Mizpoco in シンセン

中国人と結婚し深センに住むことになりました。

出張とダイエット

2007-11-11 20:46:01 | 深セン生活
11月11日(日)

今日の午後、矢平さんがまた上海出張で出発しました

以前も書いたかもしれませんが「また出張」というのは本当にうんざりするくらい出張に行っているからで、矢平さんは旧正月(2/7)までの半年間、上海で業務をすることが決まっています。つまり半年間『上海単身赴任』なわけで、上海での「棲みか」も会社の借り上げマンションらしいです。週末戻ってきたり、戻って来なかったり・・・今回は10日後に戻ると言い残し、上海に発ちました

私に限らないと思うのですが、一人自宅で夕食を食べるにも、一人分の料理を作るのも厄介だ・・・と、とっても簡単な食事で済ませることが多いものです。時には「お腹が空いていないのに、なんで時間をかけて夕食の支度をする必要があるのだ」と思い、フルーツで済ませることもあります。

去年、シンセンに来たばかりの頃は、仕事もなく、外出といっても近所に買い物に行くくらいでお腹も空かず、こんな私でさえも食事に興味を失い、朝、昼(たまに晩)の食事はトースト一枚にドリンクといった、あまりに質素なものでした。そんな生活で、自分ではダイエットを意識していなかったのに、久しぶりに会う人会う人に「痩せたね」と言われるようになってしまったのに、今ではすっかりプヨプヨです。仕事を始めてからきちんと昼食(しかも中華中心)を摂るようになったためのようです。

そんなわけで・・・矢平さんが不在となることが多い今こそ、去年のようにローカロリーな食事で自然なダイエットをするチャンスなのです

ところが、矢平さんの上海任務が始まってから随分たつというのに、一向に痩せない・・・それどころか、太っている気がする・・・

今回も矢平さんに「私は次に会う時までには痩せてしまっているかもしれない」と言うと、「痩せないよ。あっちこっちのホテルのビュッフェで食べ歩いてるんだから」と言われてしまいました

そうなのです、最近の私は一緒に食べ歩く日本人の友人にも恵まれ、シンセン市内の情報にもすっかり詳しくなり、毎週のように異なるホテルのビュッフェに挑戦しているのです

何もビュッフェでなくても、と思うのですが、①ホテルは清潔なことが確かである(と信じている)、②食事の内容もここ中華に加えて、いわゆる「西洋料理」の味にも出会える(巷で西洋料理屋と銘打っているレストランが、必ずしも私達の慣れ親しんだ西洋料理の味とは限らない・・・)、更には③ホテルのケーキはおいしい。市内の普通のお店で売っているケーキは、どんなに良さそうなお店のケーキでも、「濃厚な生クリーム」に出会えない(植物性生クリームが中心と思われる)・・・

というわけで、もはや「自然なダイエット」を計画している限りは痩せられないのです計画変更で、強制食事制限を考えたいと思います

無呼吸記録会

2007-11-08 23:20:31 | 深セン生活
11月8日(木)

私がシンセンに来たばかりの頃、矢平さんが突然「時計を見ていてくれ」と言い、息を止めて時間を計りだしました。

結果、矢平さんは(確か)2分半近く止めていました一方、その後計った私の記録は20秒程度だったと思います。この時私は初めて、矢平さんが常に平均して2分以上は息を止められるという才能を備えていることを知りました。

先日、暇だった時、矢平さんが久しぶりに「息を止める」と言いました。計ってみると、今回もやはり2分15秒ほど止めていました。次に私にもするように言うので、「どうせ負けちゃうし~」と言いつつ計ってみました。目を瞑り静かに時が経つのを待ち、「うぅぅ、ダメだ~」というところで目を開けてみると、なんと、1分も止めていました。これは私の最高記録です

そこで考えてみました、「なぜこんなに記録が延びたのか」。・・・実は思い当たるフシがあります。シンセンは下水道やら何やら、とにかくよく原因が見えなくても悪臭が漂う所が多く、頻繁に息を止めることがあるのです。「そんな毎日の中で鍛えられて前よりも長い時間息を止められるようになったのか?」・・・そこで矢平さんにそのように話してみると、「そんなはずないじゃん!」という返事が返ってくるかと思いきや、「それはある」とすんなり納得した様子。

