メジャー挑戦の先駆者・野茂が現役引退(スポーツニッポン) - goo ニュース
数年前から、「引退」の2文字が飛び交っていたことは、避けられなかったのですが、40代を目前として、自ら「進退」を決めたようです。残念ですが、仕方の無いことです。・・・・。(/へ\*)))ウゥ、ヒック
ニュース記事によると、アメリカ・メジャーリーグ挑戦へのパイオニアとして一時代を築き、日米通算で201勝を挙げた野茂英雄投手(39)が現役を引退することが17日、明らかとなりました。
野茂選手は大リーグ・アメリカンリーグ中部地区の「カンザスシティ・ロイヤルズ」の一員として今年4月に3年ぶりのメジャー昇格を果たしましたが、結果を残せず、4月22日に戦力外通告を受けました。その後も獲得に乗り出す他球団がない状況に加え、一昨年(2006年)6月に手術を受けた右ひじの状態も万全ではないことから、現役生活にピリオドを打つことを決意したそうです。
1989年(平成元年)にドラフト1位で社会人野球・新日鉄堺から近鉄(当時)に入団し、1995年(平成7年)にアメリカ・メジャーリーグの名門、ロサンゼルス・ドジャースに移籍し、今や隆盛を誇る日本人メジャーリーガーのパイオニアとして栄光の歴史を築いてきました。
その後、1995年のオールスター出場での先発投手、その年のナショナルリーグ新人王、ドジャースとレッドソックスでの「ノーヒットノーラン」は、メジャー史上4人目の快挙で、「トルネード投法」と共に、日米両国で「社会現象」までになりました・・・・。
野茂選手の活躍が日本人選手の評価を大いに高める事となり、長谷川和利元投手(オリックス→エンゼルス・マリナーズ)やイチロー選手(オリックス→マリナーズ)、松井秀喜選手(ジャイアンツ→ヤンキース)、松坂大輔投手(ライオンズ→レッドソックス)等、日本球界を代表する選手が渡米しました。その後続いた数多くの選手は、すべて野茂選手の“恩恵”を受けているといっても過言ではないでしょう・・・・。
野茂選手の野球人生は、「太く、そして長かった」という印象があります。
野茂選手は記者の「納得しての引退か?」の問いに
「そんなことは全然ない。引退する時に悔いのない人生だったという人もいるが、僕の場合は悔いが残る」と話したそうです。野茂選手らしいコメントです。
豪快なトルネードフォームに切れ味抜群のフォーク、寡黙で一本気な人柄…。
日本人のメジャーリーガーが隆盛を迎えた陰で、そのパイオニアがメジャーリーグの舞台から静かに去ることになりました。野茂選手とは同世代(同年代)ですので、正直残念ですが、彼は大阪・堺に社会人野球クラブ「NOMOベースボールクラブ」を持っておりますので、今後は新たな道で、第2の「野球人生」を歩んでほしいと思います。
本当に長い間、ありがとう。そして御疲れ様でした・・・。