2005年11月下旬から始まったアクテムラ。
早いもので満4年が経ち、今年で5年目に突入しています。
中外製薬さんのアクテムラHPによると、
2009年12月15日の時点で、
キャッスルマン病の患者さんで332例、
関節リウマチの患者さんで8934例、
多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎の患者さんで194例、
全身型若年性特発性関節炎の患者さんで330例のアクテムラ使用例があったそうです。
(表に累計ってあったのがよくわからなかったりするんだけど・・・。

)
キャッスルマン病の患者数はおよそ1500人と言われているから、
4.5人に1人が使用している事になるのかな?
(けっこう「キャッスルマン病と言われました。」って方も増えてきているけど、
キャッスルマン病の患者数って今でも1500人程度なんですかねぇ?)
わたしのブログを見てアクテムラについていろいろ思うところもあると思うので、
皆さんが気になりそうなことを、わたしなりに書いてみたいと思います。

アクテムラは高額?
アクテムラはキャッスルマン病の場合2週間に1度のペースで点滴します。
アクテムラの使用量は体重に比例して増えますが、
保険が適用されない状態で、1バイアルあたり6万円かかります。
1バイアルは1瓶を指し、
体重が増えても2バイアル(2瓶)の範囲で済む間は、注射料金も変わりません。
わたしは現在3バイアル。
3バイアルだとアクテムラの料金は1回およそ18万円になりますが、
保険が適用されて3割負担になると、
再診料や血液検査料、投薬・処方箋料などを含めても5万6千円前後といったところでしょうか。
(アクテムラの使用は、
リンパ節の摘除が適応されない患者さんに限り保険適応になるそうです。 )
でも、健康保険に加入していれば、
時間は3ヶ月ほど掛かるものの、高額療養費である程度は戻ってきますし、
年齢や所得によっても1ヶ月当たりの自己負担限度額は変わってきますが、
社保の場合、組合によっては自己負担分がさらに減額されます。
同一世帯で直近12か月に3回以上高額療養費の支給を受けていれば、
4回目からの自己負担限度額はさらに引き下げられるので、
わたしの場合、現在ダーリンの扶養になっていて、会社には組合があるため、
実際の支払額は、月2回の通院でおよそ12万円。
(キャッスルマン病の受診のみ。
交通費・内服薬・追加検査費などを除く標準的に掛かる費用です。)
高額療養費が適用されて組合から戻ってくるお金を差し引くと、
自己負担のひと月当たりの金額は、実質およそ2万円で済んでいます。
ちょっとややこしいですが、
高額療養費は3ヵ月後に戻ってくるので、
まず、支払いは1回自分でしておかなければなりません。
申請は月単位で、アクテムラは2週間に1度の投薬になるので、
毎月(ひと月2回あるいは3回分を申請)の高額療養費を申請している場合、
初回の分が戻ってくれば、申請を怠らない限り毎月高額療養費が振り込まれるわけです。
そして4回目は自己負担が減る為、戻ってくる金額も増えます。
70歳未満の一般所得者の場合、
最初の3ヶ月は自己負担がだいたい8万円なので、
8万円を超えた分が戻ってくると考えてください。
そして4ヶ月目からは自己負担分が4万5千円ぐらいになります。
さらに、
1年間に支払った医療費が、
10万円または年間所得(給与所得控除後の金額)の5%を超えた場合、
(

高額療養費で戻ってきた分の金額は除く)
面倒でも医療費控除のための確定申告をすれば、
過去5年間までさかのぼって税金が還付されますし、
翌年の住民税も減額されます。
高額療養費は加入元によって申請方法や受け取り方法が変わってくるので、
詳しくは
社会保険庁や
国民健康保険協会の高額療養費についてのページで確認してくださいね。
この不況下においてアクテムラは確かに高額ではありますが、
それぞれの制度を活用すると、初期費用は掛かるものの、
うまく説明できていないかもしれませんが、
思っていたような『とてつもない金額』とまではならないのではないでしょうか?
参考になれば幸いです。

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