経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

緊張する初対面

2006-10-13 07:33:37 | ひとりごと
「コミュニケーション&ファシリテーション」セミナーも無事に終了しました。
いつもそうですがセミナーや講演で人の前に立つときはとても緊張します。なんでもない顔をしているように見えるかもしれませんが内心はドキドキなんです。
でも、舞い上がってしまうことはなくなりました。
プレッシャー大好き」なんです。
緊張感を集中力に変えるスキルを身に付けたときからです。

初対面はお互いにどんな場面でも緊張しますよね。緊張しない人はそれはよっぽどの無神経かずぼらしかいません。その緊張感でガチガチになってしまう人と緊張感があるからいろいろと気を配れる人に分かれるのですね。

今回のセミナーではテーマが二つありましたがコミュニケーションはなんとなくわかるけれど、ファシリテーションは全く聞いたことがないし知らないと言う参加者でした。
そうなるとファシリテーションの解説をしても知らないことなのでいくら解説しても理解度は進みません。そこで初対面ながらによーく観察をして、「この人はどんなことに関心があるのだろうか?」と話を進めながらリサーチを開始します。

そして、いろいろな例え話をしながら何かのきっかけをつかんでそこから話を広げていきます。まずお目当ての人に重点的に話を進めなが、その周りの人に伝染をさせていきます。最初は無関心だった人もだんだんと顔がほころんできます。こうなればしめたものです。本人のやる気が出てきた証拠です。
そのヤル気をどんどん高めるような話をさせていただいて、理解を深めていただき「実は今話したことがファシリテーションなのですよ。」と種明しをしてあげると知らないうちに身に付いてしまうのです。

どんなことでもどんな時でも初めは緊張するものですが、そのときの緊張感を大切にしながら自分自身のスタンスが見えてくると(またはちょっとしたきっかけが出来ると)集中力に変わります。

勝負どころでバッターボックスに立ったとき「リラックスしていけよ!」なんて声をかけられますが、このリラックスを勘違いしてしまうと絶対にヒットなんて打てません。
リラックスとは「力を出すための緊張」なんですね。リラックスだからダラーンと打席に立っても力を込められたボールを打ち返すことが出来ないことは明らかですね。

緊張することは良いことなんです。そこでどのように力を発揮できるか、自分の意思を相手に伝えることが出来るか、頭の血流をスピードアップして考えて知恵を出すのです。

緊張感を持った経営も同じことですね。
IY創業者、伊藤雅俊さんの言葉の中で
「開店前夜の気持ちを忘れない。」があります。
好きな言葉の一つです。

3 コメント

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Unknown (かおりん)
2006-10-13 08:46:43
何気なく、フツーに講義をしてはる先生のこんな一面を見ると、「先生も勉強してはるんや。よし、自分もやるぞ!!」って思います。“一生勉強”って聞いてても、勉強してはんねんなぁーって思っちゃいますねー。
自分は『緊張』にやられます・・・ これを『いい集中力』に変えれる勉強と経験をしていきたい。
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Unknown (藤原佳津)
2006-10-13 16:55:50
創業塾に 参加した時に 人前で 話すこと人から 見られてること すごくドキドキ!緊張して 疲れましたが、色々考えるってことをしていました。「緊張感」って大事だなって思いました。私は、いつもプレシャーに押しつぶされそうになりますが 先生のように「プレシャー大好き」って言えるようになりたいです。「緊張感を集中力に変える」頭の隅に 張り付けておきます。
創業塾初日に 先生が 「この中に創業しちゃいけない人がいます。」って言葉も頭に張り付いて取れません。(´_`)
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Unknown (more)
2006-10-13 17:14:50
50,000アクセスクイズを見事に当てた藤原さんには必ず良いコトがありますよ(^^)v。

言葉足らずを訂正します。あの時の「“今の(準備、考え方の)ままで”創業しちゃいけない人」です。
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