ゴキ研

ゴキゲン中飛車研究ノート

定跡の基本から最前線まで詳しく紹介。

ゴキゲン中飛車▲2四歩対策【△2二銀】

2009年09月28日 22時06分38秒 | ▲2四歩早突き型
明日は王位戦の第7局ですね。^-^
深浦康市王位がシリーズ3度目のフルセット勝ちを収めるのか。
それとも千駄ヶ谷の受け師木村一基八段が初載冠を果たすか注目です。^-^

では、前回の第2図を基本図としてゴキゲン中飛車に対する▲2四歩の仕掛けを見ていきましょう。



基本図からの指し手
▲2四歩△同歩▲同飛△8八角成▲同銀(第1図)



◇後手に2つの選択肢

第1図は先手の飛車先交換に後手が角交換したところ。
ここで後手には①△2二銀(A図)と②△3三角の選択権があります。
まずは①△2二銀から見ていきましょう。



A図の局面は、次に△3五角の狙いが見えているので、何か受けなければいけませんが、
まず横歩を取る▲3四飛は欲張りすぎで△4五角で後手良し。
▲2五飛は△3三桂▲8五飛には△7四角(B図)ですし、
▲2六飛も△3五角▲5六飛△5五歩(C図)となります。
従って、▲2八飛が最善ですが、△2七歩▲1八飛△3三銀▲3八金△2二飛(D図)と進行します。
以後は△4四銀~△3三桂の好形を築いて十分ですが、
△2七歩型の為これ以上攻め込むのが難しいのが難点でしょうか。
相手の大駒を押さえ込む指し方を好む人には向いているかもしれません。




次回はもう1つの選択肢②△3三角を解説しようと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。