もぐらたたき!

CDのレビューとかなんとか

Serpens Albus/Whitesnake

2015-04-25 18:54:14 | レビュー

<List>
1. Crying in the Rain
2. Bad Boys
3. Still of the Night
4. Here I Go Again
5. Give Me All Your Love
6. Is This Love
7. Children of the Night
8. Straight for the Heart
9. Don't Turn Away

<Member>
・David Coverdale(Vocal)
・John Sykes(Guitar)
・Neil Murray(Bass)
・Aynsley Dunbar(Drums)

1987年リリースの7th。日本盤と欧米版とではタイトルが違います。日本盤は"Serpens Albus"、日本以外はずばり"Whitesnake"。
 
このアルバムは傑作です。そして傑作たらしめているのは、John Sykesのギターです。
この人は前作の"Slide It In"から参加していますが、このアルバムで彼の個性が炸裂します。
"Crying in the Rain"や"Bad Boys"は凄まじいです。
彼が参加すると、作品がメタリックになります。
有名なのはThin Lizzyの最後のスタジオアルバム"Thunder and Lightning"です。
Judas PriestやIron Maidenのようなメタル魂を持ってはいないけど、メタリックです。
 
そしてDavid Coverdaleの声が"Slide It In"の頃とは別人の様。
多分この人の声はライブでは線が細いのだと思いますが、このアルバムで聴く事が出来るボーカルはもの凄く上手いです。
声帯の手術を行ったという事ですが、プロデュースの関係もあるのではないかと思っています。
 
このアルバム完成後、ベースは誰だったか忘れましたが、ドラムのAynsley DunbarとベースのNeil Murray、ギターのJohn Sykesは解雇されます。
そしてMTVのPVに出てくるメンバーは華やかなラインナップ。
つまり、John Sykesのギターに合わせてAdrian VandenbergやVivian Campbellがエアーギターをするのです。
そしてファンはそのラインナップをオリジナルだと思って歓迎するのでした。
 
後にJimmy Pageとも行動を共にするDavid Coverdaleですが、"Still of the Night"をもってLed Zeppelinの真似という批判がありましたが、確かに曲のコンストラクションに似た部分がありますが、David Coverdaleの声とRobert Plantの声は決定的に似ているとは思いません。このアルバムで聴く事が出来るDavid Coverdaleの声はより深みのある魅力的な声です。

次作はSteve Vaiという全く水と油の様な組み合わせで残念なアルバムが出来ました。なのでWhitesnakeというバンドに入れ込むことはありませんでしたが、このアルバムは繰り返しますが傑作です。

♪タマホーーーム


最新の画像もっと見る

コメントを投稿