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つなぎの英語 ~NY NY 10016~

旅するように生活したニューヨーク。このまちで使い慣れた英語表現を紹介しながら、「NY的なるもの」への熱い想いを綴ります。

ニューヨーク・スタイル「つなぎの英語」NO. 122

2008-02-03 19:09:48 | ニューヨーク
 東京は雪。ニュースでは大雪と言っていますが、ニューヨークでたまに降る”どか雪”と比べると……かわいいものです。私も何度かニューヨークの大雪を経験しましたが、そのつど、カメラを持って外へ飛び出し、名所をめぐって雪の風景を撮影しました。市立図書館の前のライオンが綿帽子をかぶったり、タイムズスクエアをサラリーマンがスキーで通勤していたり……大雪は生活上いろいろ大変ですが、ニューヨーカーも結構童心に返って楽しんでいました。

 さて、前回に引き続き、ビジネス英語の話。あ、ビジネス英語と聞いて身構えないでくださいね。ビジネス英語(商業英文=ビジネスレターが主)も“日常英語”の一分野で、決して恐れることはない……通販で買い物をするのもビジネスですから。

 もちろん、ビジネスでは特有の用語 technical terms や符牒(合言葉のようなもの)、スタイルがあるのも事実ですが、それはあくまで狭い意味のビジネス英語で、それを学ぶのなら実践の場での Practice makes perfect.「習うより慣れろ」が最善だと思います。

 でも、ひるがえって、“ビジネス日本語”という言い方は聞いたことがありませんよね。私も“ビジネス日本語”を勉強した記憶もありません。つまり、世に言うビジネス英語は Social English とでも言い換えられると思っています。社会的なコミュニケーションにおける英語表現です。そのつもりで“ビジネス英語”の表現も参考にしていただければと思います。

●Dear Mr. ...: / Dear Ms. ...: / Messrs.:

 日本では会社宛てのビジネスレターの表書きを“御中”とするように、宛て名(個人名)を特定しない手紙がありますね。
 アメリカ式ですと、個人を特定しない手紙はダイレクトメールを除いてほとんどありません。国際社会で日本人はよく“顔が見えない”と言われますが、個人よりも組織で行動する日本人の特性がこのことからもうかがわれます。
 アメリカですと、手紙の宛て先が個人に特定されていないと、その手紙は郵便係の判断でゴミ箱へ直行となりかねませんのでご注意。

 手紙文は、日本語の“拝啓”にあたる Dear Mr. ...「~様」で始めます。Dear Mr. George W. Bush: というふうにフルネームできちんと書きます。男性は Mr.: で、女性ならば Miss(未婚)と Mrs.(既婚)の区別をつけない Ms.: (発音はミズ)の使用が定着しています。なお、ごくまれですが、個人名を特定せず「担当部署」宛てに書く場合は、Messrs.:(発音はメサーズ)で始めます。フランス語の Monsieur(ムシュー)の複数形 Messieurs から来ていますので、Sir の複数形だと思えばいいですね。

●We are writing in response to ... / We are sending you ...

 日本語でもそうですが、ビジネス英語もていねいな書き方にはもって回った表現が多くなります。We are writing in response to your letter of Jan. 14, 2003.「2003年1月14日付けの貴下からのお手紙についてご返事いたします」とか、We are sending you a photo-copy of our contract.「契約書のコピーをお送りします」というように、現在進行形を使うのも特徴的です。

 in response to ... は「~への返事として」。日本では複写の“コピー”は「コピー」で通りますが、英語で単に copy ですと「冊子・本」の意味にもなりますので、photo-copy と言わないといけません。

●May we take this occasion to remind you ...

 ちょっと長いのですが、これももって回った英語表現。May we take this occasion to remind you that we have not received your payment yet. 直訳すると「当社が貴社からのお支払いをまだ受け取っていないことについてご留意たまわる機会を持たせていただいてよろしいでしょうか」……

 ははは、これじゃ英語のほうがよほどこねくり回していますよね。occasion は「機会、折」で remind は「思い出させる」。平たく言えば「お支払いがまだですのでお忘れなく」ですが。でも、こういう表現がビジネス英語には多いのも事実です。

●Please let us know ...

