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森の里ホームズのブログ

森の里ホームズの更新情報と調べた内容をメインに発信します。

自己免疫性炎症性リウマチ性疾患:ワクチンによる障害報告のレビュー

2024-06-30 07:14:17 | 日記

自己免疫性炎症性リウマチ性疾患:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。

1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries

その中で114項目目の「自己免疫性炎症性リウマチ性疾患(Autoimmune Inflammatory Rheumatic Diseases)」の紹介です。

リウマチ性疾患は自己免疫疾患であり、免疫系が関節、筋肉、骨、臓器を攻撃する炎症性疾患です。リウマチ性疾患はしばしば "関節炎 "という用語でグループ化され、100以上の疾患や状態を表すのに使用されます。
関節リウマチ(RA)は,主に関節を侵す慢性の全身性自己免疫疾患です。RAは,サイトカイン,ケモカイン,およびメタロプロテアーゼを介した損傷を引き起こします。特徴として,末梢関節(例,手関節,中手指節関節)に対称性に炎症が生じ,結果として関節構造が進行性に破壊されます(通常は全身症状を伴います)。

Furer, V., Eviatar, T., Zisman, D., Peleg, H., Paran, D., Levartovsky, D., . . . Elkayam, O. (2021). Immunogenicity and safety of the BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine in adult patients with autoimmune inflammatory rheumatic diseases and in the general population: a multicentre study. Ann Rheum Dis, 80(10), 1330-1338. doi:10.1136/annrheumdis-2021-2260647 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/34127481
成人自己免疫性炎症性リウマチ疾患患者および一般集団におけるBNT162b2 mRNA COVID-19ワクチンの免疫原性および安全性:多施設共同研究。
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Autoimmune inflammatory rheumatic diseases post-COVID‐19 vaccination
Azam Safary,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9283674/
COVID-19ワクチン接種後の自己免疫現象は、複雑な抗原特異的/非特異的免疫反応とそのメカニズムによるメディエーターやサイトカインの過剰刺激に関連している可能性がある。

Diminished responses to mRNA-based SARS-CoV-2 vaccines in individuals with rheumatoid arthritis on immune-modifying therapies
Samuel D. Klebanoff
https://insight.jci.org/articles/view/168663
mRNA COVID-19ワクチン2回接種後のRA患者コホートの血液サンプルを分析した。我々のデータは、細胞傷害性Tリンパ球抗原4-Ig治療薬アバタセプトを投与中の患者は、ワクチン接種後にSARS-CoV-2中和抗体のレベルが低下したことを示している。

⇒ COVID-19 mRNAワクチンによる障害の報告のまとめサイト

 


脱毛症

2024-06-28 05:55:34 | 更新記録
脱毛症
 「脱毛症」は、正常な毛の生えかわりと比べて多い量の毛が抜ける状態のことを指す言葉です。一般的に問題となるのは頭髪の脱毛症ですが、眉毛や睫毛、髭、体毛など身体の全ての毛に脱毛症が生じる可能性があります。
 「脱毛症」は一つの病気を指す言葉ではありません。毛をつくり出す毛包や毛が何らかの理由で壊されたる、あるいは毛の生えかわりの周期(毛周期)が乱れて抜け毛が多くなってしまうもの の二つに大きく分けることができます。
 代表的な脱毛症である円形脱毛症では、病原体などから私たちのからだを守るはずの「免疫」が間違って毛をつくる毛包を壊してしまうことが原因で毛が抜けます。また、男性型脱毛症では男性ホルモンの影響で毛の生えかわりが加速し抜け毛がふえ、毛が小さく目立たなくなり薄毛となります。その他、細菌・真菌(かび)などの感染や内科的な病気(甲状腺疾患、膠原病など)、薬剤や放射線治療の副作用によっても脱毛症となりえます。
女性にも男性型脱毛症と同じように特定のパターンをもった薄毛の状態が生じえます。しかし、男性と異なり、前髪が残り、その少し奥から頭頂にかけて薄毛となるバターンとなることが多いとされています。また、男性ホルモンの影響が明らかである男性型脱毛症と異なり、女性型脱毛症では男性ホルモンの影響に関して明確なデータはなく、女性ホルモンの状態など様々な理由により生じている場合が多いと考えられています。これらの理由から、どちらもある「パターン」を呈する病気として、一緒に語られることが多いものの、男性型脱毛症と女性型脱毛症は区別して取り扱われています。

