更に難易度の高い技術での形成外科的切除。たばこやけど痕（根性焼き）。
○たばこのやけど跡は、飲み薬や塗り薬では治すことができません。
○主として局所麻酔でたばこのやけど跡を丁寧に切り取り、縫い縮める手術を行います。
○タバコの跡がどの部位にあるか、一個あるいはいくつか重なっているのかなど状態により、単純に切り取ったり、ZやW形成術などの形成外科的専門治療によって少し工夫を加えたりもします。
○例えば、大小２個がずれて並んでいるような場合には、リバーストライアングルを２つ合わせたデザインを行います。キズアトは、２つトライアングルの頂点を通る平行な中心線となり、これがしわのラインに一致します。短い縦方向の腺が、キズに掛かる張力を分散する役目を果たしています。キズにかかる張力を考慮して、手術を行うのも形成外科専門医の得意分野です。
○場所や体質によっては、キズアトが赤く盛り上がることもありますので、手術後にトラニラストの内服をお勧めしています。
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