桃の館便り

桃と桃のお菓子がいっぱい。「桃の館」からの手紙です。

世の中まがい物だらけ??

2012年08月21日 | インターン今日のつぶやき
こんにちは。


先日の海水浴での日焼けの痛みが取れてきて、


調子が良くなってきました広報部の矢野です。


当社一番のおすすめ商品である、旬の桃を使った


「白桃ぜりー」について、開発者の高井社長にインタビューをしてきました!



  矢野(以下、や):当社の人気商品「白桃ゼリー」はなんであんなに美味しいんですか?

           こだわっているポイントを教えてください。


高井社長(以下、た):ポイントは素材の味を最大限に生かしているというところかな。


や:桃本来の味ということですかね?



た:そう。木でぎりぎりまで栄養をもらい続けた「木成り完熟桃」の味を


多くの人に知ってもらいたくて、その味を再現したお菓子として、ぜりーを作ったんだ。


 (※「木成り完熟桃」とは?) 


作り方でこだわっているところは、果汁に桃の繊維質も入っていいるところかな。



や:桃の繊維が入っているところなんですね。繊維質が入っていると


何が良いんですか?



た:繊維質があることで旨みが残るんだよ。



や:旨みですか。旨みとは一体何なんでしょうか?



た:旨みの説明だけをすると難しいのだけれども、


私の体験談からお話すると、繊維が残っていないと


果汁を味見した時に、


桃の風味はするのだけれども、どうも味がさっぱりしすぎてしまうんだ。


だから、どうしても香料を入れないと味が物足りなくなってしまうんだよ。


でもただ香料を入れればいいかというと問題があるんだ。


実は、数ある果物の中でも味が非常にデリケートな桃の香料は、良いものがほとんど


存在しないんだ。


良くない香料を使うと、これ香料を使っているな。味見をした時に感じてしまうものばかりなんだ。



良い香料も稀にあるけれど、非常に値が張るので、これを大量にお菓子に使うのは


なかなか難しいんだ。



さらに、「桃」という果物の性質上、味が柔らかいので、香料をたくさん使わないと



桃の風味が感じられないんだ。



オレンジやみかんなどの味が濃い果物から作られた香料であれば、


たくさん使わなくても十分に風味を感じさせてくれるんだ。



だから、なおさら良い白桃果汁を使っているお菓子屋さんは少ないんだと思う。


いや使っているお菓子屋さんを私はこの道何十年もやっているけど知らないかな。




や:そうなんですね。確かに桃は味が濃くないので、


本物の桃を香料で再現することは難しいんですね。



ちなみに、当社の白桃ゼリーも香料が原材料表示に書かれていましたが、


良い香料を使っているんですか?



た:もちろん。うちはヨーロッパから値は張るけど良質な香料を取り寄せているんだ。


ただ、素材が良いから(木成り完熟白桃使用なので、甘味風味が群を抜いている)


一般的な桃のゼリーのそれと比べて大量に使わなくてもいいんだよ。



や:そうなんですね。ちなみにですが、香料はどうしても入れる必要があるんですか?



た:収穫した桃の味も全て、全く同じというわけではないので、桃のゼリーの味を調節する際には


どうしても入れる必要があるんだ。



や:そうなんですね。大変勉強になります。


た:ちなみに、うちの白桃果汁は果汁と呼ばれているけれども、


実際に見ると、とても果汁とは思えないほど、どろっとしているんだよ。


これが白桃果汁なんだ。


や:液体というより、だいぶ個体っぽいですね。



た:そうなんだよ。桃の 種と皮 以外は全部使って作ってできているんだよ。



や:そうなんですね。この白桃果汁が美味しさの秘密だったんですね。



「旨みがしっかり残っている果汁」。勉強になります。



た:最高の素材である「木成り完熟桃」の味を最大限に活かすことができるように加工には大変工夫しているんだよ。



や:素材を活かす。言葉では簡単に言っても実際に、それを実行に移すのは大変なことなのではないでしょうか。


どういった思いでこのこのゼリーは作られたんですか?


た:やっぱり本当に美味しいものをたくさんの人にも食べてもらいたい。


そのためには美味しい素材を最大限に活かす。


その一心で日々毎日お菓子作りをしています。



や:社長、長々とお付き合いいただき、誠に有難うございました。


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白桃ゼリーについては実際はまだまだこだわりポイントがありますが、


メインである「白桃果汁」についてはわかっていただけましたでしょうか。



<白桃ぜりー>



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