円形脱毛症とは、何らかのきっかけによって本来、細菌やウイルスなどの病原体を壊そうとする働き(免疫)が自分自身の身体に向いてしまい機能が損なわれる病気を自己免疫疾患と呼びます。円形脱毛症は毛を作る毛包周囲に炎症が起き、一部のリンパ球が毛包の組織を壊そうとする自己免疫反応が起きておりその影響で毛が抜けてしまう病気です。

⇒ COVID-19 ワクチンの副作用:検索用語リスト


心筋傷害:ワクチンによる障害報告のレビュー

2024-06-26 06:05:18 | 日記

心筋傷害:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。

1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries

その中で113項目目の「心筋傷害(Myocardial Injury)」の紹介です。

心筋傷害:心筋細胞の細胞死を指し、心筋トロポニン値の上昇によって定義される。心筋梗塞の診断の前提条件とされるだけでなく、心筋梗塞自体が一つの病態であり、非虚血性あるいは非心臓性病態から生じることもある。
トロポニンは心筋由来のタンパクです。これが高値というのは、心筋細胞の壊死があったことを意味します。しかし、壊死のためであれば、壊死が起こったときに高い値を示しますが、やがて、日が経過するとともに、低下していきます。もし、いつも高い状態がつづいているというのであれば、心筋壊死とは関係はなく、トロポニンの代謝過程が損なわれていて、このためにトロポニンが減少しないのではないか、と考えることになります。腎臓機能が低下していると、トロポニンの排泄が障害されて、高い値をとることも知られています。

Deb, A., Abdelmalek, J., Iwuji, K., & Nugent, K. (2021). Acute Myocardial Injury Following COVID-19 Vaccination: A Case Report and Review of Current Evidence from Vaccine Adverse Events Reporting System Database. J Prim Care Community Health, 12, 21501327211029230. doi:10.1177/21501327211029230.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/34219532
67歳男性において、COVID-19ワクチン(Moderna)の2回目の接種後に急性免疫反応の結果として発症した急性心筋障害の症例を紹介する。

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Erroneous diagnosis of COVID-19 mRNA vaccine-associated acute myocarditis due to false-positive high-sensitive troponin I assay: a case report
Vivian Goh Yi Suan
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36524204/
29歳の中国人男性が、mRNA-1273(Moderna)ワクチンの2回目接種の数日後から3ヵ月間の胸痛、呼吸困難、動悸を呈した。来院時に高感度心筋トロポニンIが上昇し、4時間後にさらに上昇した。コンピューター断層撮影による冠動脈造影で冠動脈が正常であったため、仮診断は急性心筋炎であった。心臓磁気共鳴でも心筋炎は陰性であった。hs-cTn I値は変動していたが、新たな症状や臨床事象がないにもかかわらず、外来での連続検査で上昇したままであった。

Sex-specific differences in myocardial injury incidence after COVID-19 mRNA-1273 booster vaccination
Natacha Buergin 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37470105/
777人の参加者(年齢中央値37歳、女性69.5%)のうち、40人(5.1%;95%信頼区間[CI]3.7-7.0%)が3日目にhs-cTnT濃度が上昇し、mRNA-1273ワクチン関連心筋傷害が22人(2.8%[95%CI 1.7-4.3%])で判定された。20例が女性(3.7%[95%CI 2.3-5.7%])、2例が男性(0.8%[95%CI 0.1-3.0%])で発生した。

Vaccination-Associated Myocarditis and Myocardial Injury
Natasha L. Altman
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCRESAHA.122.321881
COVID-19ワクチン関連心筋傷害は炎症性免疫細胞の浸潤によって引き起こされる可能性があるが、微小血管血栓症のような他の病因も考えられる。

