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『夢は叶う伝説』★第2巻★

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■ 半分定食/病院・整骨院/ラーメン^^/沈むチベット

2020年01月08日 00時00分55秒 | ●グルメ2011~2030


各月の病院。 本日は「お薬」です。
安定剤・眠剤。
・全部半分定食^^



ロング・タートル・紺色・毛糸^^
室内着のスカートは、ロングワンピ。(襟あり)
スカートは夏冬とロングのみ。エプロンは必ず♪
外出はズボン。 年末購入のダウン上下~暖かい!
油断出来ない「越冬です!」
室内でも毛糸帽子^^
準備完了

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沈むチベット

   永久凍土の融解      2007年5月13日 寺岡克哉


 シベリアやアラスカなどの寒い地方には、「永久凍土」というのが広がって
います。

 「永久凍土」とは、2年以上つづけて凍結している、土壌や地盤のことです。

 ところで、「永久凍土」が存在している土地でも、その地表が夏場には融け
ます。そして地面には、草木なども生えています。

 しかし、地下60センチよりも深くなると、夏でも融けることのない「永久凍土」
が現れ始め、それが地下数百メートルまで及んでいるのです。
 その中でもとくに深いものは、アラスカのバローで440メートル、シベリアの
ヤクーツクでは地下500メートルにも、永久凍土の及んでいるものがあります。

 永久凍土はまた、シベリアやアラスカのほかに、ロシアの北方や、カナダの
北方、そしてチベットなどにも広がっています。
 それら全てを合わせると、その面積は、地球の陸地の15パーセントぐらい
に相当すると言われています。


                 * * * * *


 ところで現在、地球温暖化により、それら「永久凍土の融解」がとても心配
されています。

 たとえばアラスカや、カナダの北方では、1980年代以降から永久凍土の顕著
な温暖化が報告されています。
 またロシアでも、1930年から1990年の間に、永久凍土の融解が進んでいる
と報告されています。

 そのように永久凍土が融解すると、地下の支えがなくなって地盤が沈みこみ、
建築物が傾いたり、倒壊したりします。

 また、アラスカには「酔っ払いの林」というのがあり、永久凍土の上に生えてい
る「トウヒ」という木が、四方八方に傾いています。
 それは強風で傾いたのではなく、永久凍土の上に根を張って立っていたのに、
それが融けて支えが弱くなり、あちらこちらの方向に木が傾いてしまったのです。

 さらにまた、アラスカやシベリアには、石油や天然ガスの「パイプライン」が走っ
ています。だから永久凍土が融解すると、地盤沈下により、それらインフラに対し
ても悪影響を及ぼすのではないかと心配されています。


                  * * * * *


 永久凍土の融解にたいする心配は、地盤沈下だけではありません。

 というのは、永久凍土が融けると、「二酸化炭素」や「メタン」が発生する
からです。

 そして悪いことには、それによって、地球温暖化をさらに加速させてしまい
ます。

 とくに「メタン」は、二酸化炭素の23倍もの温室効果があるので、とても心配
です。


                  * * * * *


 しかしなぜ、永久凍土が融けると、二酸化炭素やメタンが発生するのでしょう?

 それは永久凍土の中に、たくさんの「有機物」が凍結し、封印されているから
です。つまり永久凍土の中では、植物や動物が腐らずに保存されるのです。

 たとえば永久凍土の中からは、冷凍保存された「マンモスの屍骸」などが、
そのままの形で出てきたりしますよね。

 もちろん、ほとんどの場合は、生物の原型を留めていません。しかし「有機物」
としては、分解されずに保存されているのです。

 しかし永久凍土が融けてしまうと、それらの有機物が細菌によって分解され
(つまり腐り)、「二酸化炭素」や「メタン」を発生させるわけです。


                  * * * * *


 さらにまた、永久凍土の中でも比較的浅いところ。つまり、地下数十メートル
ぐらいの深さのところには、「メタンハイドレート」が存在すると言われてい
ます。

 もしも、それが溶け出したら、目も当てられません!

 「メタンハイドレート」とは、メタンと水が結合してシャーベット状に凍ったもので
す。だからそれが融ければ、大量のメタンが発生するのです。

 もうすこし正確に言うと、「メタンハイドレート」が存在するのは、地下数十メー
トルから数百メートルの深さのところです。

 その中でも、とくに浅いところに存在するメタンハイドレートの融解が、とても
心配なのです。


                  * * * * *


 ところで、コンピューターを使った「シミュレーション」の予測によると、永久凍土
の融解は、かなり深刻です!

 その予測によると、地下3メートルの深さまでの永久凍土が、
 2050年までに、地球に存在する全面積の50パーセント以上が融解し、
 2100年までに、全面積の90パーセントが融解するみたいです。

 しかも、(実際には不可能でも)仮に、西暦2000年の時点で二酸化炭素の
増加を止めて、その後を予測したという結果もあります。
 それによると2020年には、アラスカの永久凍土の60パーセントが、そして
東シベリアの永久凍土の70パーセントが融解します。

 この意味では、永久凍土の融解は「すでに手遅れ」という感が否めません。

 しかしそれは、地下3メートルの深さまでの話です。
 だから地下数百メートルまで及んでいる、「永久凍土のすべて」が融けるわけ
ではありません。

 しかしながら、たとえ地下3メートルまでの「浅い融解」であっても、そこに含ま
れる有機物が分解すれば、やはり二酸化炭素やメタンが発生します。

 また、地盤沈下により、建築物やインフラも大きな影響を受けるでしょう。

 さらには、永久凍土の上に生えている森林や、ツンドラなどの生態系にも、
大きな影響を与えてしまうでしょう。

 だからやはり、地下3メートルの深さまでの融解とはいえ、多大な影響が
出るのは間違いありません!


                 * * * * *


 永久凍土の融解により、地下数十メートルの深さから存在する「メタンハイド
レート」が融けるのかどうかは、今のところまだ不明です。

 うまく行けば融けないかも知れないけれど、しかしながら、「まず大丈夫だ!」
という確証も得られていません。

 早急に解明することが望まれます。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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おはようございます (ケンスケ)
2020-01-08 06:04:11
永久凍土もありましたね
メタンや二酸化炭素が溶けだして発生します
これは非常に怖い事です
牛のゲップを騒いでいますが、それ以上でしょう
一部の現象しか報道されていませんが細かい事象まで入れればその数値はもっと上がるでしょうね
昨日コメントの返事で20年前と書いてしまいましたが30年以上前から学者が云っていた事を思い出しました
氷河期になろうが温暖化になろうが100%確定された訳でもありませんがやはり疑われる二酸化炭素
の削減は必要でしょうね・・
俺が温暖化云々と書いている事に温暖化おじさんと笑っている方が一部おりますがそんなに可笑しい事でしょうかね・・・
全世界皆で解決していかなければならない事だと思います
有難い記事を情報を有難うございました
返信する
ケンスケさま (ちー)
2020-01-08 17:37:31
今日は。
森林火災も多いですね。
自然発火。 消し止め様がない。
素人考えですが、伐採とかは無理なのかな?
自然災害で「生物」にも変化が起こる。
人間が賢いと思っている傲慢。
「未来を考える・脳みそ」が現代人は無いのかな?
TVで、バーゲンセールの話題・・・
地球に「赤札」張られそう・・・
ありがとうございました
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