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隣に君がいないのに

僕が詩を書いていた頃
君はとなりで笑っていた

僕が詩を書けなくなった頃
君はとなりからいなくなってた

君が生きるための全部を
段ボールに詰め込んで
出て行ったあの日

同じように僕の何かも持ってかれたんだろう。

君が今までの自分の全部を持っていったあの日
どうして僕の中の君も
一緒に持っていってはくれなかったのだろう。

これは僕のものだとでも言うのだろうか

君だらけのこれが
君の隣に居れなくなった僕のものだというのだろうか。

君の中の僕は、もう昔の僕とは違う僕なのに
僕の中の君は、まだずっと昔のままの君なのだ。


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