 Please let us know ... も短いのですがひとひねりしています。「お知らせください」ということで、ふつうには Tell us ... でいいわけですが、直訳的には「私たちに知らしめてください」。と、このように受動態も頻繁に使われます。

 Your consideration will be greatly appreciated.「ご配慮たまわれば幸甚に存じます」。こういう“こねくり方”でもったいぶろうという下心は、洋の東西を問わないのでしょう。



ニューヨーク・スタイル「つなぎの英語」NO. 121

2008-01-27 18:49:48 | ニューヨーク
 「つなぎの英語」のネタを考えているうちに、ふと、ビジネス英語のような formal「かしこまった、公式的」な表現にも“つなぎ”があるのでは、と思い当たりました。え?、“つなぎ”って、You know, ... とか Let me see, ... とか、カジュアルな合いの手の表現じゃないの?、といぶかるあなたに、以下、私が考えるビジネス英語における“つなぎ”を紹介してみましょう。

●We understand that ...

 たとえば、We understand that you are interested in our products. という言い方はビジネス英語に頻繁に出てきます。「御社は私どもの製品にご関心があるとお聞き(理解)しています」。この We understand that ... が私の言う“つなぎ”に近いのです。

 これをもし、カジュアルな表現にしますと、Well, you're interested in our products, right?「ウチの製品に興味あるって?」。これを顧客向けに表現するのなら、We understand that ... で始めればいい。つまり、We understand that は“以下の主文につなげる”ための出だし……まさに「つなぎの英語」ということになります。

 なお、ビジネスは会社対会社の取引ですから、we, our, us は「当社、弊社」、you, your, you は「貴社、御社」で、ふつうは単数形のI とか you にはなりませんのでご注意。

●We are pleased to ...

 相手がこちらのビジネスに興味を持って問い合わせてきた……うれしいことですね。その反応をもしカジュアルに言うならば、Wow! How nice to hear from you!「ワオッ! 連絡してくれてありがとね!」でしょうが、ビジネス英語はちょっと気取って、We are pleased to have your inquiry.「お問い合わせありがとうございます」となります。We are pleased to は「~を喜ぶ」。inquiry は「問い合わせ」。

 このヴァリエーションで、We are pleased to inform you that ...「以下、喜んでお知らせします」とか、We are pleased to learn that ...「貴社が~であることを知り慶賀に存じます」などと表現されます。

●Enclosed, please find ... / Attached, please find ...

 製品資料を郵送するとき、カバーレター(Cover Letter=挨拶状)冒頭でよく使われるのは、Enclosed, please find the fact sheet of our new model tennis racket.「同封の新型テニスラケット説明書をご参照ください」といった表現。

 これは We enclosed ... の言い換えで、find の使い方などビジネス英語ならでは。fact sheet は製品概要をデータや図表に表わした書類。Enclosed の代わりに Attached でもOK。

●Please be informed that ... / Please be advised that ...

 これはいかにもビジネス英語らしい。Please be informed that our new model of tennis racket is coming out this February.「当社の新型テニスラケットはこの2月に発表されることをお知らせします」……この be informed は直訳では「(以下のことを)知らされてほしい」、つまり「あなたに知らせしたい」となります。

 カジュアルな“つなぎ”表現ですと、Let me tell you something, ... とか You know what, ... ですね。Please be advised that ... も同じく「ご参考までにお知らせ」の意味になります。

 Please be informed that this column will be continued on the next issue.「この項(ビジネス英語)は次号へ続きます」。



ニューヨーク・スタイル「つなぎの英語」NO. 120

2008-01-20 19:13:09 | ニューヨーク
 以前、エレベータの前などで譲りあったときの、After you.「お先にどうぞ」を紹介しました。日本語だと“あなたが先にどうぞ”ですが、英語だと“あなたのあとから”になるわけです。もっとも、You go first. とも言えますが、これは命令口調になります。

 このように日本語から見れば“逆転の発想”的な例はまだまだあります。日本語感覚とは微妙に違う発想の英語表現をもう少し見ていきましょう。

●After the next stop.