⇒ COVID-19 mRNAワクチンによる障害の報告のまとめサイト


薬剤性肝障害

2024-06-23 16:22:00 | 更新記録
薬剤性肝障害のページを更新
 薬などを服用したときに、肝臓がダメージを受けて起きる肝障害を薬物性肝障害と呼びます。原因となるのは、もともと人体に有害な毒物や有害物質のほか、医療機関で処方された薬、薬局やドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品、漢方薬、サプリメントなど多岐にわたります。症状は軽いことが多いのですが、時には黄疸(おうだん)や腹痛、吐き気、意識障害など肝不全の症状が出ることもあり、注意が必要です。体質によって、薬物性肝障害が出やすい人がいますので、過去に薬で肝機能が悪くなった経験のある人や、何かアレルギー症状が出た経験のある人は特に注意しましょう。

 【原因】
 肝臓は、腸から吸収した栄養素をエネルギーとなる物質に変え、有害物質を毒性の低い物質に変える「代謝」という働きを担っています。医薬品は用法用量を守って使用すれば、通常は肝機能障害を生じるほどの副作用が出ることはまれです。しかし大量に服用した場合や体質などによっては十分な代謝ができなくなり、肝臓の細胞が傷ついたり、胆汁の流れが妨げられたりしてさまざまな障害が生じます。大量摂取した場合を中毒性肝障害と呼び、誰にでも生じる可能性があるのです。体質とは、特定の薬に対するアレルギー体質や、薬の代謝や体内輸送に関係するタンパク質の個人差による代謝性特異体質を指します。また、脂肪肝や非アルコール性脂肪肝炎、肝腫瘍など肝臓の病気があると、薬物性肝障害が生じやすくなるとされます。中毒性肝障害の代表的な例が、風邪薬などに含まれるアセトアミノフェンの大量摂取で、同時にアルコールを摂取するとさらにリスクが高まるとも。薬物性肝障害の報告は幅広い種類の医薬品、漢方薬、サプリメントで報告されています。

 【症状・診断】
 薬物性肝障害は無症状な場合もあれば、重症の肝不全症状を呈する場合もあります。多くの場合は無症状か軽症で、医療機関での血液検査で肝機能に異常な数値が出て初めて見つかるというケースも少なくありません。代表的な症状は、倦怠感、発熱、発疹、吐き気・嘔吐、かゆみなど。重症化した場合は、黄疸や皮下出血、腹痛、肝臓の腫れ、震え、意識障害など肝不全の症状が出現することもあり、時には命に関わる劇症肝炎に進展することもあります。発症のタイミングは、初回服用直後に発症したり長期継続服用後に発症したりとさまざまです。

薬の大量摂取などによる重症症状が出現したときを除き、多くは持病で医療機関を受診した際の血液検査で肝機能が異常値を示すことで発見されます。肝細胞が障害を受けた場合は、AST、ALTの上昇が見られるのが特徴です。胆汁の流れが妨げられた場合は、ビリルビン値、ALP、γGTPなど胆道系の酵素の数値が上昇します。両方に障害を受けると、これらすべての数値が悪化。代表的な症状には全身倦怠感や食欲不振がありますが、それらの情報だけで薬物性肝障害と診断することは困難です。肝機能の数値悪化を確認し、薬の大量服用の有無、薬物性肝障害の既往と薬物アレルギー歴、代謝性特異体質、薬やサプリメントの摂取状況などを医師か薬剤師が聞き取って総合的に判断します。薬物性肝障害の疑いが強い場合、DLSTという薬物アレルギー検査、重症度を調べるプロトロンビン時間検査、画像診断などを実施することもあります。

