星野監督、ルール変更に不快感=タイブレーク導入「抗議したい」〔五輪・野球〕(時事通信) - goo ニュース
あと、開催まで2週間を切った、北京オリンピックの野球競技で、日本に「不利な条件」が課せられる動きがあり、星野仙一代表監督、すでに「猛抗議モード、突入!」です。
ニュース記事によると、国際野球連盟(IBAF)が延長11回以降に無死1、2塁から攻撃を始めるタイブレーク方式導入の新ルールを発表し、北京五輪で採用される見通しになったことを受け、金メダルに挑む五輪日本代表の星野監督は26日(土)に強い不快感を示し、「五輪開幕の2週間前になってルールを変えるなんて、おかしいにもほどがある。ひっくり返らないかもしれないが、強く抗議をしていきたい」とコメントし、「世界一を決める真剣勝負をするのに、どこにも相談なく(ルール変更を)決めたことにも納得できない」と強調したそうです・・・・。
日本代表の主将を務めるヤクルトスワローズの宮本慎也内野手は同日、東京ドームでの巨人戦前に報道陣に印象を聞かれ、「こんな時期に、とは思うけど、ルールと決まれば仕方がない」とコメントし、その上で「それで何かを用意する必要はないと思う。9回で勝って終わるようにしたい」と冷静に受け止めたそうです・・・。
IBAFのシラー会長は、公式ホームページで「野球がテレビ放映などにも適していることを証明したい」とタイブレーク導入の理由を説明し、2012年ロンドン五輪で実施競技から外れる野球を、その次の2016年五輪以降に復活させることをにらんだルール変更とみられるようです・・・。
タイブレイク制度に関しては、「ソフトボール競技」で、延長突入時に、試合時間の短縮及び早期決着を図るために、攻撃側優位のカウントから試合を進めるルールがすでに適用されているのですが、同じグラウンドを使う球技とはいえ、「使用する用具」も「施設の基準」や「ルール」も全く異なる野球に、考えもしない「掟破りの冒涜ルール」を適用しようとする、国際野球連盟の愚かさに、怒りがこみ上げて来ます。( ̄△ ̄;)ムッ! ( ̄ ̄;) ムカッ! (▼ヘ▼#) ムカァ!! (▼皿▼#) カチーン!!
今回の「ルール改正」の裏には、オリンピックにおけるテレビの放映権問題や協賛スポンサー獲得絡みの案件も関わっているのではないか?と見られております・・・。次のロンドン大会では実施されない野球競技で、2016年以降、それを復活させるのなら、試合ルールの変更もいとわないとする協会側の「苦渋の決断」だったかもしれません。
野球は、アメリカ・カナダ及び中南米、カリブ海諸国と、東アジアの日本・韓国・台湾・中国等、世界的には「限られた地域」のスポーツに見られがちで、国際的な大人気のサッカーと比べると、シェアは小さいです。しかし、野球に限らず競技人口の少ない種目でも、その競技を愛し、地道に「普及」を目指す人々が少なからずいるのは事実で、最近の「商業主義優先」&「政治権力介入」のオリンピックには、正直嫌気が差してきます・・・。
自分は、オリンピックは見ますが、同時期開催の「高校野球」を優先的に見ると思います。今回の国際野球連盟に対しての「個人的抗議」の意味合いを込めて・・・・。