 After you. の after に関連して、たとえば電車のなかで、How far is it to the Tokyo Station?「東京駅までどのくらい(距離→駅の数)ですか?」と聞かれて、「二つ目の駅、次の次(の停車駅)」と答えたいときがあります。それを英語では、After the next stop. と表現します。“次の停留所のあと(に来る停留所)”(厳密には the stop after the next stop)という表現ですね。

 なお、The second stop.「二つ目の駅です」とも言えますし、Two more stops.「あと二つの停車駅(があります)」とも言えますが、After the next stop. のほうがよく使われていると思います。

 stop ですが、Bus Stop「バス停留所」はマリリン・モンロー主演映画のタイトルにもありましたが、「停留所」の言い方でよく聞きますね。ほかに鉄道駅はもちろん、サービスエリア、給油所 gas station(あ、給油所は“ステーション”なんですね)、旅行中の宿、休憩所への「立ち寄り」にも stop が使えます。

 We'll have a short stop at Odawara Station.「小田原宿(じゅく)でひと休みするか」だと東海道五十三次の旅ということになりますね。

●the day after tomorrow / the day before yesterday

 災害ものパニック映画に「デイ・アフター・トゥモロー」(邦題)というアメリカ映画がありました。私は大変おもしろく見ました。地球温暖化などの影響で大規模な異常気象災害が起きるというもの。ニューヨークが大津波(正確には高潮)に襲われるシーンはかなりの迫力で、これだけでもお薦めしたい映画です。

 話が横道にそれましたが、原題は The Day After Tomorrow です。邦題は The を省いてしまってます。意味は、「あさって」ですが、映画は近未来を指していました。

 本題に戻って、では「おととい」は? the day before yesterday ……正解。「再来週(さらいしゅう)」? The week after the next week、「先々週」? The week before the last week ……「再来年(さらいねん)」「一昨年(おととし)」も同じようにつくれます。

●all the way down / half the way down

 記念写真、「はい、笑って~」でみんないっせいにポーズをつくりますね。ところがカメラのシャッターがなかなか押し切れない。まだシャッターが切れない……写されるほうは間が合わなくてせっかくつくった表情がたるんだところでカシャ! 撮るにしても撮られるにしても、そういう経験ってありますよね。

 「(シャッターを)ぐっと押し切って」と英語ではなんて言うのでしょう。Push it all the way down. がぴったり表現です。胃の検査でバリウムを飲み下すのなら、Swallow it all the way down.「ぐぅ~っと一挙に飲み干して」。

 道案内で「この道をずぅ~っと」は、Take this way all the way down. などの例から all the way down の「ぐぅ~っと、ずぅ~っと」のニュアンスが感覚的に理解できますね。

 これに対して、オートフォーカス・カメラなどで自動的にピントを合わせるときに「(シャッターを)半分だけ押して(その状態を保つ)」場合は、Push and keep it half the way down. になります。

●all over again

 記念写真撮影でタイミングがどうしても合わない。そこで3度目の正直、みなさん気をとり直して、Let's do it all over again! 「ヨシ、最初からやり直して一発決めましょう!」。all over again は、なにかしてきたことを「初めからもう一度(やり直す)」、最近の言い方ですと“リセット”reset ということ。

 I wish I could live my life all over again.「もう一度人生やり直せたらなぁ」……なんて思いますか? いえいえ、もっと前向きに、Let's make it anew all over again from now on.「これからこそが“日々新た”で行きましょう」。anew は「新たに(する)」という意味です。



