質などとの間に共有結合を形成 カンプトテシン(トボイソメラーゼ阻害剤)、マイトマイ シンC (鎖間架橋剤)、アザデオキシシチジン (DNAX チルトランスフェラーゼ阻害剤)、電離放射線など
DNA架橋
(鎖間架橋、鎖内架橋)
DNAの対合した鎖の塩基間、あるいは1本の鎖の塩基間に共有結合が形成される DNA架橋剤(シスプラチン、マイトマイシンCなど)
DNAミスマッチ DNA塩基の対合組み合わせ (AとT、GとC)が、本来と違う組み合わせになる DNAポリメラーゼの複製エラー


<出典:Wikipedia>

 ● 突然変異の原因
 正常な代謝に伴って副生する活性酸素による攻撃といった細胞内に起因するもの。 環境由来のもの。 紫外線照射。 X線、あるいはγ線といった、波長の短い電磁波の照射。 ある種の植物毒素 タバコの煙からの炭化水素など、人造の変異原性物質 癌の化学療法あるいは放射線療法 損傷を受けたDNAの複製により、損傷を受けた側のDNAはこの不正となった塩基の対を"正式に"DNAの中に導入する。この正式に組み込まれた"不正"な塩基対は次の世代の細胞で固定され、変化したDNA配列として永久に保存される。この配列の変化が突然変異の原因である。

炎症性筋炎:COVID-19 mRNAワクチンによる障害報告のレビュー

2024-03-25 07:28:34 | 日記

炎症性筋炎:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。

1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries

その中で82項目目の「炎症性筋炎(Inflammatory Myositis)」の紹介です。

炎症性ミオパチーとは、慢性的な(長期間にわたる)筋肉の炎症、筋力低下、場合によっては筋肉痛を伴う疾患群です。ミオパチーとは、筋肉に影響を及ぼす様々な病態を指す一般的な医学用語です。すべてのミオパチーは筋力低下を引き起こします。
原因としては自己の臓器を自身の免疫力で攻撃してしまう自己免疫性の機序や、感染によるものが挙げられます。代表的な筋炎としては自己免疫機序による、皮膚筋炎や多発筋炎があります。これらでは、筋肉だけでなく皮膚や肺などにも症状が起こることがあります。
筋炎の代表的な症状は筋力低下や筋肉の痛みとなります。体や手足以外にも喉の筋肉にも影響が及ぶことがあるので、以下のような症状がみられます。
・階段を昇るのが困難、座った姿勢から立ち上がりにくい、腕を挙げづらい
・食べ物が飲み込みにくい、むせやすい
・倦怠感、疲労感、食欲不振、発熱
・筋肉以外の臓器への影響による皮疹、紅斑、関節痛、肺炎など

コロナワクチン接種後に炎症性筋炎になった人は実際かなり多いのではないだろうか?

Inflammatory myositis after vaccination with ChAdOx1: 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34585145/
ChAdOx1ワクチン接種後の炎症性筋炎: 
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COVID-19 vaccine-associated myositis: a comprehensive review of the literature driven by a case report
Vasiliki Syrmou,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10018601/
COVID-19ワクチン接種後に炎症性筋炎を患った女性の症例を機会に文献を包括的にレビューします。

Inflammatory myopathy following coronavirus disease 2019 vaccination: A systematic review
Yukang Ding
https://www.frontiersin.org/journals/public-health/articles/10.3389/fpubh.2022.1007637/full
COVID-19ワクチン接種後にIMを発症した37例の臨床的特徴を報告した24の論文が同定された。筋炎特的自己抗体(MSA)と筋炎関連自己抗体(MAA)が28人の患者で報告された。

Covid-19 Vaccine-Induced Myositis
Thompson,
https://pesquisa.bvsalud.org/global-literature-on-novel-coronavirus-2019-ncov/resource/pt/covidwho-2326665
mRNA COVID-19 ワクチンの 2 回目の投与後に炎症性筋炎を発症した患者の症例を紹介

A case of severe myositis after COVID-19 vaccination
Kazuo Eguchi, 
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhgmeibun/4/5/4_228/_article/-char/en
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンは、全身性の免疫介在性反応原性の発現として炎症性筋炎を引き起こす可能性があります。

⇒ COVID-19 mRNAワクチンによる障害の報告のまとめサイト