自分そっくりの不気味なロボットを作られたことで知られる石黒浩教授の講義をテレビで聞きました。
ビックリ仰天しました。 (ノ゚ο゚)ノ
講義の前半はどうってことなく、
「フン、フン、なるほど」
と、なんとなく聞いていましたが、後半になって
「エーーッ、そんなことってある?!」
三十数億年前から現在までに、地球に登場した生き物のうち、99%は絶滅しました。
新しい種の生物が現れては消える、また現れては消える、と何度も何度も絶滅を繰り返してきました。
原因は噴火とか、巨大隕石の落下とかで生きていけなくなったり、過酷な生存競争に負けたりしました。
その上、大量絶滅が六億年前からだけでも五回もありました。
今現在六回目の大量絶滅が進行中だそうです。
なんせ、1年間に4万種もの生物が絶滅しているのですから。
100年前は1年に1種類の絶滅だったのに。
石黒教授は、知恵を持つ人類が絶滅を逃れる方法として考えたのがロボットだそうです。
自覚してなくても無意識に、生き延びる手段として、ロボットを作り出したというのです。
未来の人間はロボットになるのです。
生身の人体だったら、今まで絶滅していった生き物と同じ運命になるでしょう。
ところが、無機質のロボットだったら、食べ物が無くなっても、環境が汚染されても、いくら温暖化しても、耐えられます。
自分のコピーを次々作り出し、バージョンアップしながら、どんな環境になっても生き残ります。
宇宙に乗り出していけば、五十億年後、地球が太陽に呑みこまれてしまっても、絶滅しないですみます。
というようなお話でした。
そうかあ、生き残るためにロボットを作り出したのかあ!