ジャグリング

人生はジャグリングみたいだなって。

最初は玉を一つ。右手で投げて左手でとるだけ。
そのうち2つ。そしたら3つ。

一つでうまく行ったら2つになって、
2つともうまくできないと、
自分はダメなやつになって、
自分の全部が、機能不全。

友達ができるかどうかだけでよかった子どもの時間。

勉強もできなきゃだめになって、
スポーツもできなきゃだめになって。

3つ全部ジャグリングできちゃうやつが格好良くて。

いつの間にか4つ、恋愛もちゃんとできなきゃだめで。

難問といてる間に、仕事というボールや生活の自立みたいなボールが3つ分くらい急に足される。

7つも8つも出来るようになったのに

手で出来ることの限界までやっても今度は足にまでボール増えて。

介護の話、健康の話、子どもの話も増えていく。

10にも増えた玉のうち、一つの円が破綻しても右手の円だけはなんとかシステム崩壊しないように頑張って笑う。

そんな器用なことまで出来るようになったのに、破綻した円のほうが自分を責め立てる。


すべてがうまく回らないと、ワタシノ幸せサイクルは壊れてるように思えてしまう。

全部が回ったあの頃の一瞬だけの全能感に

100%で自分を褒めれるあの時を感じたくてまた今日ももがく。

玉を減らしてみたり。また増やしてみたりしながら。

不思議な関係

ほんとうは、
人と人との話だから。

あの人とこの人は夫婦だとか、付き合ってるだとか。
ライバルというのも、師匠と弟子だとて
親子でも兄弟でも

どんな形式の名前を当てはめとて

ほんとは全部不思議な関係。

孫悟空とピッコロもライバルというけど
他のライバルとはまったく違う
あの人とこの人の関係。

どこにいようとどんな形式になろうと
私とあなたの関係は、

私とあなた以外の誰かに
説明なんてつかないし、ほんとうは
何かの形に収めれるようなものなんて
この世のどこにもないの

この世の価値の話

この世には守る価値があるかどうか

そんな話には興味もなければ
意味もないのだ。

本当に大切なことは

この世に守るに値する価値があるかどうかではない。

この世は守るに値すると
思わせてくれる人がいるかどうか

それだけが全てだ。

人はパンを食べる
米を食べる、肉をくらう。

でも一番摂取してないといけないものは
人の心なのだろう。