 【治療法】
 肝障害を引き起こした原因薬物を突き止め、服用を中止することが治療の基本です。あらゆる薬やサプリメントが原因となる可能性がありますが、原因薬物として日本での報告例(2010~2018年厚生労働省による全国調査)が多いのは、感染症治療薬、解熱鎮痛・抗炎症薬、精神神経薬、生活習慣病治療薬、消化器薬、循環器薬、抗アレルギー薬、免疫抑制薬、抗がん剤など。ほとんどが医療機関で処方される医薬品ですが、中にはドラッグストアなどで販売する一般用医薬品も3%程度含まれていました。また、漢方薬やサプリメントは副作用が少ないと思われがちですが、この調査では薬物性肝障害の原因の6%程度が漢方薬で、9%程度がサプリメントと報告されています。原因薬物の服用を中止しても、肝機能の改善が見られない場合は、ウルソデオキシコール製剤やグリチルリチン製剤などの肝機能改善薬を投与することもあります。肝障害が劇症肝炎に進行した場合は副腎皮質ステロイドを投与するなど、それぞれの肝疾患に応じた治療を行います。アセトアミノフェンによる肝障害の治療では、アセチルシステインという薬の内服が有用だそうです。

<出典:ドクターズ・ファイル>

⇒ COVID-19 ワクチンの副作用:検索用語リスト


喘息:ワクチンによる障害報告のレビュー

2024-06-21 09:35:03 | 日記

喘息:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。

1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries

その中で111項目目の「喘息(Asthma)」の紹介です。

喘息:気道が炎症を起こして狭くなり、腫れて余分な粘液が分泌され、呼吸が困難になる状態。喘息は軽症の場合もあれば、日常生活に支障をきたす場合もある。場合によっては、生命を脅かす発作につながることもある。
喘息の最も重要な特徴は、気道が一時的に狭くなるものの、通常はまた元に戻ることです。肺の気道(気管支)は、基本的には筋肉の壁でできた管です。気管支の内面を覆っている細胞には、受容体と呼ばれる極めて小さな構造物があります。これらの受容体は特定の物質の存在を感知すると、その下にある筋肉を刺激して、収縮させたり、弛緩させたりし、それによって空気の流れが変わります。受容体には数多くの種類があります
アレルギー性喘息は、様々なアレルゲン(花粉、チリダニの断片、ゴキブリの体液、羽毛の断片、動物の鱗屑などのアレルギーの原因となる物質)を吸い込むことにより、喘息発作が起こることがあります。これらのアレルゲンが、肥満細胞の表面にある免疫グロブリンE(IgE、抗体の一種)と結びつくと、喘息を引き起こす化学物質が肥満細胞から放出されます。
他の原因で肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出され、気道の平滑筋とつながっている迷走神経が刺激されることで、平滑筋が収縮して気管支が狭くなることもあります。
好酸球性喘息は、まれで重度のタイプの喘息であり、血液中の好酸球の値が非常に高くなります。好酸球が高値であればあるほど、症状が重くなります。

Colaneri, M., De Filippo, M., Licari, A., Marseglia, A., Maiocchi, L., Ricciardi, A., . . . Bruno, R. (2021). COVID vaccination and asthma exacerbation: might there be a link? Int J Infect Dis, 112, 243-246. doi:10.1016/j.ijid.2021.09.026. 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/34547487
COVIDワクチン接種と喘息増悪:関連があるかもしれない?

Dimopoulou, D., Spyridis, N., Vartzelis, G., Tsolia, M. N., & Maritsi, D. N. (2021). Safety and tolerability of the COVID-19 mRNA-vaccine in adolescents with juvenile idiopathic arthritis on treatment with TNF-inhibitors. Arthritis Rheumatol. doi:10.1002/art.41977. 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/34492161
TNF阻害薬治療中の若年性特発性関節炎の青年におけるCOVID-19 mRNA-ワクチンの安全性と忍容性。

Hause, A. M., Gee, J., Baggs, J., Abara, W. E., Marquez, P., Thompson, D., . . . Shay, D. K. (2021). COVID-19 Vaccine Safety in Adolescents Aged 12-17 Years - United States, December 14, 2020-July 16, 2021. MMWR Morb Mortal Wkly Rep, 70(31), 1053-1058.doi:10.15585/mmwr.mm7031e1. 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/34351881
 12~17歳の青少年におけるCOVID-19ワクチンの安全性-米国

⇒ COVID-19 mRNAワクチンによる障害の報告のまとめサイト