Mizpoco in シンセン

中国人と結婚し深センに住むことになりました。

就労ビザ、頂きました

2007-09-11 22:00:33 | 深セン生活
9月11日(火)

昨年の今日、深センに生活をするためにやってきました

気が付けば1年。何度か1ヶ月~1ヵ月半の長期の帰国もしていますが、それでも中国生活を始めて1年が過ぎたのかと思うと、「よく頑張った」「よく逃げ出さなかった」と自分を誉めてあげたくなります。いや、逃げ出す勇気があった方が良かったのかも、と思わないわけでもない・・・

1年経って「意外」に思うのは、正直な話、全くこちらに慣れていないこともちろん買い物に行ったり、地下鉄に乗ったり、自分で写真の注文をしたり、電話応対したり・・・生活面での不自由さが減ったという意味では「慣れた」といえるのかもしれませんが、気持ちの面では、時間が経てば経つほど、「ここでの長期の生活は過酷過ぎる」と感じてしまうのが事実です(衛生面とか、今後子育てのこととか・・・)。

それはさておき、今回の就職先は、私の出社1日目に早速ビザの準備を開始してくれました。おかげで先週、「就労ビザ」を手にすることができたのです。と、いっても、今までの「親族訪問ビザ」との違いなど、その特徴はよくわからないのですが、矢平さんによると、就労ビザがあると「航空券がちょっと割安になる」そうです。

とにかく、今の職場で勤務している限り、当分は会社が私の中国滞在を保証してくれるということなのでしょう。去年自分で申請・取得した親族訪問ビザは、あと1年有効期限が残っていましたが、就労ビザを貼り付けてもらって返却されたパスポートを確認してみたら、親族訪問ビザには「Cancelled」とスタンプを押されていました。

就労ビザももらって、一安心なんて思っていたら、今週、職場の同僚女性M田さんと話をしていて、私は全く中国で生活をする準備が整っていないことに気づきました。

とりあえず、
1.在中国日本大使館(広州領事館)に外国在留届けを出していない
  (万が一何かあった場合に日本政府が私の消息を管理できない)
2.A型・B型肝炎の予防接種をしていない

M田さんは、「とにかく日本大使館に届けを出して、せめてB型肝炎の予防接種だけでもしてください」と強く薦めてくれました。

M田さんは、以前の中国での就職先が東京で面接などをしてから決まった会社だそうで、中国入りする前に日本できちんと説明を受けてきているのだそうです。それに比べ、私はまさに「トランク一つ(+登山リュック)」でこの身一つでやってきてしまったので、やるべきことを把握できていないのです(まだまだあるはずだ・・・)。

恐れていた通りの事態になりました・・・。不安です・・・

日本を感じる生活ー2

2007-09-10 21:18:36 | 深セン生活
土曜日、学生時代の友人、Morimoriが送ってくれた宇治煎茶と玉露が届きました

矢平さんは日曜日の夕方、約2週間の予定で上海に出張したのですが、出発前の午後、矢平さんと早速、お茶をいただくことにしました。

ところで最近、矢平さんに日本の文化や日本語に少しずつ馴染んでもらおうと思い、朝、さりげなく日本語で「おはよう」と言ってみたりしているのですが、今回も「これは日本のお茶を知ってもらう良い機会だ」と、うんちくをたれてみました

「日本茶は100度ではなく90度のお湯で入れます」とか、
「宇治は京都のお茶の産地の名前で、玉露はお茶の高級ブランドで・・・」なんて前置きを語り、やっとお茶の時間に。

かと思いきや、今度はお茶の袋を開けて矢平さんにお茶の香りを堪能してもらいました(まだ「日本のお茶講座」中)。

すると「う~ん、とてもよい香りだ」と感想を語り、更に「下午茶(=Afternoon Tea)って良いね~。毎週末「下午茶」をしよう」と言いつつお茶菓子を探し、矢平さんももう一杯。矢平さんは普段あまりお茶を飲まないのですが、のんびりお茶を飲むことが新鮮だったようで、久しぶりに自宅で楽しいティータイムでした