ニューヨーク・スタイル「つなぎの英語」NO. 119

2008-01-14 18:52:01 | ニューヨーク
 昨年夏ごろ、たまたま行きつけではない理髪店 barbershop でヘアカットしてもらったことがあります。懇切丁寧な応対でサービスには満足。ただ、「全体を少し詰めてください」と、つい説明不足のまま作業が進行してしまい、結果は……「あはは! カワイイ!」というワイフの破顔一笑に始まり、会う人会う人みなさんから「アレッ、イメージチェンジ!」という反応。かなり短いヘアスタイルになりました。

 ニューヨークでヘアカットしてもらうときの英語……私は簡単で、Please just trim a little ... an inch or so.「1インチくらいトリムするだけで結構」。多彩な人種がひしめくニューヨークでは、理髪店も人種(つまりは髪のタイプ)に合わせて選ぶ傾向があります。私がよく利用した理髪店は、理髪用の椅子 barber chair が10脚くらい並ぶ“価格破壊店”でした。
 そうそう、barber chair と言えば、いろいろな計器を備えた宇宙船の座席の意味もあるそうで、あるニューヨーカーが仕事椅子として愛用していて自慢してましたよ。

 その barbershop、おもしろいことにそれぞれの椅子が独立した店、つまり、理髪師 barber それぞれが椅子一脚をオーナーから借り受けて自分の“店”とするテナント方式で、barber の人種が多彩ならそれに呼応して客の人種も多彩(直毛、縮れ毛、くせ毛、硬い髪、軟らかい髪、さらにはアフロヘアまで)。

 私はそこで、日本人理髪師はいなかったので、コリアン系の理髪師を指名してヘアカットしてもらったものです。シャンプーとか髭剃りなしで5ドル・プラス・チップ1ドルで6ドルくらいの簡易ヘアカットでしたが、腕はよかったと思います。ふつうの店ですと 20ドル・プラス・チップ3~4ドル、25ドルくらいでフルサービスが受けられます。

 ついでに、barbershop を示す看板の紅白の縞の柱“あめんぼう”は世界共通らしいのですが、辞書で調べたら、barber's pole となっていました。その起源は「かつて英国の床屋は放血手術もした、その血と包帯を表象したもの」とありました……放血手術?……よくわからないけど、ワオ!

●once every two months

 I have my hair trimmed once every two months.「ぼくは2カ月に1度ヘアカットしてもらうよ」。once every ... は、once every week だと「週一」、once every two hours で「2時間に1回」、once every three years「3年に1回」、さらに once every half hour だと「30分に1回」。

●twice a day

 I take a shower twice a day.「ぼく、日に2回シャワーを浴びる」…… once, twice 以上は、three times, four times とふつうの言い方に戻ります。I brush my teeth five times a day.「わたし、日に5度歯磨きするの」……起床時、就寝時、それに3度の食事の後!(私は違いますけど)

●per minute

 前回、電話料金の計算の仕方の例で Fifty cents for the first three minutes, and ten for a minute, thereafter.「最初の3分間は50セント、あとは1分ごとに10セント」を紹介しました。ここで ten for a minute の代わりに、ten per minute とも言えます。

 per mile「1マイルごとに」とか per week「週ごとに」、per person「一人につき」というふうになります。

●per post / per rail / par avion / per your advice

 この per ですが、封筒の表に per post とあるのを見たことがありませんか? 「郵便で」という意味になり、per rail「鉄道便で」などと「託す」意味で使います。フランス語の par avion「航空便で」と同じ語源ですね。

 また、per your advice という言い方もあり、これは「ご忠告どおりに」になります。Per your advice, I'll have my haircut once every month.「ご忠告どおり、月一度ヘアカットしてもらうことにします」。




ニューヨーク・スタイル「つなぎの英語」NO. 118

2008-01-06 19:16:36 | ニューヨーク
 明けましておめでとうございます。旧年中はご愛読ありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。

