千葉県立中央博物館に行ってきました。
「世界の遺跡から出土した貝 原生標本からみる色や形利用法」という企画が開かれていました。
世界中の貝がいろいろ展示されていましたが、実にさまざまな形の多様性に、大変驚かされました。
その一つ、一つの形は、必要に迫られて進化していったのでしょう。
トゲトゲがより鋭い貝が捕食者から敬遠されたとか、より大きい貝の方が食べられにくかったとか、より小さい方が目立たなくて敵に見つかりにくかったとか。
人類は太古の昔から、食べるだけでなく、いろいろな道具に加工したり、装飾品にして身を飾ってきました。
また殷墟からは、貨幣として使われた宝貝が出土しているそうです。
それにしても、貝は美しい!
その美しさは必要から形作られた「機能美」でしょうか。
大自然は、天に星、地に花、そして海に貝をもって、美しく飾ったのですねえ。