猿沢池から階段を上って地蔵尊へ。
そこに見つけました、救世観音の石仏。
救世観音といえば、法隆寺の夢殿の救世観音が有名ですね。
あのフェノロサが秘仏で布で巻かれていたものを解いたとか。
こんな現代風のかわいらしい石のお地蔵さんも。
上を見上げると南円堂。
そのまま進んで三重塔。
枝垂れ桜、まだ咲いていません。
その東に「摩利支天石」。
巨石は元々はこの場所ではなく、興福寺の子院であった宝蔵院にあり、そこで丁寧に祀られていたもので、
現在の位置で言うところの「奈良国立博物館」周辺に置かれていたようです。
その後明治に入り廃仏毀釈によって興福寺が一気に荒廃を深める中で「宝蔵院」も無くなることになり、
その廃寺となった敷地に「巨石」だけが放置されていた所を篤志家により引き取られ、
その後長い期間を経て平成11年になって現在の興福寺の敷地内へと移転されたものです。
前回訪れた時は、馬酔木はまだほとんど蕾だったのに、どんどん開花してきていました。
坂を上ると正面に北円堂。
写生をしている人がみえていますね。
坂を登りきると東に仮金堂と中金堂。
この石碑の周りも馬酔木が満開。
南円堂。
今日もここで読経をしてお参りです。
御朱印をもらう人、だれもいませんね。
中金堂、最近扉が開いていないし、観光客もいません。
と思って周りを歩いているとこんな張り紙。
ここにもコロナの影響。
五重塔の相輪。
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