NT-proBNP検査(慢性心不全リスク検査)のページを更新
- 血液検査 NT-proBNP検査 NT-proBNP検査(慢性心不全リスク検査)とは、心臓から分泌されるホルモンの一種である“NT-proBNP”の値を採血によって調べる検査です。
NT-proBNPは、心臓機能が低下して心臓の負担が大きくなるほど血液中に多く分泌され、数値が高くなります。そのため、NT-proBNP検査は心不全(後述)の早期発見に役立つと考えられています。NT-proBNPはほとんどが腎臓からのろ過によって排泄されるため、腎機能が低下するとろ過がうまくできず、血中NT-proBNPの値が高くなります。また、NT-proBNP検査と心電図検査の両方を行うことにより、より心不全の発見率が上がることが報告されています。
なお、検査項目の1つに“BNP”という似たような項目がありますが、NT-proBNPのほうが採取した血液中での安定性が高いという特徴があります。そのため、NT-proBNP検査のほうがより検査結果の信頼性が高いといわれています。
【基準値】 - 125pg/mL未満
治療が必要となる検査数値の目安は約400pg/mL以上ですが、特に息切れや疲れやすさ、足のむくみなどの症状がある場合は、早めに医師に相談することがすすめられます。
【高価の症例】 - 足のむくみ 体重が増える
安静時で息切れ
横になるより座る方が楽