にしやま形成外科皮フ科クリニック、形成外科専門医:西山智広

東京銀座と名古屋栄で2クリニック。美容外科・形成外科・美容皮膚科・皮膚科治療から予防医療まで、分かり易く説明します。

眼瞼下垂:まぶたを持ち上げる筋肉が緩み、まぶたの皮膚が被さっていることを言います。

2016年10月01日 | 眼瞼下垂挙筋前転術

眼瞼下垂挙筋前転術の治療について

眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)機能が緩みまぶたの皮膚のたるみが大きくまぶたに被さって、下垂している場合のことを言います。

お年を召した方に多くみられ、両側性で左右差のあるケースがほとんどです。加齢に伴う眉毛の下垂もあるため、余計にまぶたの皮膚が垂れ下がって視界を邪魔するので物が見えにくくなる傾向にあります。

治療法は、局所麻酔にて、垂れ下がった余分な皮膚と皮下組織、眼輪筋、脂肪等を取り除く手術と眼瞼挙筋前転術を行います。

皮膚の切開線は、二重まぶたの方は二重まぶたの線(重瞼線)に一致する部位、一重の方は瞼縁直上にて切除するため、傷跡が目立ちにくいというメリットありま す。眉毛の下垂が認められる方には、吸収糸のシルエットリフト糸による眉毛リフトを追加すると更に結果がよくなるでしょう。

手術の計画としては、
1.まぶたの余分な皮膚は、二重のライン上で最大幅8-10㎜を切除する。
2.眉毛下切開ではなく、最終的な縫合線は若い時のハッキリとした二重のラインとする。
3.眼瞼挙筋前転術を行う。
4.眉毛を拳上させた方がより良い二重になるため、吸収糸のシルエットスレッドでまぶたの外側のリフトをする。

眼瞼下垂の相談を受けた時に、周囲の機能が正常なら必要の無い処理は行わない、なるべくキズが目だたない残らない部分に切開線を行うなど、美容手術ですから将来のことを見据えて手術をできる限りシンプルにすることを心がけています。

実際の手術は、まずデザインに多くの時間をかけます。その際、患者様には起きていただいたり、寝ていただいたりとまぶたの皮膚の弛みや眉毛の位置、二重のラ インの状態をよく観察します。皮膚の弛みの取り幅や全体的な紡錘形のデザインをマーキングできたら、手術は局所麻酔をしてそのデザインの通りに進めるだけ です。

手術後にはまぶたにガーゼを当てますが、翌日よければはずしてしまい洗顔もOKとなります。洗顔後には創部に自分で抗生物質の軟膏を塗って頂きます。そし て、縫合糸は5日後に抜糸を行います。個人差はありますが、二重のラインは2-3週間程度の軽いむくみがありますが徐々に軽減していくのでお化粧でごまか してください。

このような方は、元々の老化速度が人より亢進しており、その原因は生活環境によるものが大きく影響しているのは明らかです。そのため術後から皮膚や身体の細胞がこれ以上老化しないように、血液クレンジングや高濃度ビタミンC点滴、食事で栄養を整えたり、運動をしたりといったことの改善策を提示していきます。

インターネット上には様々な情報が氾濫していますが、本当に必要な施術だけをシンプルに行うことが最短距離で良い結果に繋がると思います。

(形成外科 老人性眼瞼下垂 眼瞼挙筋前転術)

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