きままなひととき(きなこあんぱんな日記)

ゴールデンR『きなこ(行年11歳16日)&ぱんな』&あらいぐま『あん』&日本スピッツ『にっき』のアニマル若草4姉妹です

一本の電話

2011年10月17日 | あん
今朝8時過ぎ、とある電話が掛かってきました。

『〇〇〇市警察です』

警察

『お尋ねしたい事があるのですが・・・』

・・・・・。

『お宅はあらいぐまを飼っておられますか?』

・・・・・・・・・・・はい。…と答えました。




すると、警察の方はこう続けます

『そのあらいぐまは現在お家にいらっしゃいますか?』

・・・どういう意味か分からず返答に困るも・・・はい。と答えると・・・

『実は今、あらいぐまを保護しているんです。環境省などに問い合わせたのですが駆除の対象なので飼主が居ない場合はしかるべき処置をとる事になってしまうので、本当に飼主がいないのか、受け入れ先が無いのか探しているところなんです』





きなままは物凄くビックリしました

今時こんなおまわりさんが居るなんて・・・。



現在あらいぐまは許可を得て飼育している個体意外は特定外来種のため駆除の対象です。
地域によってはとても惨い駆除の仕方をする所もかなりあります。
命を命とみなさない・・・炎天下で餓死させたり、撲殺、水没・・・
とても非情な行為で殺されているのです。

きなままがあんを迎える決心をしたのも、この事実を知り、動物園すらも受け入れを拒む…害獣とされたこの生き物の命を1匹でも救いたい!!と切実に感じたからです。

元は『あらいぐまラスカル』を見た人間が安易に輸入し、売買し・・・飼い切れなくなって野に放したのが発端だというのに・・・。
愚かな人間のせいで異国に連れて来られ、売られ、嫌われ、そして放され・・・そんな中、一生懸命生きたら、今度は害獣として駆除。そこには命の尊厳もありゃしない。。。


こんな今の状況を知らない筈無いおまわりさんなのに・・・

『もう今日で3日目なんです』

・・・3日も保護しててくれている・・・

そして我が町に数人いるらしきクマ飼いに電話をし、探してないか確認までして・・・。
なんという人でしょう


でも・・・現実は容赦ないのです

きなままは確認をしました。
家で飼われている子なら確実に『マイクロチップ』が入っています。その子を調べては?・・・と。

すると・・・

『・・・いや、多分飼われていた子ではないかと・・・』

実は全く人馴れしていない個体だったようです
・・・なのにどうしても助けたくって方々に連絡を取っているおまわりさん・・・ありがとう

きなままだって、法が許せば引き取ってあげたいです。
でも、今の日本の法律はただ保護して檻に入れ隔離した飼い方でさえも特定外来種には許されないのです。
また、これが子供ならかろうじて手段が残されていますが、成獣ではどうにもなりません。

おまわりさんは最後まで諦めたくないようで、もう少し捜してみるとの事でした。


この子はきっと処分されてしまうことでしょう・・・。


この子はなんにも悪くないのに・・・ただ生きてただけなのに・・・。



あん・・・あなたを家族から離してしまったこと・・・

これで良かったのかと悩んだ時も有ったけど・・・


あんちゃん・・・幸せ・・・?



・・・そうね 今、沢山我慢させちゃっているものね

おまわりさんの電話で、我が町に我が家以外に数件あらいぐまと暮らす家が有る事を知りました

おまわりさんに感謝





いつも応援して頂きありがとうございますお帰りの際は

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