なぜそんな簡単に納得するのか・・・聞いてみれば、矢平さんも大学時代によく通った道に悪臭の強い所があり、毎回息を止めて通っているうちに長時間息が止められるようになったのだそうです

人間の機能、何事も鍛えれば進化するようです…

日本人の友人 in SZ

2007-11-08 22:56:20 | 深セン生活
11月8日(木)

今の仕事を見つける直前に、人材紹介会社の紹介で2社ほど面接をしたのですが、そのうちの一社の面接に同席していた若い女性に、ナンパされました

面接が終わり会議室を出ると、さささーっと私の後ろからやってきて、「私もボーイフレンドが中国人なんです。良かったら今度一緒にお食事とかしませんか?」
と聞かれた・・・そういうナンパです。その時まで私には、シンセンに一人も日本人の友人がいなくて、私にとっても日本人の友人探しは切実な問題だったので、電話番号を交換をしたわけです。

こうしてその女性、KAWAさんが私にとっての「シンセン日本人友人第一号」になりました

KAWAさんは大学での専攻が中国語で、私とは比べてはいけないくらい中国語が上手。それにシンセンに来てから3~4年になるせいか、穏やかな性格のせいか、私みたいに小さなことでいちいち発狂することもなく、「中国ってそんなもんなんですよ~」とサラリと流してしまう肝が据わった見習うべき女性なのです。KAWAさんの職場にいる日本人女性は私の職場(合計2名)よりは多いのですが、ボーイフレンドあるいは夫が中国人という同じような境遇にいる女性とはなかなか出会わないとのこと。そこでとっさに私に声をかけてくれたのだそうです。ありがと

・・・それから4ヶ月ほど経ちますが、昨日、4人目の日本人女性と知り合いになりました(うち、一人は職場の同僚M田さん)。M田さん以外は全てKAWAさんが引き合わせてくれた方々です。

こうして、異郷の地「シンセン」で、やっと私の「心の叫び」をわかってくれる人に出会え、私の周りに小さな小さな、でも、とても貴重な日本人ワールドができたことで、自分の生活がやっと正常に戻ってきた気がします。

おかげで、矢平さんが言ってもいないのに、「マージャンに行ってもいいよ~」ってこちらから言えちゃう、そんな余裕さえ出てきてしまった今日この頃…

めでたい!!

2007-11-08 01:14:22 | 深セン生活
11月6日(火)

何が「めでたい」って・・・私のたった一人の妹が今日入籍しました

先日は結納をした時の写真が送られてきた時なんぞは、妹が赤ちゃんの時から成長する過程の映像が、富士フィルムのCMのようにフラッシュバックして、一人静かにジ~ンっとしてしまいました・・・。

思えば、自分が赤ちゃんの時の記憶はないけれど、妹の記憶といえば、母が「いざ出産」っと出発した朝のことも覚えているわけです。小学6年の私が、両親を伴わずに小学1年の妹と親戚家族とディズニーランドに行った時、花火を見る観衆の中で私が妹を肩車して花火を見せてあげたそんな美しい思い出とか(先日、妹に「覚えているか」と聞いたら覚えていませんでした・・・)、「しいたけ嫌い」だった妹が、自分の嫌いな野球選手を称して「しいたけ」と呼んでいたこととか(今はしいたけも食べられるようになりました)、あの時この時の思い出が心に甦るものなんですね~。

自分では、妹の結婚話なんて聞いたら、「妹は嫁にはやれねー」ってどこかで思ったりするのかとも思っていたけど、私も彼女のお相手(=今日から義理の弟か)とも以前からすっかり顔見知りだったこともあり、「へ~、ついに結婚ですか~」なんて、とっても自然な流れの中で妹の結婚を受け止めていました。意外や意外。

まだ挙式が2月に控えていますが、こうやって結納、入籍・・・と彼女の人生の中でとても大事なイベントが、一つずつ一つずつ行われていく中、私は海外に住んでいるがために、文字通り「遠くから見守る」ことしかできないというのは、覚悟していたとはいえ実に寂しいものです。。。

それはさておき・・・

人生のパートナーを得た妹が、これからも健やかで幸せな毎日を送って欲しいと、シンプルに願う今、子供の幸せを願う「親心」ってこんな感じなのかな、って思ったりします。

妹よ、入籍おめでとう。幸せになってください