MKB2024

―― MK1のBLOG.

「秋芳洞」

2013年10月01日 | 日本文化


 
 秋芳洞


 石灰岩の台地・秋吉台の地下100mにある東洋屈指の大鍾乳洞
 
 奥行き総延長は日本最大規模の約10km。国の特別天然記念物に指定されていて、そのうち約1km、所要1時間が観光コースとして整備されています。
 
 
 
 
 
 青天井


 高さ30m、幅50m近くある広くて大きな空間。
 
 入り口からの太陽光線が水面に反射し、水の青さが天井に映し出されて青白く見えるところから、「青天井」と呼ばれています。
 
 
 
 
 
 
 
 百枚岩


 斜面を流れる地下水中に含まれている石灰分が、段々畑のように皿状に沈積したもの。
 
 実際の数は500枚以上あり、これほど大規模な石灰華段丘(リムストーン・プール)は世界的も他に例がないと言われています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 洞内富士


 天井から流れ出る水から沈積した石灰分が、いくらかの土をまじえて下から段々と出来上がったもの。
 
 
 
 
 
 黄金柱


 柱の高さが15m、直径が4mの世界にも類例のない大石灰華柱。
 
 
 
 
 天井から石灰分を含んだ地下水が滝の様に流れ、10数万年もの年月をかけて見る者を圧倒する巨大な柱が形成されました。
 
 
 
 
 小泉首相が黄金柱を見学して、「こんなに壮大な物とは思わなかった。世界遺産に匹敵するんじゃないか」と驚いたという逸話も。
 
 
 
 
 
 石灰華の滝


 岩天井からの鍾乳石と下からの石筍の成長が続いて、やがてその二つが連続して一つの石灰華柱が形成されたもの。
 
 
 
 
 
 
 巌窟王


 天井の巨大なつらら石から石灰分を含んだ水滴が洞床に落下して石筍が形成され、10万年以上の時間をかけて現在の形となりました。

 
 
 
 
 
 くらげの滝のぼり


 岩天井から湧き出す地下水が岩に沿って流れ、石灰分が沈殿して形成されたもので、岩壁に沿ってクラゲがのぼっているような景観から、名が付けられています。
 
 
 
 
 
 
 龍の抜穴


 あたかも龍が天に向かって飛翔したかのごとく巨大な空洞が縦方向に伸びている場所。
 
 
 
 
 
 
 五月雨御殿


 滝状石灰華が、天井から壁面一面に渡って広がる。雨のように始終、天井から地下水の雫が垂れてくるため、五月雨御殿と名付けられました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 編集後記


 秋芳洞はある意味、自然が作り出した芸術作品が展示されている美術館といえます。
 
 しかも、その展示物の制作期間は、全て何万年から何十万年という代物。さらに、美術館の会場である秋芳洞は、2億年もの歳月をかけて出来上がっています。
 
 悠久の年月をかけて作製された神秘的で荘厳な作品の数々に、大感動すること間違いなしです――。
 
 
 
【記事引用】「山口県の旅」「カルストドットコム
 
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サテライト展望台(北斗展望台) | トップ | 釧路市民のソウルデパート「... »