森ぶらりん

森・山・川をぶらぶらしながら
外遊びを楽しんでいます

子鹿の死とカラス

2014年12月12日 | シカ

 

表題から分かる通り、少々残酷な写真がありますので
ご注意ください。

 

すっかり葉を落とした森を歩いていくと
幹の割れ目から小さな緑のハートがのぞいていました。

 形からするとスミレの葉っぱかな?
おそらくアリが種を運んで、ここで芽を出したのでしょう。
幹が寒さから守ってくれたので、スミレはまだ緑を保っているのね。
キツツキやリスが幹に巣をつくるのもうなずけます。

 

 

 

今度は水辺を歩いていくと
カラスが見えました。

カラスは水面から出ている
「小枝のようなもの」にとまって
しきりに水中の「何か」を
つついています。

 

 

 

なんだろう?

 

 

 

 少し近寄って、「あ!」と足がとまった。

水中に横たわる子鹿。

弱った体で水を飲みに来て足を滑らせたか。
先日の大雨でここまで流されてきたのか。

そしてそれをついばむカラス。

一瞬、残酷な、と思ったが
子鹿の命はカラスに受け継がれている。
カラスや他の動物がこの冬を越す貴重な食料となり
来春に彼らのかわいい子供が生まれてくることでしょう。

 



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4 コメント

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Cycle (syun)
2014-12-14 21:47:47
Moriさん  おひさデス。

見た目で嫌われがちの彼らも一生懸命に生きていますよね。
私達も生きていくために今日も命をいただいて明日へと
何だか、とことん繋ぐサイクルをたどることヤッパリEarth
地球から宇宙へまで辿ってしまいそうです(笑
空の雲も足もとの落ち葉も
色々なサイクルが直ぐ側にある事をいつも感じていますが
自然の営みを目を背けずシッカリと受け止めれるMoriさんに感動しました。
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syunさんへ (mori)
2014-12-15 19:56:02
こんばんは。
誉めていただいている(?)コメントをありがとうございます。
でも、わたくし「目を背けず」どころか、エゾシカがいたら
いつも「ウマソウだ」と思って見ているんですよねー。(笑)
以前、猟銃免許をもっている知人から、エゾシカのヒレ肉を分けてもらったことがあって
炭火で焼いて塩こしょうだけで食べたんです。
いや~今までの人生で一番おいしいお肉でした。(笑)
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カラスのお腹 (naomint)
2014-12-15 21:22:17
生き物が生命を失って土に還るほんの一時、他の生き物の糧となって
命をつなぐ。
そんな場面に、出会ったのですね。

いつも思うこと、こんな状態の肉を食らって、カラスはなぜお腹を
こわさないか。
いえ、ニンゲンの尺度で考えてもダメなのは解っているのですが…、
キット、どなかた研究してますよね。

エゾシカ肉、ワタシもスキです。
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naomintさんへ (mori)
2014-12-15 21:45:41
そうですよね、カラスってどの程度までの腐肉を食べられるんでしょうね?
この水中シカ肉は、けっこう新鮮そうでしたよ。肉を引っ張ってもなかなかちぎれず、カラス君は苦戦していました。
で、私が思ったのは、まだ人間でも食べられるんだろうか?ということ。
さすがに試すのは止めましたけれどねー。(笑)

そうそう、「あれ」出来上がったんですね!こちらもとっても、おいしそう!
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