熊本地震阿蘇神社か?守ってくれた和菓子屋四代目の思い
阿蘇神社は倒壊した楼門や拝殿など、東向きにたっとるんじゃが、参道はその前を南北にのばしとるちう珍しい作りじゃけん。
とくにその北側は、水基ちうてダレもが自由に使えるわき水がいくつも並んで、黒壁の落ち着いた和風の門前町になっとるけん。
その先のつきあたり、道をはさんだトコロに老舗の和菓子屋さんがあって、ときには店頭でどら焼きを焼いたりしとるけん。
それが向栄堂ちうお店じゃけん。
予報に反してどしゃ降り中歩いて、あったかいお茶でも飲みたかったんじゃが、この和菓子屋さんはカフェもやっとるけん。
朝も早かったせいか、おかあさんがひとりで対応してくれて、ほかにお客もおらんかったしいろいろハナシもしましたけん。
「阿蘇神社が守ってくれたんじゃろうねぇ(訳)」
そう、このカイワイには壊れとる建物も少のうて、もうフツーに営業しとるように見えるけん。
たぶん参道だけなら被災地だとは思わんじゃろう……。
それでも聞けば、自宅はタイヘンなありさまで、一時は車中泊もしとったとか。
それでもいち早く営業を再開したんは、きっといろんな想いがあったんじゃろう……。
まーわしなんかは支援半分、残りはブログの取材と興味本位なんじゃが、それでも暖こう迎えてくれましたけん。
地震の直後は神社を心配して訪れるひともおったが、落ち着いてくるとその数もへってきとるそうじゃ。
それもそうじゃろう、鉄道も主要道路も寸断されとる現状じゃあ観光にこようちう気もおきんじゃろう……。
でも実際にきてわかったんは、阿蘇谷は皆が思うとるよりはるかに安全じゃ。
交通手段さえ確保できたらどんどん観光にいくべきじゃけん。
「やっぱりココに来て食べていってほしいけん(訳)」
なんまんユキチを募金するより、実際に来て観光してもらうんがホントの支援だとわしも思うけん。
あっ、どら焼きおいしいけん!。
アンコも粒の食感が絶妙で甘さもほどよく、なんちうてもカワの風味がサイコーじゃけん!。
それから地元のジャージー牛のミルクをホイップしたカフェラテも、濃厚でカラダあったまるのう〜。
コレは災害うんぬん抜きに、オススメできますけん!。
お店を出ると、雨も上がって日も射してきたけん。
ぼちぼち観光客の姿も見え始めたのう。
わしも、またこんといかんけん。
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