中国にはたくさんの種類のお茶がありますが、やっぱり私にとっては飲みなれた日本のお茶に一番の癒し効果を感じるとともに、望郷の念にかられました

日本を感じる生活ー1

2007-09-10 20:58:42 | 深セン生活
深センに本格的に引っ越してきてからもう少しで1年。

矢平さんに「申入れ行動」を何度か行ってきた結果、8日(土)ついに、自宅でNHKが見られるようになりました!!土曜日から日曜日の夜までに見られるようになる、と矢平さんは言い残し外出したので(はっきりしていないらしい)、土曜の夜、私は「まだ早いかな?」と思いながら72ch(=NHK)を恐る恐る押してみました。すると・・・日本語でニュースが流れているのですついに、ついに自宅のテレビで母国語でニュースが見られるようになったのです

実は先日、職場の上司に「家ではNHKが見られるの?」と聞かれ、「いいえ、NHKは今検討中なのですが・・・働き始める前なんて、私はNHKもない、日本人の友達もいない、中国語一色の生活で・・・」と言うと、「どうりで日本語、ちょっと変だよね」と速攻返ってきたのです。

えぇ、やっぱり?!

「私もうすうす気づいていたんですが・・・」と言うと「冗談冗談」なんて否定してくれましたけど~・・・いやいや、私は自分で日本語が怪しくなってやしないかと心配し始めている今日この頃・・・

それはさておき、この日、帰宅してから矢平さんに報告すると、ついにNHKに加入することを承諾、早速手続きしてくれました(理由はそれだけではなく、外国人妻(=Mizpoco)の要求をしだいに理解してくれてきているからでもあります、なんてたまには誉めてみたりして)。

「NHKを入れても自分は見てもわかんないから~(いらないんじゃないの?)」とか、「NHKに入ってもほとんど見る時間ないじゃん(だって矢平さんがリモコン権を握っているからじゃん・・・By Mizpoco)」等々、理不尽と思われる理由で渋られていたNHK加入ですが、念願かなって感激です。「ついにおらが村にテレビがやってきた」みたいな気持ちで、前のめりなってテレビを見つめてしまいました

「シャツの襟(続)」

2007-09-10 20:31:55 | 深セン生活
9月9日(日)

深センでは今夏物のファイナルセールを行っているお店が多いので、矢平さんの服を買おうかなと思い、土曜日に私は一人で買い物に行きました。

洋服を手にとって見ていると、店員の女性が話しかけてきて、いつものように・・・

店員「どちらの出身ですか」*
Mizpoco「中国じゃないんです」
店員「え?!韓国の方ですか?」**
Mizpodo「いいえ」
店員「それじゃ、どちらですか?」
Mizpoco「日本人です」
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* 深センは国内各地からの「移民の都市」なので、出身の国内外を問わずこれが挨拶文句なのです
** 日本人女性はまだ少ないようで、決まって「韓国人か」と聞かれます
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なんて一通り話をし終わると、その店員さんは「今来ている洋服は日本から持ってきたんですか。日本の洋服はデザインがいいですね~」と言いました。その時私はボタンダウンの薄手の白いシャツを着ていたのですが、職場の同僚達も、外国人の私が着ている洋服には感心があるようで、日本から持ってきた洋服を見て時折「質がいい」「デザインが中国とは違う」と言ってくれたりするので、「やっぱり違いがわかるのね」なんて気を良くしていたら、その店員さん、ふっと私の後ろに回って、私の襟を直したのです。

あぁ!!しまった!!また襟を立ててしまったぁぁぁぁぁ~~~!!!

前回襟を直されたときに、あれほど今後は襟は立てないって決意し、ブログにまで書いたのに・・・

しかし家に帰ってからまた「シャツの襟」について考えたのですが、考えれば考えるほど、私は襟を立て続けるべきなのではないかという思いが強まってきたのです。クセというか「慣れ」の問題なのでしょうが、だって襟を立てないと自分がなんだか恥ずかしい気がしちゃうんだもん

というわけで、前回の決断はどこへやら・・・次からは「私はこうやって着るのが好きなんです。こういう「ふぁっしょん」なので」と言って、自分の好きな着方を通すことにしました。一件落着