借りとった酸素きうにう器を回収してもらうと、部屋が驚くほど広々としたけん……。
この大きな機械と、酸素室に使ったサークルは、物理的にかなりのスペースを占有しとったけん……。
七夕の日、もねもねちゃんは肺から水を抜く手術をしたけん。
たいして心配しとらんかったんは、前日に面会にいった時ときに、わしらに目もくれずメシを食うとったからじゃけん。
いろいろ複雑な思いもあるけど、とりあえず食欲はあるいうコトじゃけん……。
もねもねちゃんの病室は、99%の酸素を常時供給されとる酸素室じゃけん。
呼吸さえラクになれば、元気になれる……、そのときまではそう信じとったけん……。
翌日、見舞いにいったワイフさまは、医療機器のレンタルを即決したけん……。
改善して自宅療養に切り替えるワケでのうて、最後をみとる覚悟でのコトじゃけん……。
手術後、回復するどころか状態は悪くなる一方だったんは、わしの目にも明らかだったけん……。
おそらく、手術にたえられるだけの体力がなかったのかもしれんのう……。
夕方には機械が届き、サークルにカバーをかけて、病院と同じ環境を整えたけん。
移動用の酸素ボンベもそろって、ようやくもねもねちゃんを連れ帰るコトができたけん……。
ぐったりとして、ときおり息苦しうしとるけどのう、やっぱり家が落ち着くのかもしれんのう……。
ビニールのカバーをめくってノドをなでるとごろごろいうたけん……。
この高濃度の酸素室こそが、彼の生き延びる最後の希望じゃけん。
カバー越しとはいえ、もねもねちゃんとわしらは、わしらの家で生活していけるけん!。
……、
高濃度酸素は、呼吸機能が低下しとる患者には必要だけどのう……、健康な生物にはキケンな物質じゃけん……。
もねもねちゃんとマクラを並べて寝とったら、はげしい頭痛とめまいにおそわれたけん……。
同じ部屋にいながら、わしらは同じ空気を吸えんでいたけん……。
この大きな機械と、酸素室に使ったサークルは、物理的にかなりのスペースを占有しとったけん……。
七夕の日、もねもねちゃんは肺から水を抜く手術をしたけん。
たいして心配しとらんかったんは、前日に面会にいった時ときに、わしらに目もくれずメシを食うとったからじゃけん。
いろいろ複雑な思いもあるけど、とりあえず食欲はあるいうコトじゃけん……。
もねもねちゃんの病室は、99%の酸素を常時供給されとる酸素室じゃけん。
呼吸さえラクになれば、元気になれる……、そのときまではそう信じとったけん……。
翌日、見舞いにいったワイフさまは、医療機器のレンタルを即決したけん……。
改善して自宅療養に切り替えるワケでのうて、最後をみとる覚悟でのコトじゃけん……。
手術後、回復するどころか状態は悪くなる一方だったんは、わしの目にも明らかだったけん……。
おそらく、手術にたえられるだけの体力がなかったのかもしれんのう……。
夕方には機械が届き、サークルにカバーをかけて、病院と同じ環境を整えたけん。
移動用の酸素ボンベもそろって、ようやくもねもねちゃんを連れ帰るコトができたけん……。
ぐったりとして、ときおり息苦しうしとるけどのう、やっぱり家が落ち着くのかもしれんのう……。
ビニールのカバーをめくってノドをなでるとごろごろいうたけん……。
この高濃度の酸素室こそが、彼の生き延びる最後の希望じゃけん。
カバー越しとはいえ、もねもねちゃんとわしらは、わしらの家で生活していけるけん!。
……、
高濃度酸素は、呼吸機能が低下しとる患者には必要だけどのう……、健康な生物にはキケンな物質じゃけん……。
もねもねちゃんとマクラを並べて寝とったら、はげしい頭痛とめまいにおそわれたけん……。
同じ部屋にいながら、わしらは同じ空気を吸えんでいたけん……。