My Happy Days♪

日々の出来事等を綴っていきます(^^♪

面白かったよ (^^♪

2010-05-30 | 
「下流の宴」  林 真理子

 四十八歳の福原由美子の悩みは、高校を中退し、転々とバイト生活を送る息子、翔のこと。二十歳になった翔は、沖縄の離島出身、高卒で二つ年上の宮城珠緒と結婚したいと言いだす。。。
家の格が違うと見下してくる嫌なお母さん由美子から見れば、珠緒は下流から突然やって来た下品で不器量な闖入者。
「清楚で可愛らしい子が来ればいいけど、こんな下品でブスな女が息子の嫁になるの?」
こういう娘しか来ない家になり下がったのかという口惜しさからスタートする。
医者の家に育ったことを誇りとする由美子が珠緒をいじめ、「医者の娘っていうことで、そんなにえらいんなら、私が医者になりますよ」と珠緒が奮起するというストーリー。

有り得ないんじゃないのと思いつつも、物語にグングン引き込まれていきました。
ラストがまた絶妙で、考えさせられました