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京都の紅葉

2020年11月01日 | 日本文化


 
 京都の紅葉


 11月半ばから下旬にかけて見頃を迎える京都の紅葉。

 新型コロナウィルスの蔓延で観に行けない人のために、数年前に撮影した歴史ある寺院と紅葉が織りなす荘厳な風景を紹介します――。


 
 昼景


【天龍寺】
 
 国の史跡・特別名勝に指定された方丈裏の池泉回遊式庭園は亀山と嵐山を借景としていて、紅葉の名所としても知られます。
 
 
 
 
 
        
 
 
        
 
 
 
        
 
 
【竹林の小径】
 
 野宮神社から天龍寺の北側を通って大河内山荘庭園へ通じる竹林で、イロハカエデを中心に60本ほどのモミジが植えられています。
 
 
 
 


 
【東福寺】
 
 京都五山のひとつで臨済宗東福寺派の大本山。本堂と開山堂を結ぶ通天橋の一帯は洗玉澗と呼ばれる渓谷で、京都屈指の紅葉の名所となっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


【源光庵】
 
 1346年に徹翁国師が開山した寺院で、本堂には「悟りの窓」と「迷いの窓」があり、その窓から見える紅葉が人気。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【哲学の道】
 
 哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたといわれ、春や秋には多くの観光客で賑わいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
【真如堂】
 
 紅葉の名所として知られる真如堂。赤門をくぐってすぐの参道周辺の紅葉が印象的ですが、本堂の裏手にも紅葉が見られます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【曼殊院】
 
 国の名勝に指定されている枯山水庭園は、秋には白砂と霧島つつじの緑に鮮やかな紅葉が映えて優雅な空間を造り、多くの人たちで賑わいます。
 
 
 
 
        
 
 
【妙心寺 大法院】
 
 妙心寺塔頭のひとつで、真田幸村の兄で松代藩主だった真田信之の菩提寺。春の新緑と秋の紅葉の時期のみ特別公開されます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 夜景


【清水寺】
 
 清水寺の秋の夜間特別拝観では、ライトアップされた紅葉に包みこまれる様にして清水寺の舞台が幻想的に浮かび上がります。
 
 
 
 


【圓徳院】
 
 豊臣秀吉の妻ねねが、77歳で没するまで余生を過ごした場所。秀吉が築城した伏見城の御殿の前庭を移築した庭園は、当時の原型をほぼそのままに留めます。
 
 
 
 


 
【高台寺】
 
 豊臣秀吉の菩提を弔うために正室北政所が創建した寺院。ライトアップされた紅葉が映りこんだ偃月池は神秘的。
 
 
 
 
 
 
 
 


【北野天満宮】
 
 豊臣秀吉が洛中洛外の境界、また水防のために築いた土塁一帯に自生しているものと植林されたものをあわせ、約250本のもみじがライトアップ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


【永観堂】
 
 永観堂禅林寺の紅葉ライトアップの主な見所は、阿弥陀堂へと続く石段のもみじのトンネルや、多宝塔が夜の東山に浮かぶように照らされた放生池からの景色など。
 
 
 
 
 
 
【青蓮院】
 
 闇に浮かんでは消える木々や花々の幽玄な世界、天然記念物の大クスノキ、青く光る静清な竹林、一面の苔庭の海に浮かぶ光の星など幻想的な光景が広がります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【曼殊院】
 
 国の名勝に指定されている枯山水庭園は、秋には白砂と霧島つつじの緑に鮮やかな紅葉が映え、優雅な空間を造っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 編集後記


 3泊4日で15個くらいお寺を巡った中で印象に残ったのは、真如堂の敷き紅葉(昼景)と、曼殊院の日本庭園(夜景)。

 真如堂の広い境内の庭に隙間なくびっしりと敷きつまった紅葉の落ち葉の密集度がハンパなく、ただただ圧倒されました。

 また、ライトアップされた曼殊院の庭園から得体の知れないエネルギーが沸き上がっているのを感じて、風景の荘厳さもあって1時間くらい居座ってしまいました。

 いずれにしても、歴史ある寺院と紅葉とのコラボレーションは、”THE日本の風景”そのもので感動するので、未見の方は足を運んでみて下さい――。



 

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