涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

あべのハルカス美術館で「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」展

2018-05-31 14:30:00 | 美術館・博物館

次に向かうあべのハルカスまでは、谷町四丁目駅から谷町線で乗り換えなしで天王寺駅まで。

地下鉄天王寺駅から地上に上がり、さらに「寿司屋萬助歩道橋」を渡ってあべのハルカスへ向かいます。

阿倍野歩道橋」の命名権の購入者が、老舗の寿司製造・販売会社「小鯛雀鮨鮨萬」。

同社は江戸時代の承応2年創業で、現在大阪市内を中心にレストランなど29店舗を展開。
あべのハルカスにも出店しています。
店主が「萬助」だったことにちなんでこういう名称になったとか。

撮影スポットがあべのハルカスの建物に入る前にあります。

エレベーターで16階まで。

エレベーターを降りるとガラス越しに無料の展望階。

右に曲がると美術館。

 

記念撮影コーナー。
後で買うことになる絵葉書の「「浮世美人寄花 笠森の婦人 卯花」」

「外出の支度」

同じデザインでバックの色の違うちらしが二種類。

 

 

鈴木春信は、 錦絵創始期の第一人者として知られる浮世絵師です。若い恋人たちの姿、子どもを慈しむ家庭の幸福、古典の和歌や故事を題材にした見立絵・やつし絵など、詩的で洗練されたイメージを豊かな情感と色彩で表現しました。当時の江戸での評判の町娘や名所を主題に取り入れ、錦絵の大衆化に貢献したことでも知られています。現存する春信作品の大半は海外に所在しているため、日本で展覧会を開くのが最も難しい浮世絵展といえますが、ボストン美術館は、600点以上の春信作品を所蔵し、世界一のコレクションを誇ります。春信の作品は、一図当たりの残存数が極めて少なく、今回の出品作の中には世界で1枚しか確認されていない作品が含まれており、出品作の約8割が、ボストン美術館に収蔵されて以来、初の里帰りとなります。春信の代表的作品の数々に加え、影響関係にあった同時代の浮世絵師の作品も展示し、春信を育んだ時代の気風を伝えます。

(ちらしより)

とにかく質の高い春信の浮世絵を堪能できる展覧会です。
錦絵の発祥から発展の過程を観ることができます。

絵葉書2枚購入。 

「八ツ橋八ツ橋の男女(見立八橋)」
伊勢物語「東下り」の見立絵ですね。

から衣
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
旅をしぞ思ふ

各句の頭文字を並べると「かきつはた」つまり杜若。

 

「浮世美人寄花 笠森の婦人 卯花」

右の女性は谷中の笠森稲荷境内にあった水茶屋「鍵屋」の看板娘お仙。
浅草寺奥山の楊枝屋「本柳屋」のお藤、浅草二十軒茶屋の水茶屋「蔦屋」のおよしとともに、
明和の三美人の一人です。

 例によって、浮世絵の展覧会なので図録を購入。

ああ、もう頭いっぱいです。



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