木炭譚 -Small is beautiful and useful-

環境文化の実践ブログです。大量生産大量消費大規模流通では得られない時間、空間、人間の3つの「間」を大切にした実践日記。

水に浮く?沈む?

2013-07-23 07:57:53 | 目で見る木炭
広葉樹炭がもう沈みました。実験開始から20時間です。スギ炭の10日経過時点の状態です。スギ炭と比べると浮き袋が少ないのですね。
7月23日8:00


22日経ちました。2粒を残して沈みました。理科年表によると木炭の真比重は1.4だそうでう。この木炭の炭材は土壌改良資材に適している「スギ」ですが、バーベキューで使う木炭のような広葉樹を炭材とする木炭はどうなんでしょうか?早速実験開始。なお、塊の備長炭(炭材:ウバメガシ)、リグナムバイタ(世界で一番重たいといわれている木)は最初から水に沈みました。
7月22日 木炭(スギ炭)


7月22日 広葉樹炭(気乾)

7月22日 広葉樹炭&水


7月22日(備長炭&リグナムバイタ)

7月22日(備長炭&リグナムバイタ&水)




10日が経ちました。ほぼ沈みました。まだガンバッて浮いている少数派の浮動粒もありますが。水田の場合は「代掻き」作業の前に施用すればなんら問題はありません。
7月12日


7月10日


4日が経ち沈んだ粒もありますが、大きな粒はまだまだ内部に空気を蓄えているので浮いています。「浮くか沈むか?早くはっきりしろ!」の声が聞こえてきますが、この「鈍さ」が木炭の良いところです。最近の異常気象の様にスグに極端から極端にはいきません。緩衝能が高いのです。
7月5日


7月3日


土壌改良資材として施用されている木炭(炭材:スギ)は水に浮くのでしょうか?それとも沈むのでしょうか?
今頃の田植えを終わった水田にプカプカと浮いてしまったら流されてしまいます。かと言ってあまりに重いと時間とともに作土の底面にたまってしまいます。写真のように、ペットボトルに木炭を入れ、水を注ぎました。水を入れた時は木炭は水に浮いているようです。さてこの後どうなりますか・・・・・。
7月1日

7月1日