 年末のご挨拶を、と思っていましたが、年末年始は逆に大忙しでついついブログをスキップしてしまいました。失礼いたしました。

 明けましておめでとう……はやはり、日本語のほうが新年という感じが出ますね。英語では Happy new year! ですが、元日だけこの挨拶が飛び交って、二日目からはいつもどおりの日々に戻るのがニューヨーカーたちの“正月”。
 もっとも、サンクスギビングデーからクリスマスにかけての長~い Holiday Season 明けで、やや意気消沈した日常の始まりではあります。Now, get back to our business!「さて、仕事に戻ろう!」と気合いを入れなければ……

 さて、本欄も気合を入れ直しましょう。以前、every hour on the hour「毎時間その時刻に」を紹介したと思います(かな?)。The flight will depart every hour on the hour after eight o'clock. ですとそのフライトは毎時その時刻、つまり8時00分、9時00分、10時00分というふうに、ちょうどに区切りの時刻に合わせて出発することになります。
 また、every half hour on the hour ですと「毎時の30分に」、8時30分、9時30分、10時30分のフライトということ。

 このようにちょっとことばで説明しにくい表現は、日常の会話でときどき出てきますよね。英語にはそんなときに便利な表現がいくつかあります。今回はそうした“常套句”を取り上げてみましょう。

●thereafter

 割賦販売とか電話料金など、「最初のお支払いは50ドル、以降は毎月10ドルずつのお支払い」、「最初の3分間は50セント、あとは1分ごとに10セント」はどう表現されるのでしょうか。

 The first installment will be fifty dollars, and ten dollars each month, thereafter. 割賦販売(分割支払い installment)の例です。ポイントは、thereafter「それから後は」。
 there は「そこ」で after は「後」で、ふたつくっつけて「それから後」というわけ。電話の例ですと、Fifty cents for the first three minutes, and ten for a minute, thereafter. です。このように thereafter は「それから後は同じように」という意味で使えます。

●As is. / "as is" base

 「蚤の市」flea market に出品したことはありませんか? たとえば蚤の市にアンティークっぽい食器棚を出品して、その棚のガラス戸の取っ手がゆるんでいたとします。その場合、取っ手は修理しないでそのままの状態で売る、取っ手のゆるみを承知で買いたい人がいれば売ります、というときは値札に A hundred dollars. As is. と書いておけばいいのです。As is. は「あるがまま(の状態で)」という意味になります。

 As is. は不動産ビジネスでよく目にします。中古住宅やレストラン(施設・設備)の売買などでしたら、日本の業界用語“居抜き”に当たります。買うほうは安く買えますが、改修・美装費は自己負担になります。
 It's done! I'll take it "as is base".「居抜きの条件で買った!」。It's done! は「取引成立!」。

 "as is base"「現状のままという条件」もよく出てきます。OK, as is! は文章校正で「直しなし!」。

●As of / appointed / promoted

 “何月何日付け”の「付け」に当たるのが、as of です。As of January 6, 2008「2008年1月6日付けで」というふうに使います。As of January 6, 2008, I have been appointed to manager of the sales department.「2008年1月6日をもって営業部課長を拝命しました」。

 なお、appoint には「任命する」という意味があります。I have been promoted. だと「昇進した」ですね。

●otherwise / -wise

 「さもなくば」はいかにも文語調ですね、「んでないと」は逆にくだけすぎか…… otherwise は辞書で引くと「さもなくば」と文字面(もじづら)は固いのですがよく会話に出てきます。

 What are you afraid of? Do you hesitate to be hurt? You have to push on her if you love her. Or otherwise, I'll do that! ……「なにを恐れているんだ? 傷つくことをためらっているのか? 愛しているんだったら“押し”あるのみ。さもなくば、ぼくがそうする!」。

 or otherwise, ... というように、or とセットで使うことが多いようです。

 なお、-wise という接尾語は、technology-wise「技術論で言えば」とか、economy-wise「経済面で言えば」とか、「~については、~的には」というふうに造語が便利にできます。

 最近、日本語の乱れの例として“私(わたし)的には……”がやり玉に上げられますが、これをあえて訳せば me-wise がピッタシでしょうか(ははは。でも通じるとは思えませんけど)。