北兵士、金剛山観光の韓国女性を射殺…規制地域に入り込む(読売新聞) - goo ニュース
しばらく、融和状態だった南北関係に「緊張感」が走る事態が起きてしまいました。
韓国統一省によると、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の代表的な景勝地、金剛山(クムガンサン)で昨日11日(金)午前5時ごろ、韓国人の女性観光客(53)が、北朝鮮兵士の銃撃を受けてて死亡するという事件が発生しました。
金剛山地域で観光客が銃撃を受けて死亡したのは、1998(平成10年)の観光事業開始以来、今回が初めてのことで、今のところ北朝鮮当局から韓国政府への正式な連絡はないそうで、この事件を受けた韓国政府は、事件の真相が究明されるまで、金剛山観光を中断することを発表したそうです。
韓国統一省によると、昨日夕方、金剛山観光事業を展開する韓国企業、現代峨山(ヒョンデアサン)が北朝鮮当局から受けた通報内容を記者会見で明らかにしたそうで、この会見内容や現代峨山によると、銃撃された女性は宿泊していたホテルを出て1人で海水浴場周辺を散歩していたところ、網状の柵の切れ目から立ち入り禁止地域に入り込んだそうで、北朝鮮兵士が停止を要求したところ、その女性は逃げ出して、立ち入り禁止地域内を走り回ったもので、兵士は警告射撃を行ったそうですが、女性が約1キロ逃げ続けたため、銃撃したということです。
韓国の青瓦台(大統領府)報道官は、「調査結果を見守る」と述べ、この銃撃事件が南北関係悪化につながることを避けたい考えを示したとのことです・・・。
ちょうど、北京で6ヶ国首脳会談が行われていた最中で、現在のイ・ミョンバク大統領が就任した当時、「北朝鮮」に厳しい態度を表明したことで、やや「緊張状態」になっており、北朝鮮の「核軍縮協議」で、なんとか融和に方向転換し、大統領自身低迷する支持率の回復を狙っていた矢先の出来事で、大変厳しい対応を迫られています。
今回は民間人による「個人的行動」によるものですが、被疑者が死亡しておりますので、真相が「謎のまま」です。政治的な意図があったのかは分かりませんが、今の北朝鮮情勢が厳しいのは周知の事実で、今後の事件に対する北朝鮮の動向が注目されます・・・・。( ̄~ ̄;)ウーン・・・