Mizpoco in シンセン

中国人と結婚し深センに住むことになりました。

妊婦さん事情

2007-08-02 22:03:48 | 深セン生活
8月2日(木)

職場には日本人・中国人スタッフ合わせて80名強います(日本人は1割)。そして現在、妊婦さんの同僚は4名います。

深センに来て妊婦さんを見かけるたびに驚くのは、日本の妊婦さんに比べてすごくすごくお腹が大きいこと。いや、お腹だけではなく、顔も人相が変わってしまうくらい大きくなります

日本では最近、産科のお医者様に「出産までの体重増加は10㎏以内に抑えるように
」とアドバイスされると聞いたことがあります(私の母は7,8㎏でも良いのではないかと言っていましたが)。そういう最近の産科の常識もあってか、日本での私の前の職場で見かけた妊婦の女性は、だいたい皆さん着られる限りは妊娠前と変わらない服装をしており、妊婦服らしい妊婦服はほとんど見なかったし、(お腹はともかく)人相が変わるほど太る方はまずいなかった気がします。

そのようなわけで、深センの妊婦さんを見るたびに、きっと昔の日本のように両親や周囲の親戚達に「妊娠したら二人分食べなさい。もっともっと食べなさい」って言われるのだろうな、と思っていたのです。

ところが最近、一緒に昼食を食べている妊婦の同僚が言った言葉を聞いて、「おぉ、そういうことなのか」と驚くことがありました。

彼女が言うのには、「検診に行ったらお医者さんにまだまだお腹が小さいと言われたからもっと食べなくちゃいけない」のだそうです。

となると、中国では、お腹の赤ちゃんの成長具合に合わせて妊婦の体重増加を管理するわけではなく、「妊娠したらお腹は大きければ大きい方が良い」というお医者さんのアドバイスがあるのだろうか・・・。質問したいところでしたがやめておきました

もう一つ、私の職場の妊婦さん達は揃ってコンタクトレンズは付けていません。これも職場の同僚の話を聞く限りでは「妊婦さんにコンタクトは良くない」というこちらの“常識”があるようです。

ちなみに、先週の火曜日か水曜日から産休に入った同僚の女性がいるのですが、その2,3日後の金曜日の夜に、「○○さんが無事出産しました!!」という発表がありました。中国ではだいたいの企業において、産休の期間は産前産後を合わせて4ヶ月~半年くらいのようで、自分の好きな時期に産休に入れます。となると、出産後に取る産休の割合を多くして、赤ちゃんと一緒にいてあげられる時間を少しでも長くするために、出産前はぎりぎりまで出社する女性が多いのだそうです