にしやま形成外科皮フ科クリニック、形成外科専門医:西山智広

東京銀座と名古屋栄で2クリニック。美容外科・形成外科・美容皮膚科・皮膚科治療から予防医療まで、分かり易く説明します。

昨夜、酔いが回り転倒して出来てしまった顔のけが、とりあえず救急病院で縫合してもらいましたが、顔なのでキズアトが心配です。

2017年05月18日 | ケガの再縫合術と潤い療法
昨夜、酔いが回り転倒して出来てしまった顔のけが、とりあえず救急病院で縫合してもらいましたが、顔なのでキズアトが心配です。



まず、縫合したキズの状態を見て、ファーストインプレッションにより以下のチェックポイントを確認してください。

1:ガーゼの当て方が荒い感じがする。
2:キズの中にアスファルトなどの汚れが青黒く残っている。
3:縫合糸が何となく太い。
4:縫合糸の幅が何となく広い。
5:皮膚のラインがずれている感じがする。
6:皮膚に段差がある。
7:医療用ホッチキスで止められている。

このような場合には、再度キレイに縫合しなおす必要性がありますので翌日にご連絡の上ご来院ください。再縫合処置は、局所麻酔を行い、皮膚のズレや段差を修正、皮膚の中のゴミを生理食塩水による洗浄、太い縫合糸から細い形成用糸に変更、縫い幅を少なくするための真皮縫合を追加などにキレイなキズアトにしていきます。※けがや縫合をして数日間以上経過している場合には、ばい菌感染の影響により再縫合を行うことができない場合もありますのでご注意ください。

その後、縫合部に感染等がなければ5日後に抜糸をし、肌色の目立たないテープで固定を行います。また、きずあとを目立たなくする内服薬と漢方薬を6ヶ月間投与して、しっかりとフォローアップを行います。

もし、キズを縫わずに治した場合、どうなるのでしょうか?

1:キズ口が開いている場合は、治癒までに2~3週間程度必要です。
2:そしてキズ口が開いた面積のまま幅のある赤い傷跡として残ります。
3:段差、ズレなどがある場合もそのまま残ります。
4:太い糸と大きな幅で縫ってある場合には、ムカデ様の縫い痕が残り目立つことになります。
5:目立つキズアトは、後日でも修正困難なことがあります。

顔のケガを縫うことは、結構奥が深く簡単に済む処置ではありません。初期治療の可否によっては一生の悩みとなります。ケガをした場合に大切なことは、「縫う」か「縫わない」かとう選択ではなく「形成外科専門医に縫ってもらうかどうか」と言うことです。

思わぬ状況から顔や身体にできてしまった「けが」は、少しでも目立たなくしたいと誰もが望んでいます。「ケガ」をしたら後悔をしないように、できる限り迅速に形成外科専門医の受診と適切な処置を受けることをお勧めします。

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