モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

無邪気な悪魔現る

2009-10-25 | モンペリエ
わたしが年下の友人チエリと出会ったのは、わたしがあと数カ月で30歳になろうとしている頃だった。
その頃、彼は私によくこう言っていた。


「僕の叔父さんは日本人女性と付き合っているんだ。
モンペリエにいたtomoko(仮名)っていう、Sと同じくらいの歳の女性なんだけど、知ってる?」


チエリの叔父さんだからだいたい50歳くらいだろう。随分歳が離れているんだな。と思っていた。




その後間もなく、彼の叔父さんはその日本人女性と結婚したらしい。
その報告をわたしにした後、笑顔でチエリは付け足した。



「ああそれからね、彼女の年齢分かったよ。 38歳 だって」




2008年7月撮影 モンペリエのAntigone地区

その日、一日立ち直れなかったのは言うまでもない・・・

道を尋ねる。

2009-10-24 | モンペリエ
モンペリエに来たばかりの頃の話。

街を歩いていると後ろから声を掛けられ、市役所までの道を尋ねられた。
わたしが振り返ると、外国人に声をかけてしまったとその女性の表情はこわばった。
ただその日は語学学校で道の教え方を習ったばかり。でも市役所がどこか分からない。

仕方がないので、
「Je ne sais pas . (ワカリマセン)」
と答えると、

「C'est pas posseible!! (信じられない!!)」
と言い捨てて、女性は立ち去った。


2009年8月撮影 市役所近くでスケボーを楽しむ犬

道を聞く時は人を選ぼう。

3年目にして・・・

2009-10-23 | モンペリエ
ある日、フランス人の友達と話しながら歩いていると、中年の女性に声を掛けられた。

「今何時ですか?」

友達が答えると、「いいえ、あなたに訊いているのよ」と彼女はわたしに向かってほほ笑んだ。



「今、3時45分?それとも4時?」



時計を見ると、3時52分・・・



困っていると、隣で「45分。45分」とつぶやく声がしたので、
「3時45分です。」
なんとか答えると、彼女はまたにっこりほほ笑み、お礼を言うと立ち去った。


2009年4月撮影 オルセー美術館の時計


・・・フランス語の不自由な外国人に時間を言う練習をさせてくれたらしい。こちらこそありがとう。

「ひ、ひどすぎる・・・」

2009-10-22 | モンペリエ
ある午後、フランス人の友達と話していたら、日本人のフランス人に対するイメージを訊かれた。

「フランス人のイメージ・・・まず、お風呂に入らないでしょ。でもだから香水が発達したのよね。それから、下着を替えないとか?あとは、ちょっとスノッブで冷たいとかかしら?特にパリの人ね。それから英語をしゃべらないイメージもあるわね」

友達のものすごく怪訝な視線に気がつき、思い出した。「フランスに来る日本人女性はフランス人男性を探しに来ているに違いない」と彼が言い出し、この話題になったんだった。


2008年8月撮影 フランス人

きっと、「フランス人てかっこ良くって~」っていう答えを期待していたんだね。ごめんよ。

試験を受けるために・・・2

2009-10-21 | モンペリエ
どうやらフランスでは、大学で試験を受けるためには登録をしなければいけないらしい。


スロベニア人の友達と連れ立って、学科の事務へ行く。
「あなたたち、外国人ね」と確認された後、「外国人用の事務へ行って」と指示された。

外国人用の事務へ行くと、「ここでは学生の登録しかしてないわ。試験の登録は学科の事務へ行って」と言われる。

再び学科の事務へ。

事務の女性は「そんなわけない!!」と憤慨した後、外国人用の事務へ確認の電話をする。
電話を切って、彼女は言った。


「登録はここだけど、11月にならないと始まらないわ。登録が始まってからまた来て」



2006年12月撮影 パリ

・・・こんなことは日常茶飯事。